2006年04月16日

キャプテン

3連勝。そして4-1というスコア。なんと素敵な響きでしょう。
もう、また録画見まくり。

試合に行くと、これまたいろんな出来事が起こり、退屈な日常に
潤いを与えてもらえます。
コンサに復帰して良かった~とつくづく思います。

出来事やら云々は、また日記のようにして後日書こうかな。
あと、へへ、住んでいた街のことも書こうとしたためているんです
けど、未完成~。

今日は少し真面目ですよ。
ええ、世間知らずで子どものまんま歳をとったような人間の戯言
ですけどね。

先日、野々村さんにはキャプテンシーがあったと書いた。
よく考えればなんでだったかなあ。
そうか、記憶に残っているのはエメだとかビジュだとかなんかリモコン
で操れるという噂が流れていたから、そうなんだーと思っていた。
だからかな(^^: それだけかい!

その後、森下選手がガンバからやって来て、何やら早いうちにキャプ
テンになった気がいたします。(ちゃんと調査してません)
記憶に残っている森下選手(あ、引退したから元選手ですね)の
言葉があります。
「誰よりも先に走りたい。ランニングでも先頭を走りたい。」。
そのような謙虚な、そういうところでキャプテンとしての姿勢を
見せたいというようなニュアンスだったと思います。
いつも半袖で頑張っていましたよね。

現在は和波選手がキャプテンを務めています。
キャプテンシーって何か。考えてみたりします。

まずコンサのキャプテンは横に置いておきます。
自分が思考出来る範囲としては、経験や外聞、また書籍などからの
情報に限られております。キャプテンなんてしたことないし。
まして、サッカーしたことないし。スポーツ選手も論外。
そんな自分が書ける経験話。
読んで驚くなかれ。
部活動をしていた息子のことだ!ぬはは。レベルが違うぜ。
しゃーないでしょ。他の世界知らないんだから。それに親ばかだし。

自慢じゃないが息子は無類の運動音痴であった。小学生の時
逆上がりも出来なかったし逆立ちも出来なかった。
絵が得意だったので美術部にでも入るのかなと思っていたら
なんとスポーツ系だった。たまたま隣の席の子に誘われてふらりと。
道具に何が必要なのかすらわからなく、スポーツショップで一から
十まで教えてもらって購入した。

全国に行く先輩もいた強い部活だったが、スポンサーの先生も
異動になり、プレッシャーだけが後輩にかかってきた頃の入部だ。
毎日毎日帰宅するなり玄関でぶっ倒れていた。

努力はするものの、もともとやっていた仲間や運動神経のいい仲間
には到底及びません。ダブルスが基本だったので、組む仲間は大変
だったと思う。
一番下手くそだったと思う。

歴代のキャプテン(主将とも部長ともいってたが)は強かった!
しかし、いよいよ3年生が引退するその時に、
(キャプテンを指名するのはスポンサーではなく、3年生の話し合い
 だった)、告げられた名前はへたっぴな息子の名前。

マジかよ・・・・。
理由は「真面目だから」「率先して球拾いしてたから」「コート整備を
しっかりしていたから」 だったらしい。
丁度、テレビ漫画の影響と、何やら強い部活という事でいろいろな
校外のクラブで幼い時からやってきた新入生が続々と入部してきた。

そのプレッシャーは見ていて気の毒なほどだった。
「やめたい・・・」
初めて泣いた。新入生の保護者からは「練習メニューがぬるい」と
クレームがつくし、スポンサーだって家庭もある。なかなか相談できる
時間もとれず、一人ですべて背負い込んでしまった。

ひとりで悩むな。
キャプテンは自分だけだと思うな。
何故指名してくれたのか、思い出せ。
そんな事しか言わなかったけど、やけに素直に聴いてくれた。
余程、参っていたのだろう。

