2006年07月17日

レッドカード

本日二発目いきます。

どの試合だとか限定はなく感じたまま書いてみよう。
ワールドカップも自分が起きている時間帯や準決勝や決勝は見た。
審判の度量、性質、試合の展開を左右するほどの警告やカード。
さまざまな場面を、ほとんど適当に見ていたのだが。

ジダンの延長戦突入後のレッドカードには正直ショックを受けた。
さまざまな場所で、一番近い場所での見解などを翻訳したであろう
情報も流れているのだろうと推測するが、面倒なので見ていない。
すごく興味はあるのだけどね。

忙しい日々の間、やっぱり決勝だけは見たかった。
面白くなかったら寝ればいい。録画はしているんだから。なんて
気持ちで見ていたら、目を離せなくなってしまった。
これはライブで見るものじゃない???!!!
ひとりごちながら見たくもない悲しいジダン退場まで見てしまった。
おフランスを応援していたわけではない。
イタリアを応援していたわけでもない。
これを最後にするジダンに対する思い入れも特別なかった。
思い出すのはヤカンを蹴っていたCMくらいのものだし(言いすぎ)。
ただ、ワールドカップを信じていた。サッカーの祭典。
だから見届けたかったに過ぎないのかも。

しかしとにかく、サッカーの祭典は終わった。次を楽しみにしたい。

レッドカード。一発退場に値する行為について考えた。
ジダンの頭突きは最初、なにが起こったのかわからなかった。
後の報道で見た限りにおいては、「言葉の暴力」という言葉に
印象を強くした。こどもたちに申し訳ないという言葉も印象に
残った。それをそのまんま受け止めるなら、ジダンはやはり
素晴らしい選手である。サッカー選手のなんたるかを知っている。
寡黙な選手だ。饒舌であろうと寡黙であろうと、自分は本物のサッカー
選手たるもの、プロたるものを見逃したくないと思う。

野次は嫌いだと常々思っている。しかし、家でテレビを見ている時は
ものすごい暴言を吐きまくりながら見ている。
コンサの試合でもそうだ。

でも、スタジアムに行ったなら、自分はそのような言葉は吐かない。
なぜならば。選手と共に戦っているから。そのつもりだから。
12番のレプリカも着ていないけど、12番の選手だから。
ラフプレーしまくったり、審判にくってかかったら、カード出るよ。
それはすなわち、チームへの迷惑行為になってしまう。
必要な選手なのに、次にいなくなってしまったら困るでしょ。

12番を背負っているのなら野次はやめよう。
野次をはきたいのなら、家で吐くかどこかの居酒屋でやれや。
飲みながらやれ。そういうサッカーバーも増えればいいと思う。
マジで。それが文化だ。
スタジアムでは応援しよう。アホみたく応援しよう。
場所を選べば、なにをしたっていいと思う。
ただ、スタジアムは応援する場所だ。ホームアドバンテージを見せ
つける場所だ。12番目の選手としてピッチに立てないけれども、
出来ることは応援しかないでしょう。

サッカー文化はさまざまだ。野次や、ブーイングも成熟してこその
産物であると考える。
まだまだ10年のコンサドーレ札幌、あるいは、何年たつか忘れたが
Jリーグというものが出来てからの日本のサッカー文化では、
追いつけないものが確かにある。

できることから始めよう。野次やブーイング、居酒屋での大騒ぎは
あと20年くらいしないとカッコいいものにはならないと思う。
反論あるならどうぞ。

posted by aru |12:25 | サッカー | コメント(6) | トラックバック(1)

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Re:レッドカード

はじめまして。aruさんの考え共感するところが多くあります。
確かに、Jリーグからの各クラブの評価の項目の中に、選手の警告・退場率の原点はもちろんの事、
ボールボーイのボール支給の素早さ、サポーターの態度も含まれています。

サポーターであっても、汚い事をすればしっかり評価されますからね。
そろそろ、1人1人が考えて行動すればクラブの評価に直結するということを、再認識してみる機会なのではと思います。

posted by harakei.| 2006-07-17 13:19

Re:レッドカード

そう!そうなんですよ!!
スタジアムは応援する場所なんだから、
野次りたい奴はどこかよそでやればいいんですよ!

