2006年09月11日

傲慢にて(コンサネタなし)

コンサネタなし。
発信するべきことなのか迷いましたが、
思いっきりブログにポリシーがないし、他の人も個人的ネタ書いてるし
いいかな?などと。
でも、愚痴というか恥さらしなんですよね。
類まれな好奇心をお持ちの方はごらん下さい。
追記。

8月上旬に仕事を始めた。
2週間で辞めました。絶句ですね。
4日目ですぐに上司に言いました。
「続けていく自信がありません。次の方が見つかるまで精一杯頑張り
 ます。長引くと、教えて下さる皆さんや、次の募集への取り掛かりに
 支障をきたすと思いますので、かなり早い決断ですが気持ちは
 変わらないです。申し訳ありません」 このようなことを。

約一年前に同じ職種の(しかし、やや分野が違う)知人に
「こういった方向の仕事をしたいのだけれど、そのためには
 どういった資格がいるんだろう?」と相談したことがありました。
自分でもかなり調べはしたのです。
インターネットもフル活用し、さまざまな機関や大学などにも
電話して尋ねました。資料も取り寄せました。
でも、自分の学歴(最終学歴専門学校卒)がなんとも壁で、
社会人入学の枠などにも、自分ののぞむ場所には当てはまりません
でした。そして藁をもつかむ思いで知人に聞いてみたのです。
「あなたの(私)実務経験があれば出来るから心配しないで。
 空きが見つかったら連絡するから」

そのまま時は過ぎ、ちょうど8月中旬になんの因果かその知人から
電話がありました。
「空きがあるの。○○なんだけど、やってみる気ある?」
実は一度資料を取り寄せたことのある場所だった。断る理由はない。
そんな流れで一度席を設けていただきました。
その場所での仕事の内容、求める資質(判断力、適応力、精神力などなど)
そして、その場所の看板を背負っているという責任感と誇りを持って欲しいと。
お互いの条件を話し、ではもう一度さらに上司の意向と合わせて
もう一度席を設けましょう。という話になりました。

その後しばらく音沙汰がなく、大体この日には次の本格的面接日がわかる
と言われていた前日に、こちらから電話で確認をとってみた。
ここからして駄目だったのかな。

要するに口論となってしまったのでした。
あちらの言い分、こちらの言い分、両者ひきさがらず。
雇用されるかどうかの立場の自分が圧倒的に失礼であったのはわかっていた。
しかし、高圧的な態度、指導者であり、曲がりなりにも同じ職種としてなんの
柔らかさも感じさせない口調に、こちらとて心底がっかりした。
言った言わないの次元の話ではなく、ひとつの対象しか見えていない人間
というものは、こんなふうになってしまうのか・・・とさえ不躾ながら思った。
それでも、その仕事には魅力があった。例え半年だけの仕事でも。
最後には無礼を詫びて、「もう一度チャンスを下さい」と言った。
あちらも少し素顔をのぞかせて自分自身が一杯一杯なのだと言われた。

専門書は高い。2週間勤めた仕事のお給料の半分は、勉強をし直すため
に本に消えた。残りは山形戦で消えた。
ひたすらノートに書いた。現場でさっと言葉が出なければお話にならない。
この数年使わなかった数々の言葉。それを再び蘇らせるためには、
書くこと、声に出すこと。今出来る準備はそれしかないと思って。

いくら情熱があっても言葉が通じなかったら意味がない。

そう、情熱。この事についても言われました。
「あなたの情熱はとても伝わってきました。
 しかし、その情熱が傲慢にうつらないか、それも心配なのです」と。
そ、それは・・・

電話がきました。

覚悟はしてました。
「ごめんなさい。不採用ということで了解していただけますか?」と。
理由は・・・言いづらそうであった。

「非常に申し上げにくいのですが、
 私自身が、あなたとやっていく自信がないのです。
 私自身の問題なんです。」
そんなことないです!そんなことないです!もう遅いけど。

