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2008年05月20日

ポゼッションを高めるしかないのでは。

  リーグ戦の中断期間前は3勝1分け9敗の勝ち点10。目標の勝ち点40にはかなり厳しい状況。このままのペースで行けば当然のごとく降格にまっしぐら。補強など何らかの転機になるものがないと残留できないことは監督も認めている。

  これまでのリーグ戦では得点(12点)に比べ失点が25点と非常に多いことが気になる。
 昨年のJ2とは比べものにならないほどの失点の多さ。この状況では今の成績は仕方がないだろう。

 この低調な成績の原因は怪我人の多さが一つ。開幕時点での怪我人はおろか開幕してからも中山、西嶋、藤田そして曽田など怪我人が続いた。ただでさえ他のJ1チームに比べ層が薄いチーム。DFで言えばルーキーの柴田がスタメンで出ずっぱりの現状は正直誤算だっただろう。

 FWは中山の怪我が大きかった。そしてダビが欠場した試合が多かったこと。クライトンをFWに使ったことでなかなか中盤に起点を作ることができず攻撃は形にならなかった。最近はクライトンをボランチに固定したことでようやく中盤に起点を使ることができて形になってきたが今度は後半に息切れするといった内容。

 わがチームはハードワークが信条。前半からハードワークをしなければ勝負にならないがやはり同じペースで90分間動き回ることは無理なことだ。しかし可能な限り前線からハードワークをしてボールを奪い素早く攻撃につなげる基本は変えられない。そして後半息切れをしないこと。そのための戦術を整えなければいけない。それは相反するようではあるができるだけ疲労しないような戦術を取るということだろう。
 
 後半息切れして失点を重ねる主な要因は相手に中盤でボールを回されそれにつきあわされてボールを追っているためで、DFだけのせいにはできない。今のままでは名古屋戦のような展開を嫌でも毎回見せられることになる。そうならないためにはFの炎で平川氏が言っていたがポゼッションを高めることしかないと思う。

 そのためには怪我人が復帰してメンバーが揃うことはもちろんだが、一つはつまらないミスをしないこと。相手のプレッシャーが厳しい場面ならともかく余裕のある状態で簡単にパスミスをして相手に渡してしまうシーンが最近は目立っている。このようなことを繰り返していては自ら体力を削るばかりだ。

 もう一つは補強。新外国人FWにポストプレーができてためができる選手がほしい。ダビはどちらかといえばポストプレーヤーではなく突破する選手。中盤のクライトンと新FWの両方でためができれば自分たちの時間がかなり増えるだろう。

 中断明けからの試合はいかにポゼッションを高めることができるかにかかっていると思う。J2では相手にボールを回させているということが多かったがJ1では明らかにボールをまわさせられている。

 2002年の降格のときも最後に息切れして後半、特にロスタイムに得点されたことが多かったような気がする。
 
 同じ轍を踏まないようにしっかり準備をしてほしい。

posted by asa3804 |21:04 | 戦術 | コメント(0) | トラックバック(0)

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