2017年06月20日
数的有利
昨日のスポーツ報知【宏太’Sチェック】です。 見出しは、「練習から高いレベルを頭で描いて」です。 J1リーグ第15節 鹿島戦3―0 3失点して敗れた鹿島戦、全体的に見たら十分に戦えていた。 失点した後もじれずにボールをつなぎながら突破を試み、決してロングボール頼みにはならなかった。 劣勢になっても、チャレンジしなきゃいけない事をやり続けたことは、評価したい。 戦い方は間違っていないのに敗れたのは、個々のレベルの違い。 控えの選手の、状態の上げ方にある。 鹿島は普段、練習試合もJ1のチームとできる。 札幌は大学生や高校生などなので、ケガ明けの選手の状態もなかなか上がって来ない。 鹿島はペドロ・ジュニオールが3試合ぶり先発で2得点するなど、結果を出せる。 自分たちがやって来た事の質や差が出るのは、強い相手と対戦した時。 地理的ハンデは札幌にとって永遠の課題だが、何とか変えていかなければ、ベストな選手が出ないと戦えないチームになってしまう。 もっともっと高いレベルを頭に描いて練習するしかない。 1点目、2点目と同サイドからやられた守備は修正しないといけないし、攻撃陣も質を上げる必要はある。 ただ、鹿島戦の後半のサッカーは自信をもっていい。 下を向くことなく、高い志でやっていけば問題はない。 鹿島戦で、1点目と2点目の失点が同サイドだったことで、他のチームに弱点をさらしたことになる。 この点は、早急に修正しなければいけない。 また、カウンターの時に前を走っている選手を追いかける選手がいない。 カウンターを仕掛けた選手が、個の力で点を取りに行かなければならなく、数的有利をなかなか作れていない。 逆サイドに並走して走る選手がいなければ、相手はシュートコースを予測でき、上手く守られてしまう。 並走して走る選手がいれば、守備側はそちらの選手の動きも気にするため、攻撃の選択肢が増えるしコースも空く。 強いチームは、攻撃の時に常に数的有利な場面を作ろうとする。 攻守の切り替えを頭に入れた試合運びをする必要がある。
posted by consakaz |07:12 | コメント(0) |
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