2006年07月25日

ヌコ

なんだかトラバしてもらえたおかげか、笑うほどアクセスいただき
すみません。これでまた新規のお客さんを逃したに違いない。

消えてしまいたいので、消えた猫について書く。

なので、猫アレルギーの方は読まないほうが賢明であるし、
スタジアムにおいても猫の毛をたくさんつけて行くので、自分に
近寄るのは注意したほうがよいと思う。
かなりアレルゲンを持ち歩いている。
スタジアムで妙に鼻水が出たり涙が出たりくしゃみが出たら
近くに自分がいるのだと思って下さい。久しぶりに追記。

うちには現在3匹の猫がいる。まあデカイ犬もいるがしかとする。
稚内産のノラ同胎の2匹と、札幌厚別産のノラ1匹。

稚内から現在の家に引っ越してきた直後、人の出入りが多かった
ので、ドアの開閉時に稚内産の1匹が間違って外に出てしまった。

パニックに陥った自分は、おろおろと近所中を探し歩いた。
拾ってから一度も外に出したことがない。ましてここは札幌だ。
近くには片側3車線の道路があり交通の往来が激しい。
探しても探しても見つからない。轢かれたかもしれない。
いつも最悪のことを考えてしまうのは自分の悪い癖だ。

・動物管理センターというところに電話してみた。
 犬の保護や捕獲は行っているが、猫については関知して
 いないとのこと。万が一、轢かれたなどのことがあれば、
 それは清掃会社の管轄になるので、そちらへ問い合わせて
 みたほうがいいと。冷たいような内容だが、親切に対応して
 下さった。

・白石の清掃会社に電話してみた。
 もう、その時点で涙声となる。何故なら、それはすなわち
 遺体の処理に心当たりはあるかどうか、だからだ。
 これこれ云々と涙声で話す自分にやけに優しく対応してくれた
 声からすると定年間近の人物。
 「ちょいと、聞いてみるわ。おーい!誰か猫みつけたかー?」
 電話の向こうで同僚たちに聞いてくれている。 しばしの間。
 「あのねえ、奥さん、今のとこそういうのはないみたいだよ。
  でもさ、猫ってそう簡単に道路に出ないから心配しないほうが
  いいよ。じきに戻ってくるって!」
 その言葉に、ついにしゃくりあげてしまった。有難う・・・・。

・もう一度外に出で探す。いない。
 建設中の家があり、数名の方たちがお仕事されていた。
 缶コーヒーを買い求め、それを持参し頼んだ。
 「こんな猫 見つけたら教えて下さい・・・・」

・近くの交番に行った。猫は遺失物扱いになる。
 書類を書きながらまた涙が出た。

・札幌にいるのに、稚内でお世話になった動物病院にまで電話
 した。今おもえば、医師だってどうしろと?の話だがかまって
 いられなかった。
 「家猫はたいてい戻ってきますよ。だから安心して下さい」
 有難う。

・帰ってきた息子たちに散々怒られる。泣くしかない。
 本当に外に出たの?と状況を説明させられる。
 ふと気付くと出た瞬間を目撃したわけではなかったのだ。
 じゃあ、家中探してみようよ!!!!

まだ新しい家の作りに熟知していなかったのさね。
階段下の物置のようなコーナーのダンボール箱の上で寝てたさ。

本日、厚別産の猫がいなくなった。
駒苫の決勝を寝室でひっくり返って見ていたら、突然の強風を
感じた。なんとゆるくなっていた玄関ドアが開いてしまっていたようだ!
ヤバイ!!!
案の定 厚別産がいない。
探し回った。「のね~~~!のね~~~~!」
しかし、この猫はノラ歴が長い猫で、しかも男好きで息子たちと夫
の膝の上でしか、あられもない姿をさらさない。
自分が抱くと、耳を寝かせる猫なのであった・・・
自分が見つけても捕まえることが出来ない。どうしよう。
ケイタイを持ち歩いてすぐに反応出来るのは長男しかいない。

「いつ帰ってくるの?のねがいない。どうしよう捕まえる自信ない」
すると 猛烈にいかりをこめたメールが立て続けにくる。
すべて母さんが悪いという内容。俺は10過ぎないと帰れないから
とにかく探しまくれと。

探し探して家に帰ったら、居間の息子の投げ捨てた服の上で寝てた。

「家にいた (・・)」 とメールすると 「(ーー; 」 の返事。

しかし、ここからが本題だ。稚内産のもう1匹の猫は脱走歴が2度
ある。夏場は下手に窓を開けられない。網戸も破る。
がしかし、やつの脱走に誰も気付かないのが不思議だ。
冬も押し迫ったある寒い日。朝、学校に出ようとした息子が目にしたの
は、ドアの前で震えるやつの姿だった。
誰もやつの不在に気付かなかったのである。ごめんよ。

そして、その猫は今病院だ。
結石が出来て膀胱が破裂寸前になって腎不全になってしまった。
現在点滴と膀胱カテーテルを入れられている。
おとなしい猫・・・ 自我の強くない猫はこうして危ない状況になって
初めて治療を受けた。ごめんね。これは本当にお母さんが悪かった。

これからお見舞いに行ってきます。血液データは改善してきてます。
消えてはいけないのだ。
おまえなら絶対回復する。

posted by aru |19:22 | 日記 | コメント(5) | トラックバック(1)