我々サポーターにできることは応援だけなんだから、
野次なんてコンサのこと知らない奴でもできるんだから、
スタジアムに行ったからには、やはり応援するのが筋です。
ゴール裏でも野次>応援な連中、空気読めや。
少なくとも、私はそう思います。

posted by はび| 2006-07-17 14:55

Re:レッドカード

あほみたいに応援しています。
パートを休んでお金をかけて、喜んでは落ち込んではを繰り返しながら、知り合いのいないゴール裏の隅っこに潜り込んで、あほみたいに応援しています。暗い応援をしているオバサンは私です。

posted by 田舎のオバサン| 2006-07-17 16:00

Re:レッドカード

昨日の結果に涙して寝た同士ですこんにちは。

なかなか難しい事ですね。
ジダンの件一つ取ってもいろいろな見解ができそうですからね。
確かに彼の頭突き自体は弁解のしようがないですが、それじゃあ
なにもしなかった所で今回のマテラッツィのような『心無い口での攻め』が
問題として提起されるのか?と考えると現在のマスコミ類を考えて
『あぁ、ほぼ無いだろうな』
とも思えるし。
ジダンはサッカー界全体の事も考えていたのかなぁ、ともふと思う。

自分は基本的に対戦相手に対して(最低限でも)敬意を払う必要があると思ってます。
応援しているチームひとつのみでリーグが成り立っているワケではないですし。
確かにコンサが負けると悔しくも怒りたくもなりますが、Jリーグ全体の発展を願う者としては
『必ず負けるチームだってあるんだから』
と現実を受け入れています。ブーブー言ってるだけでは前進はない、と。

[常に前向きで]

そう考えると個人的にはaruさんと一緒で声が直接届くスタジアムでブーイングや野次なんてできません。
そんなこと言う力があればそれ応援にまわしたいですし。

例えば新居の件だって、やったことに関しては残念ではあるが、あれがあったから
コンサにしまふく寮ができる理由の一つになっただろうし、
新居本人も事故に対して反省し(再発しているワケでもない)
サガンであれだけがんばっているんだから、何もマイナスだけではないと思ってます。
今現在彼に対してのブーイングは単なる
『アホの粘着』
にしか聞こえていません。
(純粋に彼の能力に対してすごいと恐れてのものなら少しはわかりますが)

コンサに対するブーイングや野次だって、結構短絡的なモノも中には感じて、
『何でもサッカー先進地域のマネすりゃいいってワケじゃないって!!』
と腹が立ってきたりします。
よく『チームに対する愛情の裏返し』というのも聞きますが、
すべてがそういう意味で言ってるとは思えていません。
もし逆にサポが選手達から『何よ、その応援は!!』ってブーイングや野次を飛ばされたら
果たして全て同じ受け取り方ができるのか、と。
そういう方々に対しては、
『6~7年前のヴァンフォーレ甲府のサポになってみて欲しかった』
と強く感じます。

だから、aruさんの仰っている
『成熟してこその産物』
というところにものすごく共感しちゃってます。

これって知っていますか?
http://www.g-7.ne.jp/~mpeda/sen/senz.swf
自分はこのフラッシュを見る度に彼のことを尊敬しています。

また長くなっちゃってスイマセン。m(_ _)m

posted by しゅ~ちょ~| 2006-07-17 16:00

Re:レッドカード

ジダンの行為については 行為そのものは許されるべきことではないですね
世界中のサッカーファンが見ているW杯のしかも決勝
そして自身が謝りたいと言っていた 子供達の目にはどのように映ったのか
ただ 一人間として対峙しなければならないほどの「言葉の暴力」が試合中に行われえいる現実も
また悲しむべきことだと思います

