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2016年09月06日

チャレンジして!

北海道新聞の9月3日のコラム(電子版だけなのかもしれません)に、吉原宏太さんの「次のゴール」が載っています。

見出しは、「どんどん失敗、どんどんチャレンジ」です。
たくさんの失敗を重ねてきた。
僕はシュートを決めなくてはならないフォワードです。


「成功の反対は失敗ではなく、チャレンジしないこと」という言葉が、好きだ。
プロサッカー選手として過ごした17年間は、成功より失敗の方がはるかに多かったように思うが、それは人より多くチャレンジしてきたという自信でもある。 
僕のサッカー人生で最初の大きな失敗は「プロテストにすべて落ちた」こと。
高校3年の夏、関西にあるJリーグの4つのクラブ(ガンバ大阪、セレッソ大阪、京都サンガ、ヴィッセル神戸)で、テストを兼ねた練習に参加した。
各クラブのレギュラークラスの選手と一緒にプレーさせてもらったが、何も通用しなかった。
当時のガンバ大阪のゴールキーパーだった本並健治さん、岡中勇人さん(ともに元日本代表)を相手にシュートを打たせてもらいましたが、全然決まらない。
フィールドプレーヤーの選手も筋肉がものすごくて、フィジカルではまるで歯が立たなかった。
そんな簡単に合格できるなんて思ってなかったし、プロ選手のレベルを実際に感じてみたいという気持ちだったが、ここまでレベルが違うものかと驚いた。
でも、あきらめの気持ちはなく、「今に見てろよ」と思った。
既にそれらのクラブに入団が決まっている同級生もいたが、「絶対に追い抜いてやる」と心に誓った。
そこからチャレンジが始まり、練習の取り組み方や意識が、それまでとはまったく変わった。
フィジカルの練習が嫌いで、山の中をひたすら1時間以上走るトレーニングはチームメートの中でいつも下位だったが、先頭集団に加わるようがむしゃらに走ったし、いろいろなシュートを決めようと、考えて練習するようになった。
「変わった自分を見せてやる」と臨んだ最後の全国高校選手権で得点王になり、コンサドーレを含めて複数のクラブから声をかけてもらった。
修正できず、悔やまれる失敗もる。
急きょ日本代表に選ばれ、パラグアイの南米選手権に行った時は、30時間ほど飛行機に乗り、疲労と時差ぼけな状態だったとはいえ、出場した試合で何もできなかった。
日本代表のメンバーはとにかく上手く、ミスなんてほとんどしない凄い選手ばかり。
心のどこかで「自分がいる場所じゃない」と思ってしまい、自分の中で「限界」をつくってしまった。
それ以降、日本代表に選ばれることはなかった。
今のコンサドーレの若手選手にも言っているのだが、プロの世界は厳しい。
とにかく数字にこだわって結果を出し、評価されないといけない。
失敗を恐れて何もチャレンジしなければ結果も出ないし、そこで終わり。
今のスポーツをしている子供達も可能性は無限大、どんどんチャレンジしてたくさんの失敗をしてほしい。
そこから『どう感じてどう行動するのか』が大切。
このことは、引退して新たな道を歩んでいる自分自身にも言い聞かせている。

日本代表にまで選ばれて、G大阪などで活躍した吉原宏太選手でも、失敗を沢山してきたということが分った。

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よく宏太さんは、「今の若手選手の技術は凄い」と言っています。
しかしそれなのに、レギュラーになれない選手がいる。
それがチャレンジしていないことなのだろう。
失敗を恐れているとは思えないが、プロになったことで満足している選手はいないとは思うが、今の状態を良しとせずガムシャラに、練習に取り組んでいないのではないだろうか?

トップチームで活躍している選手たちは、技術もあるし人一倍練習して、今の活躍につながっているのだと思う。
若い選手がそんな選手を追い抜くには、そんなレギュラー選手の何倍も多く練習して、またどうすれば上手くなるかを考えながら練習しなければ行けないのだと思う!

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posted by consa.kazu |09:12 | コメント(0) |