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2017年08月30日

風を見方に、そして前線からのプレス

北海道新聞の「燃えろ!コンサドーレ」平川弘の通信簿の日です。

見出しは、「風を見方に 執念の勝利」です。

勝ち点で並んでいた甲府が川崎と対戦するため、仙台に勝てば14位へ浮上する可能性が高かった。
半面、負ければ大宮に抜かれ、16位の降格圏内に沈むかもしれない。
仙台戦の勝ち点3は今後のJ1残留争いに大きな影響を与えるものだった。

「聖地」と呼ばれ、風の強いことで有名な厚別、スタートから風上を取って押し込み優位に試合を進めるのが定石で、札幌はこの風を味方につけて前半から、風上を利用して長いボールを多用、こぼれ球を広いチャンスをつくった。

四方田監督は、この日の厚別の風向きが公判から変わるかもしれないということもインプットされていて、札幌は後半も風上となって仙台ゴールにせまった。

2試合連続ゴールを決めたヘイス。
強烈なヘディングシュートがGKの手を弾き飛ばしゴールネットを揺らした。

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ヘイスは足でも頭でもシュートが打て、パスも出せる万能型ストライカー。
ゴールの嗅覚も独特のものを持っているが、最近驚いているのがヘイスの前線からの守備である。

川崎戦のゴールも相手のミスを誘発して決めた。

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仙台戦でも何度も相手ボールを引っかけて逆襲の起点となっていた。

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都倉と違い、あまり気持ちが入っているようには見えない適当なボールの追いかけ方だが、もしかしたら相手DFにフェイントをかけているのかな・・・。

評価は「良い」のBが、チャナティップ「小気味よいテクニック」、ヘイス「意外に守備でも貢献」の2人です。
「普通」のCは、具「目測誤りヒヤリ」、菊地「要所でシュートをブロック」、進藤「空中戦でいい仕事」、河合「相変わらずタイト」、福森「体張ったね」、早坂「直前でクリアされ残念」、兵藤「ヘイスに合わせる」、荒野「仕事ぶりはハードワーク」、宮澤「頭で冷静にバックパス」、石川「積極守備から前へ出る」、都倉「決められず」で、菅は「採点不可」でした。

ヘイスが、特に川崎戦から守備意識が強くなったように見える。
そして、チャナティップの素晴らしいテクニックによりボールをキープできることで、攻撃へのアクセントもつけられるようになり、なかなかゴールを決められていない都倉が復活し、守備が安定してくればJ1残留のために大きく動き出すことができる。

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仙台に勝利できた要因には、風上を上手く利用したことと、前線からのプレスが都倉をトップにしたことで、上手く機能したことだ。

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後はここに、ジェイや石川など新加入選手が上手く絡んでくれば、J1残留に大きく動き出す。


posted by consa.kazu |09:12 | コメント(1) |