了承するもしないも、不採用だということ。
そして初めて気がついた。やはり自分は傲慢だったのだと。
相手を少なからず傷つけてしまったことも初めて気がついた。
また、世の中をなめてかかっていたこと。
逃げ場がたくさんあって、あぐらをかきながら職探ししていたこと。

考え出したらきりがなく、
ふと我にかえれば、ブログでも傲慢さがにじみ出ている。
ふと、ブログを書き始めた頃を見てみた。
変貌してしまったな。謙虚さのかけらもない今。

相手がたがこのブログを見る確率だって「絶対にない」とは
言い切れない。
自分の言い分だけ書いて愚痴たれてるのフェアじゃないことは
わかっています。あの時は本当に失礼いたしました。
いろいろなことを気づかせて下さって有難うございました。
もう一度、出直します。いつかご一緒できる日を楽しみに。

他の人には特定されない自信があるので、よしとしようかな。

posted by aru |14:21 | 日記 | コメント(8) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:傲慢にて(コンサネタなし)

大人だね。
全国ネットで、ここまで自分の事をムキ出しにしてしまうaruさんは、”爽快感”を通り越して”凄み”に近いかも・・
それはさて置き、職業なら、ハマればデカい事やり遂げると思います・・裏が無いaruさんだからこそ。

posted by すれすれ草| 2006-09-11 23:00

Re:傲慢にて(コンサネタなし)

一つの分野に対してプロ意識が強かったり
自分の持つ知識や経験に自信を持ってたりすると(プライドとかもかな)
同じフィールドに立つ人と会話する時には
その分野での会話では負けたくないって意識が
ついつい働いてしまうものです(自分だけかもしれないけど)

自分も入社以来同じセクションで仕事をしていて
今はそれを任される立場になったりすると
同業他社の人と話しする時 技術的議論では負けたくない
自分の持てるだけの知識や経験を相手にぶつけて 決して引かない
なんて 卑屈な態度を取ってしまうことがあります

プロ意識が強いが為に 受け入れる姿勢を忘れてしまう・・・
協調と調和を忘れてしまう・・・
今回のエントリーを読んで 改めて自分も考えさせられました
それは 自己満足でしかなく
自分の知らない知識や方向性の違う考えを得る機会を
自ら手放してしまうことなんだろうね

>いくら情熱があっても言葉が通じなかったら意味がない
この一行から思いました
言葉が通じても 気持ちが伝わらなければ意味がない
大切なのはここなんだろうな・・・

エントリーするかどうか 悩んだだけの内容ですね
でも これだけの事を公開できるってことは
気持ちは次に向けて もう修正されているのではないかなっと思います
少なくとも 前に進んでいるのは間違いない・・・
いやいや あんまり分かった風な事を言うのは失礼ですね すいません

失敗は 失敗と気付いた時から成功への種になると思います
(おお! 我ながら名言・・笑)
お互い躓き修正しながら 少しずつ納得できる自分にして行きましょう (^ー^)v

posted by yasu | 2006-09-12 00:00

Re:傲慢にて(コンサネタなし)

つー事で 

水曜日厚別で待つ!

posted by 暢気| 2006-09-12 00:56

Re:傲慢にて(コンサネタなし)

ごぶさたです。
とうとう、仙台戦遠征を公表してしもた。w

では、水戸戦がんばりましょう。

ではでは。

posted by えんしゅうりん| 2006-09-12 01:00

Re:傲慢にて(コンサネタなし)

ご無沙汰してすいません。
(コンサネタなし)と書いてありますが、何故か私には充分通じる物を感じましたよ。

コンサドーレ札幌という組織が、会社、そしてチームの雰囲気(空気)がaruさんと同じ感性を感じてくれればもっと厳しいそして温かいチームになると思います。

aruさんの生き様に感動。いずれ間違いなく大道を進まれる事でしょう。御活躍をお祈り申し上げます!

