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2007年01月29日
最近医療体制の崩壊について,ぽつぽつと新聞にも出てくるようになりました。医者たたきの好きな毎日新聞ですら出てるので,相当に深刻な状況になりつつあるのかも知れません。 ただ単に毎日新聞の記者が病院でひどい目にあったのがきっかけかも知れませんが。 世間でチラチラとあがり始めたのは,原因不明でしかも意外と高率(1/200)に起こってしまう小児麻痺で取り扱った産婦人科医が訴えられ,億単位の賠償判決が出ることから,産婦人科で訴訟リスクが高くなり手が減っている,というあたりに始まり,最近では民事訴訟だけでなく警察がやってきて逮捕&刑事裁判にかけられるという事態になっています。 その警察が出張ってきたので有名な大野病院での事故についての公判が始まりました。 事件のあらましは「(周産期)医療の崩壊をくい止める会を一通り見るのが確実かと思います。
以前は周産期が()なしだったのですが,いつの間にか周産期に()がつきました。医療の崩壊が周産期医療に収まらないという証左でしょうか・・・
今なら報道の一覧が上がっているので,そこら辺をたどると大体分かると思います。 事件や裁判内容についてのブログだとこの辺りがお勧めです。コメント欄も含め,読み応えがありました。 ある産婦人科医のひとりごと トラックバックをたどっていっても,大体の感じが掴めてくるかもしれません。 この裁判の行方次第で,このあとの医療の道筋がついてしまうというとらえ方をしている医者が多いことに,改めて驚きます。 日本の裁判,特に刑事裁判は,映画「それでも僕はやってない」をフィクションと笑うこともできず,最近の富山の強姦冤罪事件,少し前では御殿場事件,と実に信頼できません。裁判官が日本を滅ぼすなんて本もあるくらいです。 これで有罪が出るようならば,のんびりとしてもいられない状況となりかねません。自分がかかれる病院調べておかないと,近所の病院なんていつ無くなるか分かったもんじゃありません。 最後の忠臣の足をよってたかって引っ張って,排除して喜んでいるうちに,当然のように滅亡に加速していくのが亡国のお約束です。 JBMなんて言葉が作られるくらいです。 裁判所に日本の医療を壊されないか本気で心配です。。。
裁判官が間違えるというのは,人間である以上仕方のないことと思います。 なにが不満って,裁判官が自分で判断していないところ。 最近巷で話題になるように,刑事裁判での有罪率は99.86%。 こんなの裁判官が判断せずに,検事がそう言うんだからそうなんだろう,で判決してるとしか思えません。 そうでなかったとしても,あるのは判例主義に相場主義。個々の事情や当時と今の差なんて関係なしです。 裁判官が少なくて手が回らない,というのはそうなのかも知れません。 では,なぜ同じように手が回らなくて起きた事件・事故に有罪を下せるのでしょう。 GDP比でみると医療費は最低レベル(8%),ついでに公教育費も最低レベル(初中等教育2.7%,高等教育0.4%)。 こんなでも世界最高レベルの医療と教育を実現してるんです。 司法は0.2%でこれまた最低レベルだと思いますが,日本の裁判所や刑務所が世界最高レベルだと思ってる人はいるんでしょうか。 ・・・あ,刑務所は最高レベルか。。。 別に裁判官が気楽な稼業とはまったく思いませんが,あまりに偏っているように思える現状には,大いに不満です。
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