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2017年12月29日

今年を振り返る9(シャドー、トップ編)

 シャドーは主に後半戦に採用され兵藤、チャナ、ヘイスが起用された。
トップは都倉がメインで後半戦はジェイが起用され、得点を量産した。
内村と金園は期待されたはノーゴールに終わった。

 兵藤は期待されて入って、額面どおりの活躍を見せた。運動量があって、前線を動き回ってボールを奪い、素早く前線に送る。いつも走行距離はチームトップ
平川さんはガチャガチャと動き回るのがよかったといっているが、チームの汗かき屋として頑張った。
兵藤は深井が怪我をした後は主にボランチに入ったが、宮澤と荒野がボランチに入ったときにはシャドーに入った。
 ポジションはシャドーの方が活きるのではないだろうか。ジェイの回りをチャナとともに動き回る形がコンサにとって一番良い形だったように思われる。

 チャナはシーズン途中でタイのムアントンから入団。入団前はそこそこはやるとは思ったが、バリバリの主力で活躍するとは思ってもみなかった。しかし、入団するやすぐさま実力を発揮し、チームの中心になった。ボールをキープする力があり、ドリブルで仕掛ける動きが秀逸。華奢なのにフィジカルコンタクトが強く簡単にボールを奪われない。
 シャドーで代えのきかない選手になった。
 そしてその愛されるキャラクターから一躍サポーターから人気者になったことも大きい。チームでもマスコットのような存在
ただ、何度も言われていることだがシュートの意識ももっと持ってほしい。スペースが空いたらシュートを実践してほしい。
なにより初ゴールはタイの国民も願っているだろう。

 ヘイスは怪我でシーズンの1/3くらいしか働けなかったが、試合に出ると必ず活躍した。前線でタメが作れて、いいところでボールを受ける。そして決定的な仕事をした。ここぞというときには俊敏な動きを見せ、ゴールへ向かって動きだす動きが素早かった。
低い位置でもボールをキープして味方につなげるテクニックは素晴らしいものがある。
その才能は溢れるばかりにある。しかし、もっとできる選手。怪我がなければどれだけ結果を残すのかわからない選手。来年はできるだけ怪我をなくして出場してほしい。



 伸二はリーグ戦は先発出場がなかった。主に同点もしくはビハインド時で得点がほしいときに投入された。伸二が入ればボールが落ち着き、攻撃の流れも良くなる。
攻撃のアクセントになって、得点を生み出した。ただ、伸二が入ってもロングボール中心だったり、引き気味になり、伸二とボランチ、DFの距離が空けば伸二は本来の動きができなくなる。こんな試合も目についた。
来年はミシャの下で伸二の出番も多くなるはず。先発もあるだろう。いかに伸二を生かすかが問われる1年になりそう。

 都倉は今シーズンは9ゴール。2桁得点を目指していたから、本人は納得していないだろう。しかし、前半序盤は得点王争いをしてゴールを量産していた。大事なところで得点をしてチームを引き分け、勝利に導いていた。しかし、後半は徐々に研究され、なかなかゴールをあげることができなかった。前線でボールを収めることがうまくいかずシュートまでもっていけないシーンが目立った。それでも後半戦はジェイとのコンビでは都倉がヘッドで落としたボールにジェイがシュートを打つシーンがあって、攻撃のバリエーションが増えた。来年はもっと点をとってほしい。ジェイとのコンビであれば得点はかなりとれるだろう。

 ジュリーニョはシーズン序盤はそこそこ活躍していたが、6月24日のトレーニング中にアキレス腱を断裂して今シーズンはサッカーができなかった。
J1でもそのドリブルや突破力や高さは通用したが、ボールを持ちすぎて簡単に失ったり
ミスするところも散見された。
来シーズンはキャンプから合流できるはず。FW、もしかしたらサイドをやるかもしれないが、ジュリーニョならミシャのサッカーに適応できると思う。外国人だからと言って簡単にポジションはとれない。他の選手と高いレベルでの競争をしてほしい。

