2018年02月21日
耐えることも必要になる!
月一度の道新の2つのコラムの日です。 先ずは「J1赤と黒の闘士たち」スポーツライター・斉藤宏則が迫るです。 今回は、新監督ミハイロ・ペトロビッチ氏である。 大見出しは、「敬意を胸に情熱指導」です。 今回は、ミハイロ・ペトロビッチ(ミシャ)氏を取り上げる第3弾。 ミシャ氏の「言葉」に着目し、彼のサッカー哲学をひもとく。 小見出し「機知に富む」 ミシャ監督は、時に質問に対し、遠回しに返答することもあるし、話が長引く場面も多い。 ミシャ監督の話は、その言葉は深く、重く、ウィットに飛んでいる。 「札幌でどんなサッカーを見せるか」と尋ねた時、「自陣ゴールに大型バスを並べるようなサッカーはしない」と言い切った。 「ほとんどの新監督は就任直後『攻撃的で魅力的なサッカーをする』応えるが、いつしか動かぬ大型バスを並べたように守備を固めるサッカーをしてしまう」。 「私は違う。攻撃的サッカーを貫き続ける」 小見出し「細やかさも」 一方で、周囲への敬意を欠かさない細やかさも持ち合わせている。 尊敬する人物を尋ねた際、「気づかれにくいところで周囲や世の中を支える人たちを強くリスペクトしたい」と応えた。 サッカーに置き換えると、「得点した選手は放っておいても称賛される。そうした活躍を影で支えたスタッフや練習場のグランドキーパーたちにも敬意を持たなければいけない」 小見出し「独特の表現」 MF稲本潤一選手は「ミシャ監督を含め、東ヨーロッパ諸国の監督は言葉遣いが独特だと感じる。 J1定着に向けた戦いが幕を開けようとしている。 今季は、独特の物言いで日本サッカー界から注目を集めるミシャ監督の言葉をひもとき、選手の人物像やチームの雰囲気を伝えていく。 「J1 赤と黒の闘士たち」は今回で終わり、来月から「クローズアップ ミシャからの言葉」として、新連載をスタートする。
もう一つ、「吉原宏太のマンスリーコンサ」です。 見出しは「キャプテンで光った三好選手」です。 熊本キャンプで感じたことで、印象的だったのは、ペトロビッチ監督の指導だった。 例えば通常、パスを出した側の選手のミスとして片付けられがちなミスパスに対しても、受け手の姿勢に怒る場面が多かった。 受け手となる全ての選手が「準備」し、考えておくべきだということだろう。 これまで以上に集中するし、受け手が絶対に反応してくれるという信頼感が出し手にも生まれる。 選択肢が格段に広がるだろう。 キャンプ中に話を聞いた選手は口をそろえて、練習を終えると体と同時に頭も疲れると言っていた。 厳しい練習の中でも特に光っていたのは、MF三好康児選手だ。 監督の要求にも的確に対応していたし、短い時間、少ないスペースでも正確にプレーしていた。 要求が高い分、今季は選手がそこに付いていけるかが鍵を握る。 今は攻撃に対し、成功することを想定して「準備」しているからこそ、ボールを取られた時は手薄になりがち。 カウンターを食らって失点するというリスクが今年は想定される。 その点、四方田前監督がコーチとしていることで、彼の分析に基づきうまく修正できるのではないだろうか。 札幌が大きく飛躍するためのチャレンジのシーズンとなる。 1試合1試合の勝敗以上に、大きな挑戦そのものを応援して欲しい。 札幌に関わりをもつ全ての人が互いに敬意を持つことで、より深化した新たなコンサドーレが生まれるはずだ。
ミシャ監督のサッカーを、全員が早く身につけることが、J1リーグを戦い抜くためには重要だ。 試合中は、どちらかと言えば怒っているという印象が強かったが、こうして色々な記事などを見ると、ミシャ監督は気遣いの多い監督なのだと思う。 今季の札幌には、ミシャ監督の下でサッカーをしたいという選手が、集まってきた。 ミシャ監督の難解な戦術は、頭も疲れるということだが、早いうちに体が自然と動くようになって欲しい! 勝負事である以上は、勝つことが重要だが、今季はたとえ負けてもその先の成功に近づくための準備期間だと思って、耐えることも必要だろう!
posted by consa.kazu |11:12 | コメント(0) |
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