posted by ビーグル伝説| 2006-09-12 11:01

Re:傲慢にて(コンサネタなし)

今晩は。
わたしは中学卒業の時、同級生に「我が強すぎる」と言われました。その時は何言ってるのか解りませんでしたが、今では「なーるほど」とおもいあたるところがたたあります。今でもなかなかで、好き嫌いは激しいです。でも、気は長ーくなりましたよ。我慢しているところもありますが、言いたい事は言いますよ今でもね。こんな人も必要です。また、聞かせて下さい。

posted by 田舎のオバサン| 2006-09-13 00:06

Re:傲慢にて(コンサネタなし)

私自身の人間性にもかかわり、且つフェアじゃないエントリーでしたので、
コメントはつかないだろう、つかなくてもいい、いっそ見逃して! そう思っていたら、
なんとも温かいお言葉の数々に、しばし言葉を失いました。
ただの甘ちゃん!自分ではそう思っています。しかし、勇気を与えて下さったみなさまに
心から感謝いたします。

こんな時間となりましたので、後日コメント返させて下さいませ。
 

posted by aru| 2006-09-13 01:00

Re:傲慢にて(コンサネタなし)

仙台戦を終えたあとに、さりげなくコメント返し(^^;
いつかお目にとまって下されば嬉しいです。

>すれすれ草さん
 大人じゃないですよ。ぜんぜん、だめだめ。
 好きな仕事なので、挑戦はし続けます。地道に謙虚に。
 裏はありますよって!それとも何ですか。私は前から見ても後ろから見ても
 同じってことですかー。いや、確かにそれはあるな(・・)
 なんて照れてまして、アホなことしか書けません。

>yasuさん
 「その分野での会話には負けたくない」とってもよくわかります。
 結局自分の場合は、ブランクがあったり分野が違うことへの不安なども手伝って、
 余計に肩に力を入れて、いきがってしまった感があります。

 現役だった頃は、もう手のつけようがない暴れん坊でした(^^;
 自信があったんです。そして誇りも。誰にも負けないぞみたいな。
 だから尚更、今の自分が歯がゆくて、より卑屈な部分が心の中にあったのでしょうね。
 コメントを読ませていただいて、そのようなことにも気づかされました。

 このたびの件で、また知人と連絡がとれて、少しだけ光が見えてきました。
 家族も応援してくれているので、いつになるかわかりませんが希望は捨てません。
 >失敗は 失敗と気付いた時から成功への種になる
 種をまきました!芽が出るといいな!

>暢気さん
 つーことで厚別行きました!(笑)
 なんだかお疲れのようでしたね。きっと今頃もっと疲れているのでしょう。

>えんしゅうりんさん
 水戸戦ではスーツ姿でしたね!何やらブツを渡されていたのを目撃。
 仙台戦から次は~~~~。お土産期待しています。冗談!

>ビーグル伝説さん
 こちらこそご無沙汰でしたが、水戸戦でお会いできましたね!
 素敵なTシャツと、サルト疲れのあとのもどきは音楽にノッてるような感じでとっても
 いい雰囲気でしたよー。
 褒められるのに慣れておりませんので、恥ずかしいです。
 でも頑張りたいと思います。

>田舎のオバサマ
 ちょうど中学生のような多感な時期に言われた言葉って、いつまでも記憶に残っているもの
 ですよね。「我が強い」あああ、私も心当たりがあります。
 好き嫌いの激しさはあまりないのですが、短気なんだな・・・私。
 気を長く持てるよう努力します。そうだ、口にする前に何秒か考えろと言われたことも
 ありました。思い出しました。感謝です。
 ご主人様の手術、終わったのでしょうね。早く回復されてアウェイの計画立てて下さいね!

みなさま、うまく表現できないくらい感謝して、遅くなりました・・・
ありがとうございました。
 

posted by aru| 2006-09-17 00:00

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