2007年06月25日

終わる季節(3年生)

部活動を引退する季節がやってきている。

自分は部活動をやり遂げた経験がない。
自分の子どもや 友達の子どもたちのことで 楽しませてもらった。

どんな活動であれ、数年間やり遂げて それが終わる時は必ずくる。

仲間達にありがとう。この仲間だったからやってこれた。
そんな気持ちにもなれる。

なんて素晴らしいことだろう。

親の視点からみてみよう。

洗濯。

ユニホーム、部ジャーの最後の洗濯。
翌日から 玄関に放置される部活の道具。

そんな瞬間に もう 終わったんだ。 もう ないんだ。
送り迎えももうない? 保冷剤つきのお弁当も もういらない?

有難う。 たくさん楽しませてくれて。
そしてみんなに感謝しよう。
そう思いながら溢れる涙。とまらない涙。

高体連。
はやばやと サッカー部は終わってしまった。PK戦での敗退。
呆然とする親達。
信じられない結末に 言葉を失う少年達。
15年間 サッカーをやり続けた息子が 仲間達とラーメンを食べて帰ってきた。
「ただいま」 といつものように帰ってきた。

洗面所から 「かあさん?」 と 声がする。

「今まで 心配ばっかりかけてごめん。でも・・・・
 もう、終わったから 」
そう言って 泣き崩れる。

そんな話を電話で聞いて、こっちがわんわん泣いてしまった。

そして昨日、バスケも終わった。
今日 学校に行く時に シューズを持たず出て行った息子に かける言葉も見つからず
泣いてしまって そのことを話しながらも 涙ぐむ親。

どんなことも、仲間や見守っていてくれる人があって初めて出来る、まっとう出来ること。
そんなことを、久しぶりに会った友人たちから 教わった。
昨年 中途半端に部活を辞めた長男の時も、最後の洗濯は 涙が出てしかたなかった。
思い出した。

まだ続いてるとこは続いてる 高体連。
来月は中体連。

続けることの難しさ、苦しさ、そして楽しさを、いろんな子どもたちと親たちが 心から感じて欲しい。
わたしも少しだけのぞいてこよう。

posted by aru |19:20 | 日記 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:終わる季節(3年生)

うちの中坊の部活も残すはあと10あまり。
練習開始が早いとか、遠征の集合時間が早いとか
文句をよく言っていましたが、終わるとなると
何となく淋しいものです。

もう練習試合の応援に行くこともなくなるんだな。
今日おにぎり何個食べるの?
水持ったの?ウィダーは?
・・・・
毎週末の朝交わされた会話もなくなるんだ。

私も中、高とずっとバスケをやってた。
弱いチームで、管内大会なんて夢だったけれど
いざ引退となったらやっぱり泣けてきたなー。

あぁ、まずい。
まだ中体連には時間があるというのに泣けてくる。

posted by ゆり| 2007-06-25 20:25

Re:終わる季節(3年生)

ゆりさん

コメント読ませて頂いて涙ぼろぼろ。
おにぎり何個とか、ウィダーのこととか、わかりすぎてね。
当たり前の会話が 何かの拍子になくなっちゃう。
だから、大事にしなきゃいけないんだなって、
改めて思いました
有難う

posted by aru| 2007-06-26 00:40

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