2016年06月01日
内村絶好調、マセード本領発揮
道新の「燃えろ!コンサドーレ」平川弘の通信簿の日です。 見出しは、『内村、「点」でシュート』です。 また内村が決めた。 今季5点目、3試合連続ゴール、31歳になったが、DFラインの裏へのスプリント回数は衰えず、相手DFの脅威となっている。 今季のゴールは、山口戦でマセードのクロスに合わせたように、サイドからのクロスに対して「点」で合わせている得点が多い。 線で合わせるのは、クロスボールの軌道上にポジションをとっていれば割合簡単なのだが、DFにとっても守りやすいため、邪魔されることも多い。 横からのクロスボールに対し、ゴールに向かいながら、一瞬のギアチェンジで相手DFの裏や前に出て、そこでしか触れない「点」でシュートを打つ。 このギアチェンジができるかどうかが、最大のポイントなのだ。 内村のゴールをアシストしたマセードが、やっと本領を発揮し始めた。 「点」で合わせるにはパスの受けても大事だが、良いクロスが入ってこないと話にならない。 山口戦のマセードのアシストは、相手DFの体制が整う前にスペースにクロス入れる(アーリークロス)ことだ。 DFは触れないが、内村が触れるようにカーブをかけて、鋭いボールを蹴る必要がある。 アーリークロスは、スペースに放り込みながらも見方が触れるくらいの微妙な感覚、センス、技術がないと蹴れない。 鋭いドリブル突破も拾うし、やっとトップフォームに近づいてきた。 評価は、「良い」のBは、マセード「やっと本来の姿」、ジュリーニョ「こちょこちょでPK]、都倉「右から強引突破」、内村「また点で合わせた」の4人です。 「悪い」のDが、退場になった深井「反省」です。 櫛引は「採点不可」ですが、あとは「普通」のCで、具「触れないクロスあり」、進藤「PKはぎりぎりペナ内」、増川「この日も的確カバー○」、福森「弱パスカットされる」、宮澤「この日のボール奪取王」、稲本「運んでFK取る」、石井「決められんか」、堀米「チェイス」です。 チーム全体が、同じ意識の中でプレーしているので、山口戦の2点目につながった。 このプレーの起点は左サイドにいた宮澤から、右サイドにいたマセードにパスが出された。 この時点で内村はすでにスペースを見つけていて、マセードからのクロスを後は決めるだけの体制ができていた。 このことは、四方田監督が試合後のコメントで話していたが、内村の調子が相当良いことが窺える。 身長がそれほど高くないにもかかわらず、3試合連続でヘディングでのシュートで決めていることで解かる。 内村の今季の5点は、それぞれ違った形での得点である。 このことからすると、得点への嗅覚の鋭さが増しているように思える。 是非次の千葉戦でも内村がゴールを決めて、連続ゴールとチームの連続勝利を続けて欲しいものだ!
posted by consa.kazu |09:12 | コメント(0) |