2009年06月29日
「突き放す力」と3-5-2
2点差にできない。この悩みは深刻だ。 このことについては、フラッ太さんがデータで分析してくれた。 先制点をとっていながら追加点が取れずに、または同点の状態から「突き放す力がない。」 毎回、石崎監督も会見で話しているが、まさに「突き放す得点ができない。」ことが問題になっている。 ところで、今日のラジオAIRーGのコンサドーレコーナーで平川氏はシステムのことを話していた。 仙台戦は途中勝っている状態から3-5-2にしてあえて攻撃する姿勢を示したが、うまくいかなかった。今のコンサでは1点を守りきることはできない。それなら初めから攻撃的に3-5-2にして臨んだらどうかと言った内容だった。 3-5-2では当然サイドをつかれる。そしてラインが下がると5バックになってしまうとこともある。そしてなにより3-5-2は今や時代遅れと言われ、Jリーグでも採用するチームは少ない。J2ではC大阪くらいか。 石崎監督が攻撃的にシフトチェンジする際に4-2-3-1から3-5-2に替えるのはクライトンを生かすためでもあろう。監督自身が4-4-2にしたくてもクライトンいるのでなかなかできない。 そしてキリノのワントップではなかなか得点がとれない現状だ。となればやはり初めから3-5-2を採用する手もあるような気がする。 その理由の一つはサイドの得点力不足。4-2-3-1のシステムでは特にサイドの得点力が求められるが、岡本はまだしも征也は現在無得点と現段階では期待はずれ。右サイドに得点力がある選手をおく方法も考えられるが、バランスを考えれば他に良い選手も思い当たらない。 2トップでポスト役を入れることができればキリノを生かすこともできるだろう。 しかし、石崎監督は特効薬を求めていないような気がする。3-5-2は得てしてコンサの場合にはパワープレーを行う手段のシステムにもなっている。 単純に放り込んでなんぼのサッカーはしたくないはず。 また、最後はシステム云々ではないことも重々わかる。 突き放すサッカーができれば問題はないのだが、監督は戦術の熟成を求めている。しかし、私もそうだが結果も当然、求めてしまう。 当座の間、得点力を向上させる手段としてスタート当初から3-5-2にすることも考えられるのではないか。 一番良いのは、今の状態で「突き放す力」を向上させることだが、なかなかその力の向上ができないでいる。はたして石崎監督は次にどんな手を打つだろうか。
posted by 孔明 |20:02 | 戦術 | コメント(0) | トラックバック(0)
スポンサーリンク
スポンサーリンク