2018年05月03日
失点してから入った攻撃のスイッチ
札幌は、アウェイ鳥栖戦において2-1の逆転で、勝ち点22として順位を3位まで上げた。 前半鳥栖に押し込まれながらも、何とか無失点で終えることが出来た。 これまで札幌は、前半が良くなくても後半に何とかしてくれていた。 しかし、この日は6連敗中で4試合無得点の鳥栖の勢いがすごく、後半に入っても鳥栖の勢いは変わらず、押し込まれていて後半6分にミスパスから失点した。 失点したことで、札幌の攻撃のスイッチが入ったのか、それまで優勢に攻めていた鳥栖の勢いが、弱くなったように感じた。 ただ、それよりも札幌のリスクを負っても攻めるという姿勢が勝ったのだと思う。 そん中、札幌はジュリーニョと荒野とメンバーチェンジし、鳥栖ゴールに迫った。 そして得たCKからチャンスは訪れた。 後半34分に福森の正確なCKに進藤が頭でシュートを放つも相手DFに阻まれたが、そのこぼれ球をジュリーニョが上手くシュートを放って同点とした。 こうなると札幌の勢いは止められず、同点ゴールの4分後に再びチャンスが訪れ、兵藤のパスに抜け出したジュリーニョが相手DFを交わしてシュートを放った。 そのシュートはGKが触るもそのままゴールネットを揺らした。 ジュリーニョの見事な逆転劇だった。 逆転後は鳥栖の反撃に遭うも、ゴールをGKの具がしっかり守って2-1での逆転勝利となった。 試合全体を見ると、鳥栖の勝ちたいという気持ちに、押されながら試合をしてしまった札幌だが、劣勢の中でもリスクを負いながら、逆転して行こうという姿勢をしっかり出せた試合だった。 今回は、都倉・チャナティップ・三好と攻撃の主力3人を温存しての、逆転での勝ち点3をゲットできたことは良かった。 鳥栖の勢いが強かったと言うこともあるが、この日CB金民泰が出場停止だったことも、鳥栖の優勢な試合をさせてしまった理由のひとつではないだろうか? そんな中でも、失点は最少失点の1に抑えられたことも、この日の勝利につながった。 DF1人、攻撃陣3人を欠きながらの勝利は、札幌が今季力がついてきたという証拠だろう! 勝利はしたが、まだまだ課題はある。 1試合を通して感じたのが、鳥栖の左サイドでチャンスを作るゲームキャプテンの吉田に、好きにプレーさせてしまっていたこと。 前節のG大阪と鳥栖の試合を見たときに感じていた吉田のプレー、その選手に好きなようにプレーさせてしまったことは、今後の課題と言って良いだろう! 相手チームの攻撃の起点となる選手を、如何に仕事をさせないかが今後の課題と言って良いだろう! この日リーグ戦初出場で初先発で1トップに入った内村が、足の故障で途中交代したのが気掛かりである。 負傷交代するときに、足に包帯を巻いていたようなので、元々痛めていたところのけがだと思う。 ただ、試合終了後ゴール裏のサポーター席への挨拶の時には、足を引きずりながらもチームメンバーの後ろにいたように見えたので、大したけがでないことを願いたい! 今シーズン出場機会がなく、今季初出場だっただけに悔しいことだと思う! 怪我の状態が、どれほどかはわからないが、次ぎ出られるときまで、しっかり準備しておけばジュリーニョのようにチームに勝利をもたらすプレーが出来るはずだ! 9戦負けなしの札幌は、次のホームで5月5日のこどもの日に厚別にG大阪を迎える。 天気は心配だが、状態が上がってきたG大阪相手に、子供たちに喜んでもらえる試合をして欲しい!
posted by consa.kazu |09:12 | コメント(0) |