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2017年05月26日

『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』 

東京バンドワゴン、ビブリア古書堂シリーズを読んだら、他の作家による書店を舞台にした作品も読んでみたくなり、とりあえず読んだのは 「大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー」。
異なる作家による作品を集めたものを アンソロジーといいます。音楽で言えば コンピレーションアルバムでしょうか。
大崎梢は 元書店員の作家さんで、この本には 彼女が読みたい作家さんにお願いして書いてもらった、本屋さんを舞台にした作品 という縛りの 10の短編が収録されています。

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本と謎の日々        有栖川有栖 
国会図書館のボルト    坂木 司 
夫のお弁当箱に石をつめた奥さんの話  門井慶喜 
モブ君            乾 ルカ 
ロバのサイン会      吉野万理子 
彼女のいたカフェ     誉田哲也 
ショップ to ショップ    大崎 梢 
7冊で海を越えられる   似鳥 鶏 
なつかしいひと       宮下奈都 
空の上、空の下      飛鳥井千砂 


それぞれに個性が表れていて とても面白かったです。
どれもが素敵な作品で、どれもが好きで、とても優劣は付けられません。
あの作家さんの作品にはあのシリーズのあの人が登場したり、家内が以前に勤めていた書店がモデルであろう作品が登場したり、ニヤニヤしたり、ほのぼのしたり、ドキドキしたり、楽しく読み終えました。

こうしたアンソロジーの良さは まだ読んだ事のない作家さんと出会えること。
そもそも大崎梢も未読でしたし。
今回は短編ばかりで 少々物足りない部分もあったので、今度はそうした作家さんの作品を読んでみようと思います。


posted by aozora |22:34 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(0)