2016年07月05日
ブラジル人二人のゴールが試合を決めた!
昨日のスポーツ報知に、【宏太’Sチェック】が載っています。 見出しは、「周りの使い方がジュリーニョ課題」です。 J2リーグ第21節、5―2で札幌が勝利した横浜FC戦は、 ジュリーニョの先制点で試合が決まった。 左足ミドルで決めた得点は、GKがタイミングを取りづらい時に打ったから。 距離もあったし、普通に打って入るものではない。 ジュリーニョは、膝から下を振り抜く速さに優れているのが1つの特徴。 加えてシュートモーションが外からは分かりづらいので、相手は打ってくるのか、パスやドリブルをしてくるのかが読めない。 特殊なので反応が遅れてしまう。 技とパワーがあるからこそのものと言える。 3試合、先発を外れていたが、周りをうまく使えないところがその要因だったが、この日は同じブラジル人のヘイスが相棒だったため、距離感が良く、気持ち良さそうにプレーできていた。 都倉や内村が入った時も同様にやれれば、もっと起用機会は増える。 前半戦を首位ということは、第1ステージを優勝したようなもの。 誰が出てもいいパスのリズムで、得意な形にまで持っていく能力は、J1でも通用するレベルにある。 あとはここぞという場面のプレーの質を向上させて、現段階で7割近いだろう昇格の可能性を、更に上げてほしい。 前半からポゼッション時間が多かった札幌が、前半16分と早い時間に決まったジュリーニョのシュートは、まさかあそこで打ってくるとは相手GKも予測できなかったのだろう! 試合は、先制点を挙げた後も札幌が優勢に進めていき、41分には荒野の上手いプレーから、ゴール前にいたへイスにパスが通った。 ヘイスの素晴らしい足捌きから、ゴール右にシュートが決まり、前半を2点のリードで終わることができた。 前半の内に2点を取ったことで、後半も札幌ペースで進むと思われ、そのとおりとなったのだが、一転カウンターからピンチを招いた。 ただ、今季はピンチの場面でもしっかり守り、相手からボールを奪うとカウンターに転じた。 そのカウンターは、この日内村のけがで先発起用され、キャプテンマークをつけることを任された荒野が、相手DFに当るも相手GKの股間を抜いて、ゴールネットを揺らしたプレーだった。 シュートに勢いはなかったが、2点目をアシストしたご褒美のように、ボールはゴールに納まった。 後半開始直後に、追加点を入れることができたことで、それまで何回も練習していたCKから、増川のヘディングシュートが生まれた。 4点取ったことで、そのまま試合を終わらせれば良かったのかもしれないが、この日の札幌はこれだけでは終わらなかった。 そして、2失点につながるのだが、その起点となったのが進藤の守備だったように思う。 失点する前に、何回か進藤が相手に交わされる場面が見て取れたので、交代させたほうが良いように見えた。 だが、交代したのはボランチの深井、SH石井、FWジュリーニョに代えて、上里、上原、内村の攻撃的選手だった。 その結果2失点目を帰したのだが、内村を入れた効果が5点目に現れた。 内村の足には包帯が巻かれていたので、大量リードなので無理をさせる必要はないと思ったのだが、相手ゴール前での内村の個人技による複数の切り返しから、側にいた上原にパスを出し、そのパスをしっかり上原が決めた。 今季初の5得点という、お祭り騒ぎのような試合の最後の得点を演出したのだ! 都倉や宮澤抜きで、大量得点による勝利は、後半戦の戦いを有利に進められる。
posted by consakaz |08:12 | コメント(0) |