そして「言葉の暴力」からヤジに展開していく訳ですが
う~ん なかなか難しい問題です
>サッカー文化はさまざまだ。野次や、ブーイングも成熟してこその産物であると考える。
同感です・・・だからこそ思うのです
サッカー文化が成熟していないこの国、そして北海道という地において
「応援する」の定義はどこにあるのか?
ゴール裏(熱烈ゾーン)の応援スタイルが定義の主流だとして(事実そうなのだろう)
それとて 欧州や南米のサッカー先進国のスタイルが基準になっているのだと思うし
それ以外の応援はホームアドバンテージを作る要因にならないとされるのなら?が付いてしまう

そう考えると はたしてヤジもどこからどこまでがヤジなのか?
聞いていて嫌悪感を抱く言葉がヤジなのか・・・
自分も色々叫んでいるが 自分は前向きな応援だと思っていても
もしかしたら 嫌悪感を抱いている人はいるのかもしれない
だからやっぱり 誰も嫌悪感を抱かない歌やコールなのだろうとも思う
(思考がループしてるぞ!)

でも 自分は気持ちや情熱を大切にしたい・・スタジアムに足を運ぶ人々は
みんなコンサに対する情熱をなんらかの形で持っていると思いたい
その 情熱や意思を拒否されるのであれば やっぱりそれは違うんじゃない?となる

何を肯定して何を否定しているのか 自分でもわからんです
ただ 今回のaruさんのエントリーに 何か違和感が感じられたのも事実です
(その違和感の本質すらよく解らないのですが)

そしてひとつだけ確実に思うのは
>野次やブーイング、居酒屋での大騒ぎはあと20年くらいしないとカッコいいものにはならないと思う。
こんなのがカッコよくなるサッカー文化は根付いてほしくないってことですね

長々と訳のわからんコメントを失礼しました
いつか機会があれば 酒でも飲んで語り明かしたいものです

posted by yasu | 2006-07-18 00:00

Re:レッドカード

>harakeiさん
 ようこそお越し下さいました。
 初めましてとありましたが、いや、私は知っている!
 「コンサと生きる」の方ですね?
 でも初めまして。反応有難うございました。
 大それた事を書いてしまいましたが、どんな試合を
 見せられようとも、励まし後押しすることが自分たち
 に出来ることなのじゃないかと思い書きました。
 しかし、ボールボーイのボール支給の早さまでもが
 評価になるとは知りませんでした。
 大好きなボールボーイ君たち・・・彼らにも大層な任務が
 与えられていたのですね。ますます彼らをも応援しよう
 と思いました。ご教示ありがとうございました。

>はびさん
 いやあ、私も野次が大嫌いで、そんなこと言うくらいな
 ら「ここにいるな!」と思ってしまうのであります。
 なるほど。コンサを知らなくても出来る。言い得て妙
 ですね。確かに愛すればこそ不甲斐ないプレーなどに
 叱咤する言葉もあるかもしれませんが、そうじゃないと
 感じられる自分本位の野次が聞こえると不愉快です。
 感じ方は人それぞれかもしれませんが、ストレートに
 私もいやです。はびちゃん、言葉遣い、私に似てきちゃ
 ダメよ(笑)→「読めや」

>田舎のオバサマ
 また来て下さり有難うございます。
 あほみたく応援!嬉しいです。暗くても陰鬱でもアホ
 みたく応援いいです。
 私もゴール裏に知り合いなんぞ(正真正銘の)おりま
 せん。一人参加が基本です。
 更年期のせいか、顔を真っ赤にゆでだこ状態にして応援
 しているのは私です。
 お互いにアホみたく応援しましょう。

>しゅ~ちょ~さん
 いつまで同士でいて下さるかわかりませんが、こんばん
 は。
 難しい問題ではあります。でも、ひとつ確実なのは、
 ジダンの件ですが、ジダンがあの行為をしなければ、
 マテラッツィの吐いたとされる言葉も闇につつまれて
 いたのではないでしょうか。様々な歴史を持ちつつ
 集う選ばれし選手たちの国際試合で、出自やプライベー
 トな言葉を放つのは、スパイクの裏を見せるよりも
 卑怯なやり方だと思います。これすべて憶測だけど。
 いずれにしろ、今後とも語られることでしょうね。
 
