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2016年06月08日

ボールを引き出す動き

北海道新聞の「燃えろ!コンサドーレ」平川弘の通信簿の日です。

見出しは、「球呼んだヘイスの走り」です。

1-2のビハインドで、ヘイスが今季初得点をあげ、千葉とドローに持ち込んだ。
7連勝は逃したが、引き分けは全くOK。
しかも0-2からの勝ち点1なのだから。
以前の札幌なら、青展開から追いつける力はなかった。

都倉のクロスを押し込んだヘイスの同点ゴール。

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相手DFのすねに当って、それをヘイスがつま先で触ったようだ。

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ヘイスがあそこに走りこんだことが重要だった。
これまではまったく必死さが感じられなかったヘイスのランニングだが、このときはボールを呼び込む走りを見せた。
ヘイスのフィニッシュの精度、技術は日本人にないものを持っている。

合わせてもらうのではなく、自分からボールを引き出す回数や鋭さが増せば、得点の可能性は上がる。
2発目が来れば一気に爆発なんてことも。

評価は、「良い」のBは、マセード「また内村にアシスト」、内村「もう1点くらい行けた」、ヘイス「かすかに当たった?」の3人です。
「普通」のCは、金山「あれ触れない?」、進藤「スライディングカバー」、河合「同点弾起点となるカット」、福森「体張るもボールロスト」、堀米「こぼれ拾えず苦戦」、石井「切り返しいいじゃん」、ジュリーニョ「持ち過ぎ」、都倉「起点不満も最後に仕事」です。
「悪い」のDは、上里「雑だなー」の1人で、稲本と上原は「採点不可」でした。

千葉戦、メンバーがその前の試合と大きく変わり、その上稲本が負傷退場し、早いうちに2点のビハインドと劣勢に立たされたにも関わらず、同点に追いついく負けなかったことは、7試合連続勝利を逃したことは残念だが、その記録にも劣らない貴重な勝ち点1だった。

今日の松本戦も、宮澤が欠場するようだが、千葉戦に追いついたことで、チームの勢いは衰えていない。

そんな中、内村が絶好調である。

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2011年の最終戦で、2ゴールを決めた時の「打てば入る」と言っていたとき以上の好調さではないだろうか?
あの時は上手く裏に抜け出して決めていたが、千葉戦では相手GKを上手く交わしてシュートを決めていた。
これまでの内村であれば、間違いなくGKにぶつけていたと思われるシーンだが、落ち着いてGKを交わして決めている。
調子が上がりゴールを量産できているから、気持ちに余裕ができたのだと思う。

5/24のブログに「砂川誠のコンサCHECK」で書いています。
内村は、裏への飛び出し、ボールの引き出し方、ドリブル突破、ゴールへの嗅覚と多くの特徴を発揮できている。
開幕から少し経った頃、「砂さんがいなくなって、伸二さんがけがして、思いどおりにボールが出てこない。どうしたらいいのか?」と相談を受けた。
「パサーに合わせるのではなく、自分の動きを続けては」と返答、動き自体は悪くなかった。
ボールを持っている選手が内村を見えているか、タイミングを分ってもらえているかが、かみ合えば心配はないと感じていた。
連勝が余裕を生み、内村の動きに合わせられるようになってきた。

内村が好調なのは、ボールを引き出す動きができていること。

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ヘイスも、引き出す動きが千葉戦の同点ゴールにつながった。

都倉も、そういう動きはできているが、ここ最近は相手のマークが厳しく、あまりフリーになることが少ないためゴールが生まれていない。
少ないチャンスをしっかり決めて欲しいものだ!


posted by consa.kazu |10:12 | コメント(0) |