コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年11月01日

現実を確認する

今回の遠征は、年当初の計画では予定していなかった。
何せ熊本へ行く回数は、試合でよりもキャンプでのことも多い。
故に観光的な部分については、おおよそ済ませているしね。


しかしあの地震があったとなれば気になる。
で実際行ってみれば、報じられていないことも含めて、実際を知るということにはなるのだな。

発生から半年以上も経てば、日常的に触れられることはなくなるし。
今や地震はどこで起きても不思議ではなく、現在では鳥取の方がメインになってしまっているのだが、これとて震度の割に被害が少ないせいか、表舞台からはすでに消えている感じでもあるしね。


今回の宿は、久しぶり2度目の水前寺にして。

昨日朝に少し散歩してみれば、水前寺公園そばの寺にある墓が大変なことになっていて。
これは発生当時のまま手つかずになっているのであろう、墓石が倒れたりずれたりしているのが多数見られて、半年以上でもこんなに残っているのかと。


月曜日であるからにして、多くの施設が休館であることは前提で、行動には苦労するのであるが、色々調べていくと、それ以前の問題であることが判るわけで。

実際、観光施設のうち半数以上が再開できずに休館になっている。
こういうのもの現地に行ってみないと確認できないことの一つである。


時間がたくさんあることもあって、まずは未乗区間がある市電の完乗をしようと健軍町方面へ。

いやちゃんと調べればいいのだろうが、地名に「軍」がつくというのはそうないのだし、気になりながらも出向いて、まずは完乗したのだな。

終点で降りてみると、アーケード街がある。ここでも地震による工事があったり、地元バスケットボールチームであるB2リーグ所属の熊本ヴォルターズの事務所があるのもこの中だったりして。
こういうのは足を運ばないと判らないことでもあるのだな。


市電をたくさん乗っている中で、沿線で時に地震の爪痕を見ることにはなる。

周囲が問題なく、1件だけダメなような場合は相当古いから、というのはおおよそ判ることであるし、微妙な空き地は取り壊した後であろうとか。

市電沿線では、市内中心部からは上熊本方面で多く確認できたのかな。


で一番象徴的なのが、熊本城ということになるのであるが、正直TVで何度となく見ている以上のショックを受けることにはなるのだな。

ほとんど立ち入り禁止から、現状では二の丸公園まで入れるようになったので行ってみれば、以前ちゃんと観光した時の賑やかさは当然になく。

いやたくさん写真を撮ってもみたけれどもね、載せる気力にはならない。


熊本城全体を確認するには、市役所の最上階に上がるのが近道であるのは以前の経験で判っているから入ってみれば、まず1階に「罹災証明」の文字が多く出ていることであって。

そして最上階に上がれば、被災者向け受付の場所になっていて、現在でも多くの人が訪れているのを見てしまえば、まだまだ感じはすぐに受け取れるのだな。

まだまだ終わっていない。
うーん、複雑な気分である。


地震のことから離れておしまいにしよう。

今年は夏目漱石没後100年にあたる年なのだが、地元にしてみれば熊本に来てから120年ということで、文学館で展示会をやっていたのだな。

ここは火曜日が休館日で問題なかったのであるが、初めて判ったことが。

夏目漱石自身は北海道在住がないはずなのだが、何故か本籍が北海道にあった期間があって。
周年行事に便乗参加する手もあるのでは、とかふと考えてみたりして。

因みにこの施設は県立図書館に併設されているのであるが、こちらの方は地震の影響で3階建てのうち2・3階には上がることができない。

やっぱり最後も地震無関係で終われなかったか。

posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)