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Re:ヌコ

入院中の猫 早く回復して家に戻ってくるといいですね

自分は動物好きなんだけど
喘息持ちの自分は 子供の頃家で動物飼うことは許されなかったんです
小学校の3,4年頃の冬 学校帰りに捨てられた子猫を見つけ拾ってきた
飼ってもいいか?って親に聞いたところで ダメって言われるのが目に見えたので
こっそり車庫に入れて 餌をやっていた・・・
次の日の朝 学校に行く前に猫を見に行ったら凍え死んでいた・・・
自分が拾ってこなかったら死なずに済んだかもしれないって
かなり落ち込んだのを思い出しました・・・

縁起の悪い話ですいません・・・aru宅の猫は元気に帰ってきますよ!

posted by yasu | 2006-07-25 20:32

Re:ヌコ

ヌコちゃん大好きなんですが、今は家の事情で飼えません(TT)
でも小さいときからいつもいろんな猫が家にいました。異常に怖がりで
外に出たがらない子もいました。猫とは思えない人懐っこい子も。
犬みたいな芸なんか何~んにもできなくたって、そのへんでドテっと
寝てる姿をみてるだけで癒されるです♪
遠くに連れて行かれたけど自力で戻って来た猫ちゃんがいますヨ。

posted by かりん| 2006-07-25 21:00

Re:ヌコ

膀胱カテーテル・・・つい最近私も付けてました。辛いだろな。頑張ってくれ! と言う私は猫アレルギー。しかし、小学生くらいから猫を飼ってました。今考えるとウチの親は何者なんだと考えさせられます。 今も実家に行くと猫がおりまして、アレルギー反応出まくりですが、そんな症状にも慣れた感があります。 我が家にいた猫も脱走しておりましたよ。最高は5泊6日の旅でした。結局、近所の猫ちゃんめぐりをして、メスとよろしくやっていたようです。(うちのはオスだった)近所の猫をはらませて問題を起こしていたりしましたが、あいつとの思い出は楽しかったな~。猫って可愛いですよね。

posted by なかさん| 2006-07-25 22:00

Re:ヌコ

小学生の頃ネコにオシッコかけられた事がある同士ですこんばんは。
お子さん、ネコ大好きなんですね~。
腎不全ってエライ事になってるんじゃないですか!! 早い回復を願ってます。

自宅ではこれまでネコどころか動物を飼ったことはありませんが(でも自分は動物好き)、
昔ハナタレガキンチョの頃、近所の友人宅に二桁を数える程のネコがおりました。
よく遊びに行ってました。
そして自分の『大事な所』を何度も蹴られました。
蹴られた直後は『コノヤロー!!』と追っかけまわしてました。
そして頭文の通りオシッコもかけられました。
でも不思議と嫌いになってないんですね~
よく身体中毛だらけにして家帰って、親がため息をついていた記憶があります。

親の実家には老猫がおります。
もう何をチョッカイ出してもビクッともしやがらない。脱走歴もない。
自力で歩いて移動した時には、もうスタンディングオベーション(立って拍手)!!
でも別に病気しているわけでもない、(いろんな意味で)強いネコだなぁとつくづく。

posted by しゅ~ちょ~| 2006-07-25 23:00

Re:ヌコ

たまげるほどの日数を経てコメント返しさせて!
ヌコは約一週間の入院を経て無事退院しました。
安堵、安堵。

>yasuさん
 仰って頂いた通り無事早期回復しましたですよ。
 小学校の頃の猫ちゃんは、yasuさんちの車庫で安心して
 眠るようにいけたはずです。最後の最後に優しい気持ち
 を貰って嬉しかったと思いますよ。
 動物を飼うことは簡単なことじゃないですからね。
 猫ちゃんは喜んでいるはず。猫の恩返しありませんか?
 (笑) ないかもな。猫って気まぐれだしなあー。

>かりんさん
 ヌコに反応して下さり有難うございました。
 かりんさんのところがどちらかわからずすみません。
 可愛いですよねえ!ヌコ!
 いつか飼える環境になったらいいですよね。
 うちも私が小さい時からいつもヌコがそばにいました。
 うちの家族は全員、拾ってきた歴があります・・・。
 そうそう!ドテっと寝てる姿!たまりません。
 たまにそのまま引きずるとモップになっていいです。
 また遊びに来て下さいね。心配して下さって有難う。

>なかさん
 そうそう、なかさんもアレルギーでしたよね。
 どっかで見た記憶があります!
 それにしても飼っていたアバウトな親御さん、思わず
 笑ってしまった私を許して下さい。
 旅に出ては浮名を流していたのですね。ったく。
 しかし、このエントリーでそのアイツを思い出していた
 だけてよかったです(笑)。

>しゅ~ちょ~さん
 おしっこひっかけられたとですか。
 私は長いこと猫と暮らしていますが、ビビってチビられ
 た経験ならありますが、ひっかけられたことはないで
 ございますよ。
 よっぽどなことをされた洟垂れ小僧だったんですね。
 猫パンチを大事なところに・・・いい気味です(嘘)。
 親御さんの実家の老猫・・・自力移動でスタンディングオー
 ベーション・・・笑った。目に浮かびます。
 ほのぼのですね。
 腎不全は急性だったので、事無きを得ました。
 「すわ透析の日々か!」と慌てましたが、今そこにいて
 外をじっと眺めていますわ。何もないのに。

みなさん有難うございました。

posted by aru| 2006-08-13 06:00

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