2010年02月14日
ユース広島遠征(郷原強化試合)2日目午前 vsセレッソ大阪U-18
2010/02/14(日)09:40 @呉市総合スポーツセンターサッカー場 コンサU-18 2-1(1-0、1-1) セレッソ大阪U-18 (35分×2) 得点者:津川暢彰(前半19分)、鈴木貴大(後半0分)、失点(後半14分) 広島で広島ユース、広島皆実高校、ガンバ大阪ユース、セレッソ大阪ユース、横浜Fマリノスユース、コンサU-18が集まって行われた郷原強化試合の2日目です。1日目のようすは→こちらから。 広島遠征の日程を教えてもらったときに、2日目の開始時刻は早まるかもしれないとあらかじめ聞いていたので、午前9時ころには着くように行こうと思っていました。ホテルを出るのが少し遅くなって、着いたのは9:10ころだったのですが、選手たちはまだアップを始めていませんでした。ボールやドリンクボトルなどをマイクロバスから降ろしたり運んだりしています。 そのようすを眺めながら、この感じだとキックオフ時刻は当初の予定どおり10:00なのかなと思ってのんびりしていました。 今日の試合はサッカー・陸上競技場の方でやるようです。 駐車場から多目的広場とサッカー・陸上競技場を眺めたところ。 右手の少し高い土台の上にあるのが多目的広場です。その一角は明らかに野球用の設備があって、野球場という感じでもありますけれど。 陸上競技場をゴール裏方向からみたところ。 ベンチのある側にすこし土手になった芝生のスタンド(というのか?高低差もあまりない芝生エリアだけど)があるので、観戦はここからだろうなあと見やすい場所を探してウロウロしたのですが、あんまり目の前で選手たちがアップをしているのでおいそれと近づけません。少し離れた土手の上の方で、背後にある多目的広場を眺めてみたり。結局試合が始まる直前になって土手の前の方の降りていきました。2年前のときと違って広島ユースの選手たちに囲まれる事態とならず、よかったです(笑)。
選手たちがアップ中 GKもアップ中。 アップしている選手たちを眺めながら「そういえば昨日怪我したナガコウはどうなっただろう?」と思い、念のため一人一人の存否確認(笑)。するとアップしている選手の中にやっぱりナガコウはおらず、あらあ今日の試合は無理なのね・・と気の毒に思いました。で、人数を数えたらナガコウの他にも1人足りないのですよ。誰がいないのだ?と昨日のメンバーと照らし合わせてみると、陽輔が不在であることがわかりました。 ナガコウはベンチコートを着て荷物を運んだりしているのを見かけましたが、陽輔はどうしたんでしょ。(風邪?と思いましたけど、ひとり先にトップの熊本キャンプへ向かったんですって。さっそく今日からトップの練習に合流したようですね。) 始まります。一列に並んで入場を待っているところ。 この時点ではこうやって一列に並んでいたのに。 いざ主審に先導されてピッチに入場してみると。 コンサは横列そのままで、セレッソは縦になっての入場です。 でも結局は向かい合って整列して。よろしくお願いします。 コイントスは大くん。 前半の副審お当番はヤスです。 前半開始時の円陣 セレッソの円陣 ベンチに残っているメンバーはこれだけというこじんまりぶり。 右側から四方田監督、阿部GKコーチ、ながこう、修平、翔太の順です。 セレッソのキックオフで前半がスタートしました。 <前半のメンバー> 27近藤勝成 35鈴木貴大 14菅原康介 26津川暢彰 29前貴之 28荒野拓馬 12葛西大 23奈良竜樹 22工藤直人 32小山内貴哉 30渡邉周平 立ち上がり、セレッソに攻め込まれる場面がわりと多かったです。セレッソに、というか「けい」と呼ばれる背の高い7番の選手(左サイドかもしくは2トップの片割れ)が個人技でドリブルでどんどんかわして攻め込んでくるのでそれに手こずったりしています。 前半6分のピンチも、7番くんがドリブルでコンサの選手を振り回しつつ左側からゴールに迫り、そのままシュート打つかと思ったら、自分では打たずに中央へマイナス気味にボールを出し、それを正面から別の選手がシュートしました。