2006年09月25日
区別がつかん
古ーい話みたいですが,最近見つけてひっそりほほえんだニュースです。 上野動物園で朝青龍vs時天空「場外戦」 酒の席でプレーリードッグとマーモットは同じ動物かどうか盛り上がってしまい,思わず動物園まで二人で行ってしまったという話です。 関取が二人で並んで動物園に来る姿と,プレーリードッグが二匹で抱き合っている様子が重なるようで,思わずにやけました。 確かにプレーリードッグとマーモットはよく似てます。 プレーリードッグ(全5種)は北米の文字通りプレーリーが分布域で,マーモット(全14種?)はユーラシア大陸に広く分布しています。 分類学的には,プレーリードッグはプレーリードッグ属(Cynomys),マーモットはマーモット属(Marmota)なので,実はヒョウ属(Panthera)まで同じトラとライオンよりも違うことになります。 Marmotini族(亜科の下)までは一緒なので,似てる具合ではいい勝負か。。 イタチとテンくらい,だとピッタリなきもしますが,これもまたよく似てる・・・ ということでこれがウワサの2種の写真。 さて,どちらがどちらでしょう?
アーカイブが無くなってしまうととさみしいので,以下全文引用。 上野動物園で朝青龍vs時天空「場外戦」 大相撲の横綱朝青龍(24=高砂)と十両西2枚目時天空(25=時津風)が15日、秋晴れの上野動物園で「真剣勝負」をした。それぞれけいこを終えた昼すぎ、軽装の2人は先を急ぐように動物園に駆け込み、正門横の動物相談室へ直行した。 事の発端は前夜だった。同じモンゴルの柔道場出身の2人が、飲みながら激論を交わした。「プレーリードッグとマーモットは同じ種類か違うか」。相撲以上に熱くなった。同種を主張する時天空と「違う!」と譲らない朝青龍。インターネットで調べ、モンゴルに国際電話までかけたが、分からない。深夜まで約4時間、引くに引けない2人は「それなら明日、昼に上野動物園集合だ」と約束し、勝負は水入りとなった。 驚いたのは動物相談室の担当者。いきなりちょんまげ姿の大男が2人、肩をいからせて入ってきた。事態をのみ込んだ担当者は、協議もなく、あっさりと朝青龍に軍配を上げた。「同じリス科ですが、違う種類です。たとえて言うなら同じネコ科でもトラとライオンぐらい違います」。 会心の勝利に、朝青龍は「オレの心は空のよう。晴れ晴れとした」と大満足。園内ですれ違う子供に「握手してあげるよ」と、超ご機嫌だった。一方、敗れた時天空は、苦笑いで何度も首をかしげた。「史上初」の動物園での大一番は、横綱の圧勝に終わった。 [2004/10/16/08:34 紙面から]
posted by cudos |10:16 | コメント(2) | トラックバック(1)
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この記事に対するコメント一覧
Re:区別がつかん
どっちがどっちなのでしょうか?
posted by カイン| 2006-09-25 20:00
Re:区別がつかん
上がマーモット,下がプレーリードッグ。
二人の力士の出身地モンゴルには,上のマーモットの一種のモンゴルマーモットが山ほどいます。
この種のネズミというかリスというかは,貴重な食料,ついでにペストを媒介する厄介者。
なので日本では基本的に輸入は禁止。かわいいんですけどねえ。。
posted by エオル| 2006-10-02 09:03