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2017年09月13日

磐田戦勝利の立役者

北海道新聞の「燃えろ!コンサドーレ」平川弘の通信簿の日です。

見出しは、「好調へイス巧みに『間』使う」です。

今シーズン最高のゲーム内容ではなかっただろうか・・・。
逆転で、今季初の連勝で勝ち点26にまで伸ばした。
降格圏の16位の広島とは勝ち点差6と少々距離が開いた。
次節アウェイ神戸戦を引き分けて、勝ち点1でも奪えれば最高の流れとなる。

ヘイスが3戦連発のゴールを決め、好調をキープしている。

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ヘイスは完全に磐田DFをコントロールし、前線で攻撃の起点となった。
四方田監督も試合後、「ヘイスは『間(あいだ)』で受けることがうまい」とその技術を称賛した。
相手DFのプレッシャーのかかるところで、巧妙な駆け引きでしっかりボールをキープしていた。

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DFラインの背後でボールを受けると見せかけて、下がってこの間でボールを受ける。
または、間で受けると見せかけて、DFラインの背後にランニングしてパスを受ける。

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周囲の状況を的確に判断し、DFとの駆け引きを制しているのだ。
わずかなスペースでもボールを操ることのできる足元の技術がヘイスにはあるのだ。

ジェイとも上手く絡めるヘイスの好調は心強い。
具の攻守、兵藤の運動量も試合をひっくり返せた要因であった。

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評価は「良い」のBが、具「2連続ビックセーブ」、兵藤「運動量とつなぎで貢献」、ヘイス「ほぼAです」、都倉「丁寧なパスだし」の4人でした。
「普通」のCは、横山「ゲーム感のなさ露呈」、河合「ムサエフを吹っ飛ばす」、福森「都倉への1発狙う」、早坂「適時なクロスボール」、宮澤「股間抜かれやり返す」、小野「すべてワンタッチ」、石川「位置取りにミスあり」、チャナティップ「2回の光るスルーパスあり」、ジェイ「ヘイスと好連携」で、荒野は「採点不可」でした。

吉原宏太さんが評価した両サイドの早坂と石川の評価は、思ったより高くない。
やはり元DFと元FWでは、それぞれ見ているところが違うということでしょう!

道新には、「データは語る」という記事も載っています。
こちらの見出しは「際立った石川の動き」です。

磐田戦では、ヘイスの決勝点をアシストした石川の位置取りのよさが際立っていた。

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積極的に高い位置を取ることで対面する相手を押し込むとともに、左CBの福森らの攻撃参加を促した。
石川は、意識的に前に出ることで、対面する磐田の右WBとの駆け引きに勝った。
データでは、シャドーストライカーの位置でプレーしたチャナティップやヘイスと同じくらい高い位置を取っていることは明らかだ。
一方磐田のWBはハーフウエーライン付近にとどまり、サイドの攻防で後手に回った。

石川が上がった後方を、福森・宮澤・兵藤が活用し攻撃を組み立てていたことが分る。
福森が攻め上がったり、前方にボールを奪いにいったりしたときに後方に空いたスペースを埋めていた。
データに表れない、判断力と経験に裏付けられた気の利くプレーも石川の魅力だ。

後半の補強が、磐田戦を見ているだけでも大成功だったと言えそうだ。
チャナティップのボールのキープ力と石川の動きは、今後の試合でも大きな役割を観なってくれることだと思う!

都倉とヘイスが共に、ゴールを奪って勝てるようになってくれば、この先のJ1残留には大きく近づく!
前線の高い位置からの守備で、攻撃の主導権を握ることができれば、どのような強いチームが相手でも互角に戦えるだけの力が、今の札幌にはあると思う。

2連勝で、残り試合が楽しみである。


posted by consa.kazu |10:12 | コメント(0) |