渡邉くんが正面でがっちりキャッチして難を逃れました。 この試合で印象的だったのが貴之のドリブルです。去年の秋ころから貴之くんのどんどんできることが増えていく様子には目を見はる思いだったのですが、さらに球際が粘り強くなった印象。守備でもボールを奪い返すのが効いているし、こうやってドリブルで粘っこくどんどん突破していくようすは見ていておもしろいです。康介のゴリゴリというドリブル突破とも違い、拓馬のひょいひょいとリズムを変えてのドリブル突破とも違い、貴之くんのドリブル突破は、相手を引き付けておいてぬるりと交わしていく感じです。 (サッカーっぽい写真) (今日は奈良くんも長袖です) 前半7分、康介がドリブルで中へ切り込み、前方へスルーパス。ターボのシュートは相手選手の体に当たってはね返り、そのはね返りに詰めようとしたナリのダッシュは間に合わず。 前半9分のナリのシュートは惜しかったです。左からのクロスに反応してゴール前へ飛び込み、GKの逆をついて決まった!!と思ったんですけど。ボールは右ポストに当たってはね返り、そのはね返りも押し込めませんでした。あとほんのちょっとだったのに。惜しかったわ。 ターボが前線に張ってポスト役になってボールをおさめようと奮闘していました。小柄なターボが相手に抱え込まれるようになりながら、それでもなんとかボールを失うまいと胸とかでトラップしつつがんばっているようすは、なんだかバタバタするだだっ子風味(とか鷲づかみにされながら暴れるインコとか)みたいで可愛い・・とか言ったら失礼ですよね(汗)。この試合の審判がフィジカルコンタクトはあまりファウルをとらない感じだったので、お互い体の力を目一杯使ってがっちり奮闘しあっており、文字どおり「強化試合」になったんじゃないかなあと思いました。 前半11分、けいという7番の選手のドリブルを後ろから止めようとした貴哉くんにイエロー。まあそんなこともあるさ。よくがんばった。 前半13分、ターボ→ナリ→拓馬→とどんどん前へあがってつないでいって、拓馬が右の高い位置からクロスをあげようとしたところをタッチラインへクリアされました。 前半14分、左の深い位置にいる大くんから長いボールがナリのところへ出て、それをナリがうまく収めてDFをひとり振り切り、左から中前方へパスを出したいところでした。右側を駆け上がってくるノブやターボのあがりが間に合わず、ターボがボールに追いつく前にクリアされてしまったのですけど。あれ、もう少し高い位置にターボかノブがいたら、素晴らしいチャンスにつながったように思います。狭い範囲での選手同士の呼吸は合ってきたのですが、ピッチ全体のバランスをみた位置取りはまだこれからなのかなあと思いました。時々ところどころで選手がごっちゃりいるスペースと誰もいないスペースとができちゃうのでね。 前半15分、ピッチ中央のナリから右前方ターボへのスルーパスはオフサイド。 前半16分、いい形が増えてきたなあと感じます。意図を感じるボールのつながりからゴールへ近づいていけているもの。対してセレッソは相変わらず7番がいやですねー。 前半16分にセレッソの左CK。12番くんが蹴ったボールはこぼれてそれをセレッソの選手がもう一度クロスをあげようとしました。貴之くんがあげさせまいと足先で触ったのがゴールラインを割り、もう1回CKです。 前半16分、2回目のCKはゴール前で奈良くんが頭で大きくクリア。 前半18分、相手ゴールへ近づきつつ細かくジグザグにパスをつないで、最後はターボが右側からシュート。それをGKがなんとかパンチング。左から駆け込んだ康介がシュートしたのは決まった!と思うタイミングでしたが、相手GKが素晴らしい反応で触って弾いたですよ。これはファインセーブでした。 でも押し気味の展開を続けるうち、とうとう前半19分に先制点。中央とサイドでワンツーを繰り返しながらゴールに迫り、最後はノブが右側からGKの脇を抜くシュートを突き刺しました。ブラボー。(1-0) かっこいいゴールでした。 