2007年08月16日

食品の安全

石屋製菓がやらかしたようで。
賞味期限の付け替え,アイスから大腸菌群&バームクーヘンから黄色ブドウ球菌の検出を公表せず,だそうです。

正直,この手の話はマスゴミが煽り立てるほど大事件ではないのがたいていですが,大腸菌群が検体の70%から検出,黄色ブドウ球菌の検出というのは,ちょっといただけません。

大腸菌群は別段健康に害のある菌ではありません。そこらへんにいくらでもいる菌です。が,だからこそ大腸菌群が検出されるかどうかは,衛生的に管理されているかの指標になり得ます。
最大で検体の70%から検出というのは,ちょっと言い訳のできない数字です。

黄色ブドウ球菌にいたっては,健康な人でも感染すればなにかしらが起こりかねない菌です。通常なら人の皮膚や鼻孔にいる菌ですが,特に今年の春は札幌でも鼻風邪が流行っていましたが,あの鼻水の中には大量にいたことでしょう。それが製造ラインにも紛れたのでしょうか。でも風邪の流行していた時期からは,だいぶ違いますねえ。

これらをもって,石屋製菓が不衛生な環境であったとは言えませんが,いろいろなところでゆるみがあったのでしょうし,これに,今年の夏の暑さが加わり,今回の騒動に繋がったと言える気はします。

なんにしても,真面目にやれ!以外に言うことはないのですが,さてさてどうなることか。。
賞味期限の張り替えのほうが注目されているみたいですが,実際に危ないのはこっちだと思うんだがなあ・・・

posted by cudos |11:39 | その他 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:食品の安全

やっちゃいましたね
NIKKEINETにありましたが1996年以降から賞味期限の改ざんやっているようですな
10年以上やっているとはかなり悪質です、このままだと雪印やミートホープと同じ解散まで行くかもしれませんね

忙しく三国志に参加出来なくなってしまった。。。

posted by 各務| 2007-08-16 21:20

Re:食品の安全

「改ざん」と言うのは語弊があるような気も。新聞・テレビだとインパクトがあって使いやすいからか,使ってるようですが。

梱包を新しくしたことで賞味期限にマージンができ,そのマージンを時期によって使い分けたことが非難されているようです。
賞味期限が時期によって何種類かあった,ということで別に文字通りの改ざんをしていたわけではありません。

もちろん一つの商品に賞味期限が何種類もあって良いのか,何種類もあるようなものがしっかりとした根拠を持って決められたものだったのか,については怪しいところですが,法律上は問題はありませんし,実際白い恋人が原因で食中毒は起きていません。
大腸菌群や黄色ブドウ球菌がほいほい出てくる体制では,賞味期限の設定が根拠を持ってなされていたとも思えませんけどね。
会社を解散・倒産させることもないとは思いますが,ほんとに一回顔を洗って出直してきてもらいたいもんです。

しかし,トラブルが起こればほぼ確実に倒産への道を歩む,というのは食品を扱う上で正しい道なんですかねえ。

posted by cudos| 2007-08-17 10:05

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