2010年02月02日

「純粋にサッカーを楽しめる最後の時間なので」

去年の1月、エルゴラッソのイヤーブックが欲しくて宅配に切り替えたのですが、あれから早1年。先日新聞受けにエルゴラと一緒にイヤーブックが差し込まれていて、ああそういえばと驚きました。忘れてたなんて薄情ですね、私。

エルゴライヤーブック2009
今の時期にチーム名鑑っぽいものが届くと、つい新シーズンに気持ちが向いているものですから新チームの情報を期待しちゃうのですが、これは表紙に2009とあるとおり、昨シーズンの総集編という感じの内容です。
や、私も、中身をぺらぺらっと見て初めて認識したのですけど。(なんかちょっと時期遅れみたいな気がしたのは内緒。)って、去年も同じことを感じていたのですね。忘れていたけど。

J1優勝チームから始まって成績順にチームが並んでいます。


ヒロ~~!
J2の6位だったコンサは片面(1ページ)の扱い。
1年を総括する記事や、担当記者のアンケートコーナーに加えて、「心に残ったあの言葉」と題して各チームの担当記者が1年間の取材を通じて印象深かった言葉をとりあげています。コンサ担当の斉藤宏則さんが挙げた言葉は、ヒロの言葉でした。
8月にリーグ戦にデビューし、出場機会を掴んで、A契約の締結条件を満たす出場時間900分を超えたころ。A契約のことや、来季の年俸のことなど、答えやすくない質問を報道陣からされたときにヒロは、「高校3年生の今の時期は、純粋にサッカーを楽しめる最後の時間。だから、今は契約やお金のことは一切考えず、とにかく楽しんでプレーしたい。」と一蹴した。と斉藤さんは書いています。サッカーに対する情熱だけじゃなく、ヒロの頭の良さが感じられる答えでもありますね。
確かに、ユースの選手たちは、サテライトでもプロ選手に混じって試合に出ることを自分のために貴重な機会だととらえて喜んで張り切って出場します。それがトップのリーグ戦であればなおさらでしょうね。「お給料ももらわないでただ働きして・・。」というのはある意味正しいけど、その裏面には別の見方もあるというわけです。
(お給料もらっていないのに、ノノさんに「負けたら全員分の食事代を払う」ゲームに引き込まれたのはおもしろかった気の毒だったけど。負けなかったからいいけど(笑)。)
「ご両親から貰う月3万円のお小遣いをやりくりしながらの寮生活を送った最後の高校生活。古田は全力で駆け抜けていった。」と斉藤さんはヒロの懸命な姿を爽やかに描写してくれています。斉藤さんの文章はいつも愛があって素敵だなあと思います。


posted by あきっく |23:23 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(0) | トラックバック(0)

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