 なるほど。相手あってこそのサッカーですね。
 言われてみれば当たり前。コンサが負ければ勝つチーム
 がある。Jリーグ全体をみる。なかなか出来ないこと
 だけれども、広い視野で見ることは時に大切なことです
 ね。開き直りではなく、前を向くしかないことを教えて
 頂きました。

 新居選手の時の出来事は、少々コンサから離れていた時
 のことなので、あまり多くは語れません。
 しかし、鳥栖に行ってからの現在の活躍ぶりにはあっぱ
 れと素直に思います。読んでいませんが、何かの雑誌で
 例の件についての思いと、そこから得たものについて
 語られていたようですね。
 「もっとレベルの高いところでやりたい」と言って去っ
 て行った選手に比べると、私は好感を持っています。
 ここは突っ込まないで下さいね(笑)

 甲府の存続の危機の時のことでしょうか?
 あの時は、私も山梨県のホームページからとんだどこか
 のネットでの署名活動に参加した覚えがあります。
 あのような危機感を持ちえたクラブは、どこか突き抜け
 たような強さがありますね。コンサは2度の降格を味わっ
 てはいるけれど、クラプそのものの危機を本当に味わった
 ことがあるのかどうか、と考えるとなかったような・・・。
 わからんことには触れないどこう(触れたが)。

 戦術君。もちろん知っています。そのフラッシュも何度も
 見ました。久しぶりに見て涙が出ました。
 彼がひとりで成し得ようとしたもの、そしてそれを認め
 たまわりの人達。2+2=4 2×2=4。
 素敵なボードです。

 長いのは全然構いません。そのかわり私も長くなります。
 笑って下さい。

>yasuさん
 きました反論が!それもお得意さんから!
 あわわ、あわわですよ。
 まず何から書いたらいいんだろう。難しいよ~。
 いっそ、それこそこれからどっかの居酒屋に行って語り
 合ったほうが話は早いと思うのですが、公開しているも
 のだから、文章で返すしかないのがもどかしいっ。

 誤解が誤解を招くかもしれないですけれど、
 最後のほうからいきましょう。
  
 そしてひとつだけ確実に思うのは
 >野次やブーイング、居酒屋での大騒ぎはあと20年くら
  いしないとカッコいいものにはならないと思う。
 こんなのがカッコよくなるサッカー文化は根付いてほしく
 ないってことですね
 
 ↑この部分ですが、違うんです。こんなのがカッコよく
 なる文化が根付いて欲しいって思っているんです。
 すんません。

 コメントで書ききれないので、次のエントリーで少し
 触れてみました。それと重ねて読んで頂ければいいの
 ですが、いかんせん、文章でのやり取りだけでは己の
 力ではうまく伝わるかどうか自信ないっす。

 単刀直入に嫌いな野次でも書いてみましょうか。
 「○○!使えねえんだよ!ひっこめや!」
 「走れねえんだったら、やめれ!」
 「それでもプロかよ!給料泥棒!」
 まあ、いろんなパターンがありますが、こういうの。
 罵倒ってやつ。
 実際いますから。そういう言葉を吐く人達が。
 これって、愛情の裏返しだろうか。甚だ疑問です。
 
 しかしですよ。
 これらのような野次も、成熟したサッカー文化がこの
 北海道に、日本に定着したならば、受け入れられると
 私は思います。こういう人たちであっても、週末になっ
 たら足繁くスタジアムに普段着でビール腹で通うんです。
 それはそれで素敵だなあと思うんです。
 おかしいかな。

 でもまだそこまで成熟してないから、なんか違う。

 表に見えるものだけに限ってホームアドバンテージと
 なる応援について書きました。
 表に見えない部分のたくさんのホームアドバンテージは
 あると思いますが、とりあえず熱烈ゾーンの応援につい
 てだけ言及したんですが、あそこを全面的に肯定してい
 るわけでもなくて、でも大事だから知ろうと、外から
 見たり内側から見たりしながら、残りどれだけ頑張れる
 かわからないけど、考えていきたいなと。

 ああああああ、しっちゃかめっちゃかだ。

 マジ、今度のみましょう。
 こりゃ、手紙だな。お恥ずかしい。

みなさん、有難うございました。
 

posted by aru| 2006-07-19 00:05

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