 ジェイは14試合10得点。ジェイのおかげて11位になったというのも過言ではないだろう。爆発力は相当凄いものがある。本人はヘッドは苦手というものの、ヘッドでも得点。足元のテクニックが抜群で、ポストプレーもできる。終盤戦は戦術ジェイになっていたが、残留をあくまでも目的とするチームではどんな手を使っても成し遂げたかっただけに戦術ジェイでも目立った批判は出なかった。
しかし、来年ミシャのサッカーではジェイをどう使うか。いかにジェイを生かすかが注目される。


 金園は怪我でなかなか出場の機会がなかったが、出場しては惜しいシュートを放っていた。バーに当たったり、ポストに当たったり運もなかった。1点でも入っていれば、まったく違ったシーズンになったかもしれない。後半戦は集中力を欠いたせいかボールロストが目立ったが、本来の金園はポジショニングがよく、ゴール前のチャンスによく絡む選手。欲しいのはあとはゴールのみ。それが一番難しいのだが。

 内村は今年はノーゴールだった。試合出場もほとんど途中投入で、時間を与えられたとは言えなかった。それでも点がほしかったが、なかなか決定的なシュートは打てなかった。
また、内村が好むパスが出でこなかったように思う。
年齢的な衰えやJ1では活躍できないと指摘するサポーターもいるが、まだまだやれると思うし、J1でもきっかけが掴めれば、そしてよいパスが出ればゴールをかなり上げられると思う。来年は隔年で活躍する年。来年こそはゴールを量産して欲しい。


 上原は主にルヴァンカップに出場。点を入れるなど活躍した。リーグ戦は途中出場で4試合とわずかだった。身体能力は自他ともに認める選手。ただ、ウイングバックでは守備がいまいち。思い切ったプレーが影を潜めた。FWでは都倉や金園がいるので、3番手となかなかアピールできなかった。パワープレー要員としてもなかなか起用されなかった。
、コンサでは入団から8年と長い選手。来年は愛媛へ移籍することになったが、FWとしてまだまだ活躍できると思う。愛媛でレギュラーをとって、コンサを見返すくらいに頑張ってほしい。



       勝手に叱咤コンサ外伝
            
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posted by 孔明 |22:13 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:今年を振り返る9(シャドー、トップ編)

今年の終盤一番完成度が増していったのは、チャナと兵藤のシャドーコンビだったと思っています。二人ともキープ力があり、お互いの距離感がどんどん良くなっていったと思います。清水戦の2点目は二人のドリブルに相手のDFが振り回され、福森がフリーになってそこにパスが入り、ジェイに速いパスが通りシュートでした。ジェイについていたDFの目も引き付ける2人の連携の高い動きだったと思います。
また、都倉が入ると左右に高さができるので、違ったオプションになって、柏のように高さに弱いチームには利いていたと思いました。
ジュリーニョは、得点の入る場面を知っている。というのが正直な感想で、浮き球などドライブをかけやすいボールを直接狙う積極さが素晴らしいと思いました。コンサドーレの日本人選手に見習ってほしいとよく思っていました。
金園は、ゴール前での決定力に不足を感じました。内村は、DFラインとの駆け引きは問題ないと思いましたが、途中出場で、相手DFより前に抜け出せなくなったのは、スピード系の選手のさがをかんじました。

posted by まさひろ| 2017-12-29 23:21

Re:今年を振り返る9(シャドー、トップ編)

まさひろさん。
私も兵藤とチャナのシャドーのコンビが一番良かったと思います。そこにジェイのトップがあって凸凹コンビで相手を幻惑しました。相手はジェイの高さもケアしなければいけないし、かなりたいへんだと思います。
FWは高さがある選手が多かったですが、裏を狙うスピードのある選手が内村だけだったのがもの足りなかったです。その内村は結果を出せませんでした。私はまだまだ内村はやれると思っています。来年、期待したいと思います。

posted by 孔明| 2017-12-30 03:37

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