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2005年11月14日

40節福岡戦-STVスピカで観戦- 勝負事の芳しい「にほい」の世界

福岡戦を見るためにスピカに行ってきた。会場内であることに気づく。
スピカには初めて足を踏み入れたのだが「あれ、ここのにおいはどこかで嗅いでいる」と思った。
これまであまり意識したことはなかったが、そう、これは厚別やドームでも時々漂ってくるにおいでもある。
嗅覚を研ぎ澄ませ、これでまでどこで嗅いだにおいなのか、記憶の糸を手繰り寄せて検証してみる。
「あ、これは学校の更衣室のにおい」とひらめく。
更衣室のにおいがなぜスピカでするのか。
あたりを見回すと、レプリカを着てタオルマフラーという姿の人たちが結構いる。
においの疑問が氷解した。レプリカとタオルマフラーに染み込んだ汗のにおいなんだろうという結論に達したのであった。
特別に不精な人がいたとは思わない。想像だが、レプリカとかタオルマフラーって色落ちとかしそうだから、シーズン中にはそれほどこまめに洗濯とかしないんでないのかな~。それに、サッカーの試合みたいに多分に運に左右される勝負事の世界では、ゲンを担ぐ人とかもいそう。勝った試合で着ていたレプリカを洗ってしまうと「運」が落ちそうとか、心配する人も意外と多いのでは。
一人ひとりのレプリカはそんなににおわないけど、あれだけ人が集まってしまい、しかもスピカのような密閉された空間だと、どこからともなく芳しい香りが漂ってくるんだろうね。
そんな勝負の世界が醸し出す独特な「にほい」に包まれながら観戦した福岡戦であった。

札幌も福岡も、置かれる状況は違っても、後に退けない大切な試合。だが、2連敗している福岡のほうが、追われる恐怖を感じていたのではないだろうか。そこを上手く突いて、札幌は試合のイニシアティブを握ってほしかった。前半に先制、もしくは0封、それが重要だったと思う。前回、厚別で戦った福岡戦では前半ロスタイムで2失点を喫したが、前半20分ぐらいまではボールも人もよく動くアグレッシブなサッカーができていた。
今回はアウエーだが、もっと積極的に攻めてもよかったのではないか。受けて立ってしまったのがあだとなってしまった感が否めない。昨シーズンにJ1参入戦で涙をのんだ福岡のほうがメンタル面も含めて上だった。
札幌の場合、今年はチャレンジイヤーだと考える。失敗を恐れずもっとチャレンジしてほしい。1サポとして選手たちの背中を押すが、それを選手たちがプレッシャーに感じてしまうように思える今の状況がもどかしい。応援というのは対価を求めているものではないし、それを要求してしまったらその時点で応援ではなくなる。こういう溝のようなものが少しでも埋まり、チームも選手も、そしてサポも成長できたと思える1年にしたいな~。
J2リーグ40節では、仙台は勝ったものの甲府、山形は負け。3位の椅子は、最終節のかなり際どいところまでもつれそうな予感がする。自戒も込めてあと4節はしつこく書こうかと思う。「先に諦めた方が負けだよ」。ホントにね!


posted by nekoneo |03:30 | 2005年の観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)