前半25分、ノブが右サイドを駆け上がりクロスをあげ、ゴール前に走りこんだナリの頭はあと少しで間に合わず。惜しい。 前半26分、ペナルティアークの少し左手前からコンサのFK。ボール前に立っているのは康介と拓馬でしたが、拓馬が蹴ったボールはファーへ抜け、誰も合わせられませんでした。 後半28分、今度はペナルティアークの右側からのFK。ボールの側に立つのは康介と貴之。康介が蹴ったボールはゴール前をかすめるようにファーに飛び、それにつられるようにGKの体も左へ抜けていってゴール前ががら空きになったのですが、合わせて蹴り込むことはできませんでした。匂ったんだけどなあ。 前半31分、意図的なボール回しができていて見ていて楽しいです。 前半34分、左からのCKを拓馬が蹴り、ゴール前正面で大くんが頭で合わせました。少しふんわり気味に飛んだボールはゴール右上隅の方へ向かい、入るか?!と思ったのですが、ほんの少し外でした。惜しい~~。 で、楽しい時間を過ごすうちに前半の35分が1-0で終了しました。 ハーフタイムのコンサベンチ セレッソベンチ ハーフタイムの指示でよもさんは、前半は攻守ともにうまくいっているけど、点差は1-0という怖いスコアだし、こういうときには得てして後半にガラッと変わることもあるから、そうならないように注意して集中していこうと選手たちに話していました。 後半開始時の円陣 コンサのキックオフで後半スタートです。 後半開始時にナリと康介がアウト、翔太とヤスが入りました。 <後半のメンバー> 36榊翔太 35鈴木貴大 34山下泰明 26津川暢彰 29前貴之 28荒野拓馬 12葛西大 23奈良竜樹 22工藤直人 32小山内貴哉 30渡邉周平 (余談ですけど、セレッソにも「たくま」と「だい」という選手がいるらしく、セレッソの監督がピッチ上の選手に声をかけているとき、聞いててあれれ??と思いました。ああいうの、選手本人たちは平気なのかしら。当然に区別できるものなのかしら。) 気をつけないと後半がらっと変わってしまうことがあるからと四方さんが注意を促していましたが、後半の出だしに相手の出鼻をくじくようなコンサの追加点が入りました。 まだ0分41秒でしたが、ヤスが左側タッチライン近くから中央前へクロス。そこへ相手DFの間から飛び出すように体ひとつ裏へ抜け出したターボが右足を前に伸ばしてピタッとボールをトラップ。足もとに止めて、そのまま正面から右足を一閃。シュートがずばっと決まりました。(2-0) 後半11分、左サイドから右のスペースへサイドチェンジの広い展開がありました。右サイド前方へのパスに合わせて翔太が駆け上がり追いつきます。そしてボールを持ってゴールへ独走。ゴールとの間には相手GKひとりしかいません。翔太はGKの動きをよく見て、狙い澄まして1vs1の状態でシュートを打ちました。・・・のはずなんですが、なぜか翔太のシュートは倒れているGKの手元にいってしまい、GKがボールを掴んでチャンスが終わってしまいました。あああ、残念。 後半12分あたりまで、こうやって見ていると後半もおおむねやりたいことができている感じです。 後半13分、最終ラインの守備も危なげがないです。DFのプレーの細かいことについては私にはよくわからず、具体的に言及できないのが何とも悲しいところなのですが。とにかくあんまり危ないシーンは作らせていないと感じるのですが、ただ、低いところでも、相手選手がそこそこいるエリアでも、ボールをつないでいこうとするので見ていてちょっとドキドキします。や、大蹴りして欲しいわけじゃなくて、むしろそうやって相手が目の前にいるのにつないでいける選手たちの技術には目尻が下がってしまうのですが、それとドキドキするかどうかは別物なのです。 で、危なげがなかったはずなのですが、失点はひょんなことからでした。 後半14分、ペナルティエリアに入ってきたボールを渡邉くんが蹴ってクリアしようと出たところで足もとを滑らせてバランスを崩し、転びかかってしまいました。そこへ走り込んできたのがセレッソの選手。