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2005年11月08日

スタンダード

先取点を取った途端、これからどうすればいいのかオロオロするプレイヤー。
気合いの入れ方に失敗してコールも空回りのゴール裏。
葬式のような試合終了後のロッカールームと
それすら拍手で送り出したサポーター。

昨日の試合を総括しようと思ったら、コンサドーレスタンダードに行き着いた。

ガチガチに守りを固める水戸を、何とかこじ開けてもぎ取った1点。
これで少しは攻めやすくなるとみんな思ったろう。
しかし、0-1でも自陣で網を張る水戸には、逆に意地すら感じた。
コンサに襲いかかる疲労感は気持ちを焦らせ、選手はパニックに陥る。

勝っているのにパニック状態のコンサ。
1点ビハインドでも頑なにチーム戦術を守り通そうとする水戸。

選手交代後、それはしっかり形を伴って現れ、
安全策のつもりか、前線目がけてロングボールを放り込むも、
まるでバレーボールのサーブのように相手に攻撃権を渡す。
そもそもカウンター狙いで網を張っている相手に放り込みなど、
自ら圧倒的数的不利の状態を作っている、いわば自殺行為。
たった一度のロングボールでチャンスを作れるFWなど
日本には代表レベルですらいない。ましてや。

そうして、迎えるべくして迎えた失点シーン。
水戸にとって、いつか来ると信じて待ったセットプレーは、
このときのための集中力で、当然のようにコンサを上回る。

試合終了後のロッカールームが葬式のようだったそうだが、
どうして怒号が飛び交わないのか。
例えばドゥンガ魂のような。それがウチに一番必要なモノ。


posted by consam05 |01:21 | コンサドーレ |