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2017年05月18日

若手もベテランも活躍し、チームの進化が見える

北海道新聞の月1回のコラムの日です。

先ずは、「赤と黒の闘士たち」スポーツライター・齋藤宏則が迫るです。
こなきは、FW38菅 大輝18歳です。

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大見出しは、「鋭い突破力 全と有望」です。

「真っ赤な浦和サポーターのブーイングを、一度浴びて見たいと思っていた」と浦和戦を前に、先発出場した菅はそう本音を明かした。
菅は「あの雰囲気の中で気後れすることなくプレーできた。この経験は必ず後に生きるはず」と力強く語った。

小見出し「世代別代表」
昨年、2種登録選手としてJ2リーグに出場。
20日から韓国で行われるU-20W杯日本代表には選出されなかったが、世代別の日本代表で活躍した実績を持つ期待の若手だ。
G大阪戦で先発出場し、鋭いドリブル突破や惜しいシュートで強豪チームを何度も慌てさせた。
小学校入学後地元・小樽の少年団に入り、4年生から札幌U-12でプレーした。
札幌U-12、U-15、U-18と常に中心選手。
小柄ながらもパワフルなドリブルが武器で、左足から放たれるシュートは強烈。

小見出し「小野と同室」
才能の高さに、チームからの強い期待が寄せられていて、今年のキャンプでは小野伸二と同室を設定された。
世界トップレベルを知る小野と密に接することで、菅に多くのものを盗ませようとしたのだろう。
相手ペナルティーエリア周辺を主戦場とするFWだが、最近は左MFとしての先発起用が続いている。
攻撃参加の場面ももちろんあるが、DFライン付近まで下がって守備も求められる。

小見出し「必死さ前面」
重要で難しいポジションで起用する四方田監督の心意気も見事だが、しっかりプレーで応える菅も見事。
「試合中は、精神的にはいっぱいいっぱい。とにかく必死にやっている。変に余裕が生まれるよりも、必死くらいがちょうどいい。目の前のことに全力を尽くすのが、スタイルだから」と菅は話す。
18歳の若者がJ1でコンスタントにプレーをこなし、稀有だと言える。
小樽出身のアタッカーは将来に向け、着実な船出を果たした。
このまま波に乗り続け、世界へたどり着くことを期待したい。

もう一つのコラムは、「吉原宏太のマンスリーコンサ」です。

見出しは、「河合 見事な守備統率」です。

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現在18チーム中15位につける札幌。
G大阪戦は0-2で敗れはしたものの、順位は落としていない。
大宮戦で今季初の完封勝利を納めたのはJ1残留に向けた大きな1勝だ。

これまでの11試合は昨季に比べサイド攻撃の質が格段い上がったと感じる。
磐田戦では、早坂が完璧なクロスを上げて、そこに絶対的な制空権を持つFW都倉が入ってくると、相手DFはお手上げだろう。
今季、都倉が放ったヘディングシュート数は、J1上位チームのヘディングシュート数に並んでいる。

前線の選手ばかり注目されがちだが、今回は38歳ベテランDF河合竜二を取り上げたい。
スタメン出場機会が少ない中、ル杯を含め完封勝ちした3試合はすべて河合がフル出場している。
大宮戦ではDFラインを見事に統率し、素早い動きの若い相手FWに見事に対応していた。
若い選手たちにとって精神的な支えになっている。
新戦力も大事だが、今後J1昇格に貢献してきた古株の選手たちの活躍が不可欠になってくるだろう。

チームが急成長している一方で、残念なことに観客数が思ったより増えていない。
明らかにサポーターの声援が力になっている。
その声が多くなればなるほど、選手は奮起するはず。
わが町のチームを応援することは、単にサッカーを楽しむだけでなく、生活を豊かにする生きがいにもなるはず。
日本のトップリーグを間近で見られる絶好の機会なので、ぜひ多くの人に札幌ドームに足を運んでほしい。


今回は、若手の菅とベテランの河合が紹介された。
J1のチームの中には、チーム方針で世代交代が進めているところもあるが、我が「北海道コンサドーレ札幌」は、まだまだ進化の途中であり、若い選手にとってはベテラン選手の堅実なプレーは、とても勉強になる。
若い選手が早くベテラン選手の技術を盗み取り、いち早く自分のものにして欲しい。
現在札幌は怪我人も多く、若い選手の出場機会も多い。
このチャンスを少しでも生かして、チーム全体の底上げにつなげてほしい!


posted by consa.kazu |09:12 | コメント(0) |