2017年05月08日
新加入選手は「当たり」だが
5月3日スポーツ報知の【宏太’Sチェック】 見出しは、「技術と経験に裏打ちされた札幌・早坂のクロス」です。 第9節磐田戦2―2で引き分け 札幌は2点リードを追い付かれたが、全員が戦っていたし、普通なら逆転されてもおかしくない流れで、降格するチームはああいう試合を落とすもので、勝ち点1を取れたのだから、悲観することはない。 ゴールも素晴らしい形で、特に2点目は、アシストした早坂の能力を示すものだった。 右からのクロスが、都倉の頭にピンポイントで合ったように見えるが、実はそうではない。 早坂は蹴る前に都倉の位置をちらっと見て、相手GKと都倉の間の、嫌らしい所を狙って蹴っている。 ピンポイントで合わせようとしたら、都倉の後ろに行ってしまう。 左足で蹴っているのも、ゴールから離れる軌道でなく、ゴールに近付くボールになるからで、 都倉が走ってくると確信し、あえて“アバウト”なボールを出した事が、完璧な得点につながった。 ああいうボールは、技術に加え経験がないと蹴られないもので、どこに出せばゴールになり、相手が嫌がるかを分かっている早坂の存在は、札幌にとって大きいものと言える。 5月7日スポーツ報知の【宏太’Sチェック】 見出しは、「金園、早坂、兵藤、キム…新加入選手『当たりだな』」です。 第10節大宮戦1―0で札幌勝利 残留争いには、勝ち点3が絶対だった試合を取れたのは大きい。 前半は後方でボールを回す事が多く、内容的には素晴らしいとは言い難かった。 ただ、最下位の相手に差を広げたのだから、勝ち点6の価値はあると思う。 金園が入った事で、都倉へのマークが緩くなったシーンが度々あった。 2人はともに高さと強さを生かすタイプに見えるが、全く異なる。 金園はポジショニングをこまめに修正しながら、クロスに対してゴール前に入る時も、都倉とかぶらないような位置に来る。 走り込むタイミングがいいので強いシュートを打つ事が出来、その良さが宮沢の得点につながったと言える。 金園だけでなく、大宮戦では早坂が引き続いて、能力の高さを見せ、兵藤は安定感があり、キムも戦う姿勢を前面に押し出していた。 今年の新加入選手は「当たりだな」と改めて思わせてくれている。 昨季もいる選手がどこまで割って入っていけるかが、チームが更に上昇するためには、不可欠となる。 磐田戦と大宮戦の2試合で勝ち点4を得た札幌だが、やはり新加入選手が活躍したことで、ゴールにつながるプレーが生まれた。 宏太さんが最後に「昨年までいる選手がどこまで割って入っていけるか」と言っていますが、都倉は間違いなくJ1でも通用すると思う。 GK具も開幕当初はJ1の選手のシュートスピードに圧倒されてか、弾いたボールが相手選手の正面に飛び、失点する場面が見られたが、大宮戦ではしっかり相手選手のいないところに飛ばしていた。 ケガで何人もの選手が離脱中ではあるが、ケガから回復してくれば、必ずしややってくれるはずだ。 また、ゴールを決めた宮澤もしっかり活躍できているが、河合も最終ラインでしっかり相手の攻撃の目を潰していたと思う。 荒野もここに来て、先発出場からハードワークできている。 また、福森の正確なキックはJ1でも通用することは、浦和戦での直接FKで証明済みだ! 次に取り組まなければ行けない課題は、アウェイでの勝利である。 ただ、その前にホームにG大阪を迎える。 札幌はG大阪戦まで試合はなく、過密日程の疲れを取る期間的余裕はあるが、G大阪は5月5日に清水戦1-1の後、9日にACL済州との試合を挟んで、14日に札幌との対戦となる。 休養十分で、G大阪を倒して今季初の連勝としたいものだ!
posted by consa.kazu |10:12 | コメント(0) |