渡邉くんが体勢整えて立ち上がる前にボールをゴールに蹴りこんでしまいました。(2-1) あらー。もったいない失点でしたけど、でも崩されたわけじゃないし、まだリードはしているのだし。ドンマイ、ドンマイ。 すると今度はセレッソのGKがミスをしてしまいます。ゴール前へ飛んできたボールを前へ出てキャッチ・・・したのはいいんですが、審判のピーーーッという笛が。あら、ペナルティエリアを出てしまっています。ハンドですわ。 ペナルティエリアのすぐ手前から、コンサのFKになりました。ボールの前に並んで立つのは拓馬と貴之。外側に立っていた貴之が直接ゴールを狙いましたがバーの上でした。かえってちょっと近すぎる距離かしらね。 後半21分、チャンスから翔太がゴール前へ飛び込んでのシュートは、相手GKが至近距離で体に当ててブロックしました。これは相手がナイスキーパー!でした。 後半22分、貴之くんを後ろから抱え込むようにして押さえ込んだ相手選手にイエローカード。 後半24分、貴哉くんが左サイドを長い距離駆け上がりました。ゴールライン際まであがっていきます。結局クロスは上げられなかったけど、途中ゴールが匂いがしました。 こうやって貴哉くんもそうですけど特に翔太とターボの2トップはボールを持っている相手選手にどんどんプレスをかけにいくわ、何度も裏を狙って飛び出してくるわ。相手にするとさぞや嫌だろうなあという動きを繰り返しています。 後半27分、コンサの選手たちが球際で粘り強く、1vs1の攻防になったとき、相手にボールを奪われないことが多いし、相手からボールを奪い返すことが多いのは、見ていてニマニマしてしまいます。 後半27分、相手の最終ラインがクリアして前へ大きく蹴ったボールを、途中で貴之くんが足を伸ばしてカット。2、3歩前へ進むと、左斜め前にいたターボにパスを出しました。ターボはそのまま前へ駆け上がります。ターボの右側には翔太もあがってきていた(翔太はフリーでいて、自分に寄こせとターボを呼んでいた)ので、相手DFが前に立ちふさがったときに翔太に出すという選択肢もあったと思うけど、ターボは、ゴールを正面にして相手DFに向いたままステップを踏んで、相手の逆をつき、タイミングをずらして相手を交わしました。するとシュートを打つコースができて、むしろ自分とゴールネットの間には誰もいないという状況で、わ!!大チャンス!! でもターボのシュートは枠の左にそれていきました。あああ惜しい。相手のタイミングをずらしたところまでは素晴らしかったのに。 後半29分、左からのアーリークロスに対し翔太がうまく前に出てきてボールを落とし、GKと1vs1になりました。ここまではほぼ完ぺきな形。翔太はシュートをGKに当ててしまい、こぼれたのを拾ってゴール左の角度のないところからもう一度シュートしようとしましたけれど、その前にクリアされてしまいました。 後半30分、相手選手と交錯したノブにイエローカードが出されました。 そしてそのまま双方決定的なシーンはなく、35分ぴったりに2-1で試合終了となりました。 お疲れさまでした。ありがとうございました。 後半の副審当番はナリでした。
休む暇もなく11:30から広島ユースとの試合です。→こちら
posted by あきっく |23:54 | ユース | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:ユース広島遠征(郷原強化試合)2日目午前 vsセレッソ大阪U-18
いつもながら詳しいレポありがとうございます。勝ち試合、いいですね~見たいです!早く外サッカーが見たいです~o(><)o
posted by キャサリン| 2010-02-14 19:27
Re:ユース広島遠征(郷原強化試合)2日目午前 vsセレッソ大阪U-18
>キャサリンさん
おかげさまで、とっても楽しい時間を過ごしてきました。
サッカー見るのってやっぱり楽しいですねえ。
もっと大人数で遠征できるともっといいんですけど。
posted by あきっく| 2010-02-15 23:34