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2016年11月28日

シーズン中の勝ち点の積み重ねが重要

20日に札幌ドームで、金沢とスコアレスドローで勝ち点を85とし、J1昇格とJ2優勝を決めた札幌だったが、試合終了間際は両チーム共に引き分けが最良の選択となり、互いに攻めることなく試合が終わったことで、札幌の喜びや感動は今ひとつ物足りないものとなった。

そんな今季J2リーグ最終戦から1週間経った昨日、J2の5チームは来季の運命をかける大事な試合をしていた。

先ずは12時30分から行われた、J2とJ3の入れ替え戦。
J3で2位の栃木とJ2で21位の金沢の対戦は、栃木のホームで行われた。

ホーム&アウェイで2試合戦った結果で、来季J2になるかJ3になるかが決まる。
2試合の勝ち点で上位のチームが来季J2で戦う。
勝ち点で並んだ場合は得失点差で、得失点差で並んだ場合は、アウェイゴール数で決まる。
勝ち点・得失点差・アウェイゴール数が共に並んだ場合は、延長戦で勝敗を競う。
それでも決まらなければ、PK戦になる。

1年でJ2に戻りたい栃木と、絶対にJ3には落ちたくない金沢、1試合目は互いに硬い試合となり決勝点は後半44分に金沢が決めた。
2試合目は12月4日金沢のホーム(実際には芝の改修工事のため富山)で行われる。
金沢は次の試合で、引き分け以上でJ2残留が決まる。
仮に0-1で負けた場合でも、勝ち点と得失点差、アウェイゴール数で並ぶため延長戦となる。
栃木がJ2に昇格するには2点差以上の勝利、1点差勝利の場合は1-0では延長戦に、2-1以上のスコアで勝利するば90分で決着する。
栃木が90分でJ2に昇格を決めるには、2点以上得点することが必要となり、昨日1-0で勝利した金沢がJ2残留に一歩近づいたこととなる。

昨日は、15時30分からJ1昇格の残り1枠を巡るプレーオフ準決勝2試合が行われた。
年間3位松本対6位岡山の試合は、岡山が先制し後半に松本が追いつく展開となった。
年間順位が上位の松本は引き分けでも決勝に進めるのだが、後半ロスタイムに岡山に決勝点を決められ、1年でのJ1復帰は断たれた。

年間4位C大阪と5位京都の試合は、C大阪が先制したものの試合終了間際に、同点に追いつかれそのまま1-1の引き分けに終わった。
この結果、年間順位上位のC大阪が決勝に進んだ。

松本と岡山の試合を観ていて、ロスタイムに決勝点を上げたシーンは、札幌には全く影響がないのに、興奮した。
岡山の決勝ゴールは劇的なゴールだったが、札幌の最終戦もこんな劇的な勝利で決めることができれば、もっと感激の度合いが違ったのだろうと思う。
しかし、負けた松本の気持ちになってみると、最終戦で勝ち点1を積み上げて、勝ち点1差でJ2優勝とJ1昇格を決めることができて良かったと思う!

一発勝負のプレーオフでは何が起こるかわからない。
昨年は、3位の福岡がプレーオフを制してJ1に昇格しているが、今年も含め昨年以外は4位以下のチームがプレーオフを制して、J1に昇格している。
一発勝負の試合では何が起こるかわからないので、リーグ戦でしっかり勝ち点を積み上げていくことの重要性を痛感させられた。

つまらない試合と言われながらも札幌との最終戦だが、勝ち点1を積み上げて入れ替え戦に進んだ金沢には、J2に残留して欲しいと思う!

posted by consa.kazu |08:12 | コメント(0) |

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