2006年12月14日
Winny裁判
Winny開発者に有罪判決です。 有罪とはいえ罰金150万円と実に軽い刑という印象です。 いろいろと異論もあるところですが,有罪となるのは仕方のないところと思っていましたが,刑は思いのほか軽かったです。 執行猶予がついた懲役刑と罰金刑のどっちが重いんだかは悩みどころですが,全面的に争った以上,執行猶予がつくことはなかったでしょうから,罰金刑は軽い方だと思います。 そもそも逮捕することの方が問題というのは私も同感で,いったん世に出てしまったものを今さらどうこうすることはできないし,そんなことをするよりも法律その他の方を変えていく方がよっぽど重要で,こういったところで政治の動きが遅いのが諸悪の根元です。 だから利権団体はどんどんと警察を利用することになるし,警察も取り締まらざるを得なくなるし,味を占めた利権団体はさらに・・・と悪循環が起こるんじゃないかと思う。当然最後は市場の縮小です。 どうやらWinny開発者は控訴するようですし,なんだかんだと最高裁までいって,開発者はどの辺までなにを考慮して,どうすれば幇助に当たらないとかの基準が出て終わるのでしょうか。 そしてそこにかけた時間の分だけ,世界から日本のIT技術が遅れていくわけです。
posted by cudos |09:01 | その他 | コメント(2) | トラックバック(0)