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2014年11月27日

若手の頑張りが将来の繁栄に!

今日は北海道新聞の月1回の2つのコラムが掲載される日です。

1つは、「J2赤黒の闘士たち」スポーツライター・斉藤宏則が迫る です。

見出しは「国際大会の苦杯 糧に」です。

今回取り上げたのは、DF37内山裕貴選手です。
U-18からトップチームに加わり、ルーキーイヤーを過ごした。
チームでの出場は、天皇杯の1試合にとどまったが、国際試合を経験して精神的にタフになった。

10月にミャンマーで開催され、内山は選出さてたU-19アジア選手権で、日本代表は準々決勝で北朝鮮代表にPK戦の末に敗れた。
来年ニュージーランドで開催されるU-20W杯への出場は、アジア最終予選で断たれた。
「当面の目標としてきたので、本当に悔しい。日本を代表して戦ってきただけに、申し訳ない気持ちも強い」

「どれだけ実力があっても、出し切らなければ意味が無い。タフに戦えるメンタリティーを身につける必要があると感じた」
ミャンマーで戦った同世代のライバルたちは、国を背負う責任をプラスのパワーに変えていた。
「それに対して自分はプレーがどこか慎重になっていたような気がする。重圧を前向きに捉え、積極的にチャレンジできる選手になりたい」という。
北朝鮮戦では自らのミスが失点につながった。
これは悔しい思い出でしかないが、内山選手はこう言って前を向く。
「試合中のミスを引きずってしまいがち、負け試合についても同様だが、あらゆる出来事をプラスにしていけるメンタルを鍛えたい」
しっかり挫折からプラス要素を見出し、次なる目標に向けて歩んでいる。

チームではリーグ戦への出場はできなかったが、国際大会では粘り強い守備を披露した。
その実力が同世代のアジアトップレベルでも十分通用することを示した。
ミャンマー大会を通じて「控え選手の重要性」も学んだ。

残念ながら、札幌は来季もJ2で戦う。
内山選手のように世界を狙える若者が成長を目指し、日々奮闘している。
そんな光景を目にすると、必ず市やチームに明るい未来が待っている。


もう1つは、吉原宏太のマンスリーコンサです。

見出しは「足りなかった厳しさ」である。
札幌は10位で今季を終えた。
プレーオフ進出のチャンスは十分あった
残り4試合で6位との勝ち点差は2。
「さあここから!」という時に、3試合連続引き分けであえなく終戦となった。
最後の大事な局面を乗り越えられなかったのは、チームに厳しさが足りなかったのだと思う。

シーズンを通しても、誰が倒れるまで走ったか、ユニホームをドロドロにして体を張ったのか。
そういう意味での厳しさがなかったのは否めない。
試合中に足をつって退場する選手が他チームより多かったように見える。

そもそも札幌は「プレーオフを目指す」のではなく、J2優勝してJ1に行かないとダメだと感じている。
入れ替え戦でJ1に上がっても、よくシーズンは難しい戦いが待っている。

今季の収穫を探してみよう。
可能性を感じさせてくれたのは、U-21日本代表のMF荒野がアジア大会で1ゴールと活躍、20歳のMF中原が監督交代後の12試合全てに出場してチームに勢いをつけた。
21歳のDF奈良もいいディフェンスを見せた。

札幌の若手選手は「俺が主役だ」と言うくらいの気概を見せてほしい。
若さと勢いでベテランを追い越す気迫を見せてほしい。
世界では10代の選手が活躍している。
プロサッカー選手の寿命は短いので、普段の生活から全てをサッカーに注ぎ込むくらいの気持ちでいてほしい。
札幌は来季こそ力の見せどころだと思っている。

2つのコラムを読んで、「若手の頑張りが将来のコンサドーレ繁栄につながる」と思う!

posted by consa.kazu |09:12 | コメント(0) |