コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2011年06月11日

三ヶ月目を前に

昨夜はkitaraへ。札幌交響楽団の定期演奏会を聴きに行く。

通常行きは歩いていくものだから、今回の場合は喧騒の中をくぐりぬけていく形になる。
やはり慣れない。


今回の演目は盛りだくさんになった。

ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番に、レスピーギのいわゆる「ローマ三部作」である。

ショスタコのピアノのソリストは小曽根真氏で。札響との共演は数多くあるのだが、珍しく正装。彼の演奏ではカデンツァの部分が異色にやりすぎるのが定番であるのだが、さすがに現代曲ではそれは難しいと予想していた。しかし終盤でやらかしたな。苦笑するよりないけど、まあ彼の色としてありなのだろう。

ローマ三部作を全曲やるのは、札響としては14年ぶりで正しいのだろうか。
kitaraが開館してこけら落としシリーズの2回目、1997年7月6日にやって以来だと記憶している。
まあ細かく記憶しているのは、当日私が聴きに行っていたからでもあるのだが、当日の指揮も今回と同じ秋山和慶氏であった。
あの時は「ローマ三部作」のみだったが。

まあ改めてみるに、視覚的にも面白いのものでもあるのだが、トータル1時間超では聴くほうもやはり体力勝負なのだな。

かくして終演は9時10分くらいになった次第で。


本来であれば、もっと演奏時間がかかるはずであった。
当初はトランペット奏者が来てやるはずの曲があったのだが、来日中止で割愛されたのでね。

勿論その理由は3ヶ月前に発生した震災によるのだから、今日のテーマとは無縁ではない。


そう、もう3ヶ月なのであるのだが、根本にあるもどかしさからは抜けきらない。

そりゃこちらでは何事もなかったかのように推移しているように見えるけれども。

何らかの進展があったのか、まるで見えてこないのはどうしたものなのか。
現実から目をそむけて、無駄な政争ばかりが跋扈している。

対応も遅きに失している部分が多すぎて、嘆息するよりないのは何故なのか。

振り返るにつけて虚しくなる。

posted by akira37 |05:32 | その他 | コメント(0) | トラックバック(1)