それからは誰よりも早く学校に行き、コートの準備をした。
人が嫌がる仕事も黙々とやった。技を磨くのにはもう時間がなかった。
自分が後輩たちに教えられることは何かを、彼なりに考えたようだ。
吹っ切れたあとは、おのずと運も味方してくれて、ここ一番で勝ちを
とってくれた。
引退する時に後輩たちが書いてくれた色紙の言葉のひとつひとつ。
今でも机の上に大切に飾っている。

コンサに戻ろう。てか、もう何も書けないなあ。
キャプテンシーって、
まとめようと無理しなくてもいいんじゃないかな。
カリスマ性もいらないんじゃないかな。
誰よりも上手くなくてもいいんじゃないかな。
見てくれている仲間たちはたくさんいると思う。
いろいろな意味で人は影響をし合っている。

キャプテン頑張れ。
部活動と比べるアホさ、まして親ばか発揮ブログ乙。



 

posted by aru |17:42 | 日記 | コメント(3) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:キャプテン

息子さんはすばらしいですね。正直泣けちゃいました。私は会社のサッカー部と学生時代の水泳スクールのキャプテンやってましたが、息子さんと同様、周りから見ると、プレーでは上の人間が沢山いました。その選手たちには嫌がらせもされましたが、日々の生活態度や、チームにかける気持ちっていうのを前面に出して、頑張りましてなんとかやって来れました。プロだってそうだと思いますよ。人間の集まりですから・・・。息子さんは将来すばらしい大人になりそうですね。いやー感動しました。

posted by なかさん| 2006-04-16 19:30

Re:キャプテン

息子さんのやっていた部活・・
察するに 多分自分が高校時代にやっていた部活と同じだと思います
そして 立場も・・
自分には人の上に立つ資質がなかったので
ひたすら練習して その練習にみんなを巻き込むことしかできず
おのずと良い結果も良い思いでも残りませんでした

息子さんは 真剣にキャプテンとしてあるべき姿と
自分にできることを追求したのだと思います
キャプテンとは 同じ目的を持つ仲間が良い方向に向う為の
「何か」をすればよいのだと思います
その 何かは個人個人で できることは違うと思いますし
「キャプテンはこうしなきゃならない」っていう固定的なものは
ないのかもしれませんね・・・

そのキャプテンの経験が これから息子さんにとって
大切な財産になるでしょうね・・・

ちなみに 自分は今会社の野球部で主将をやっていますが
単に年齢的なものだけで選ばれております・・・
息子さんを見習わなければ・・・(汗)

posted by yasu| 2006-04-16 20:01

Re:キャプテン

>なかさん
 私と同じで涙腺やばくなってきていますか?(笑)
 息子を褒めて頂いて恐縮です。親馬鹿全開してしまいまし
 た。あの時は、本当に親子で泣きました。
 丁度、夫が単身赴任中だったものですから、こんな時、
 男親ならどうするんだろうって、模索しました。
 夫が帰って来た時には迎えに行った車の中で私が泣いて
 しまいましたよ(^^;
 そうですよね。プロだってそうですよね。
 私は、誰がどうのとは思わないんです。おっしゃる通り
 人間の集まりですものね。
 人が集えば苦もあれば楽もあり。理想ですが、誰もが怪我
 や、波の悪い時があると思うけど、腐らずに焦らずに、
 しっかりその時間を大切にしてもらいたいと思いました。

>yasuさん
 そうですか。同じだったんですね。

 同じ目的を持つ仲間が良い方向に向う為の
「何か」をすればよいのだと思います
 その 何かは個人個人で できることは違うと思います

 おっしゃる通りですね。出来る「何か」は必ずあると思い
 ます。
 とんでもないですよ。yasuさんは資質を持たれていらっしゃ
 るんです。しっかり読んで下さって、コメント下さる事に
 いつも感激しています。息子を褒めて頂き有難うございま
 す。

お二人のキャプテン!有難うございました。
 

posted by aru| 2006-04-16 22:00

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