2008年12月28日

高円宮杯(U-15)準決勝 アルビレックス新潟ジュニアユース戦

2008/12/27(土)13:10 @西が丘サッカー場
高円宮杯(U-15)準決勝
コンサ札幌U-15 1-2(0-1、1-1) アルビレックス新潟ジュニアユース (40分×2)
得点者:早川文哉(新・前半11分)、若月洋(新・後半13分)、近藤勝成(札・後半ロスタイム)
試合公式記録はこちら →コンサ札幌U-15vsアルビレックス新潟Jrユースの公式記録

レオーネ山口vsFC東京U-15深川
堀崎公園経由で西が丘へ向かったので、着いたのは第1試合が終わるころでした。第1試合はレオーネ山口vsFC東京U-15深川の準決勝です。

試合終了
4-0でFC東京が勝ち、決勝戦への進出を決めました。


3位決定戦はやらないので、敗れたレオーネ山口は3位として表彰を受けます。

レオーネ3位表彰式
3位の表彰式

表彰式が終わるとすぐに、コンサの選手たちがアップに出てきました。

サポもぼちぼち集まってる
サポもぼちぼち集まってきています。

選手紹介のとき
両チームの選手が紹介されるとき、アナウンスに合わせてコールするゴール裏

【札幌U-15】
(スタメン)
GK16 花田倖基(3年)
DF02 坂本憲吾(3年)
DF03 松浦悠太(3年)
DF05 永井晃輔(3年)
MF06 高木峻太(3年)
MF08 小山内貴哉(3年)
MF10 荒野拓馬(3年・キャプテン)
MF14 神田夢実(2年)
MF23 堀米悠斗(2年)
FW09 近藤勝成(3年)
FW11 前 貴之(3年)

(交代)
前半12分 10荒野 → MF24 中原彰吾(2年)
後半15分 06高木 → MF07 中川雄貴(3年)

(出場なし)
GK21 阿波加俊太(2年)
DF12 鈴木航平(3年)
DF25 深井一希(2年)
MF26 林 雄紀(2年)


選手入場
選手入場
アウェイ側ゴール裏では新潟サポが10人強くらい?声だし応援していました。

迎えるゴール裏
俺たちの札幌を歌って選手を迎えるゴール裏

整列
整列

互いにあいさつ
互いに挨拶

スタメン記念写真
スタメン記念写真

新潟の写真
新潟の写真

赤黒の勇者
円陣を組む前にいつものように「赤黒の勇者」を歌う選手たち。
思いっきり歌ってますね。
実は歌い始めようとしたときゴール裏ではまだ選手名のコールが続いていて、どうしたもんか・・と迷っているようすが可愛かったです。
歌い始めたらゴール裏もすぐに呼応したのでよかったです。

サポも歌う
選手と一緒に「赤黒の勇者」を歌うゴール裏

新潟ボールで前半キックオフです。

<前半のメンバー>

  9近藤  11前
    14神田
 6高木    8小山内
    10荒野
23堀米 5永井 4松浦 2坂本
    16花田

試合が始まってまもなく、選手たちの動きがなんだか重そうなのが気になりました。キビキビしていないというか、動き出しの1歩目が遅い感じ。
そしてトラップが流れたり、大きく弾んでしまったり、細かいところでのミスが多くて、いつものパス回しが思うようにいきません。
対する新潟はプレスが早くて、コンサの選手がボールを持っていると必ずチェックして自由にさせません。そして新潟がボールを拾ったり奪ったりすると対峙する選手と1対1の勝負をいとわず、突破してはダイレクトに早い展開でゴール前までボールを運ぶので、かなり嫌な感じです。
ファーストシュートは前半3分、新潟でした。右からのクロスをゴール正面でヘディングシュート。ゴールの隅を狙ったのかなと思うぽーんというシュートでしたが枠の上へ逸れました。
前半5分、悠太くんが右サイドの前のスペースへ大きなボールを出し、憲吾くんが俊足を飛ばして追いつこうとしましたが、あとほんのちょっとのところでゴールラインを割ってしまいました。
前半8分、新潟のシュートはゴール右上のちょうど角のところに当たって跳ね返り、こぼれ球もなんとかクリアしました。GKの手も届かないところだったのでほんの少し内側に入っていればゴールになったと思われ、ラッキーとしかいいようがありませんでした。
コンサは中盤でうまくボールがつながらず、なんとかうまくつなげてゴール前まで迫ったとしてもここぞというところで奪われてしまうシーンが目立ちます。
新潟の選手がフィジカル強くてがつがつ当たりにくるからというのもありますが、コンサは全体的に運動量が少なくてプレスをかいくぐるよい位置取りができず、どこへパスを出すのかの早い判断もできていないように見えました。トラップが大きくなってそこを狙われて奪われるのが多いのも、パス回しのリズムを作れない要因だったかもしれません。
前半10分、新潟の選手がコンサDF2人の間からするっと抜け出るようにボールを受けて、シュート。花田くんが難なくキャッチしました。コンサDFが挟み込むように追い込んでシュートコースを限定していたので、打たれてもGKはキャッチしやすかったのかなと思いました。
でも見ている側としては、できれば抜け出されシュートを打たれるところまでいかせないで欲しい。とぜいたくに思ったりして。
前半12分、新潟の10番が対峙していた悠太くんをかわして花田くんと1対1になり、花田くんの股を抜くコースの狙い澄ましたシュートでゴールを決められました。(0-1)
この10番(早川文哉)くんは、体も強く、テクニックもあり、前線でボールを受けるとひとりでなんでもできちゃう感じで、コンサは終始この選手には苦労している感じでした。
コンサの攻撃はなんだか散発的で、次から次へと波状攻撃する勢いがなく(というか新潟ゴールへ迫ろうとするとつぶされる)、FKからもなかなかチャンスを作れません。
前半22分、最終ラインのカバーに入った拓馬くんが低い位置でボールを拾い、そのまま前へ攻めあがろうとしたところへ新潟の選手がぴったりとついてきました。新潟の選手とせめぎ合いながら拓馬くんは前へパスを出し、その後新潟の選手ともつれるような感じになって、新潟の選手は前へ走り抜けていきましたが拓馬くんはその後ろに倒れ、そのまま動けなくなりました。プレーが途切れたところでレフェリーは拓馬くんのそばに寄り、担架を呼んで。コンサスタッフが拓馬くんの様子を見て×印を出したときには、あーーー、厳しい・・、と思わず思いましたね。
名塚監督は彰吾くんにすぐに準備するよう指示し、彰吾くんは急いでアップに入りました。

拓馬が担架で運び出される
担架で運び出された拓馬くん。
スタッフが監督に向けて出したジェスチュアや、その後の手当のようすから、肩か鎖骨のあたりを痛めたのかなあと思いました。
このようすだと決勝戦は拓馬くんなしで戦わなければならないかも。

彰吾イン
コンサはしばらく10人での戦いを余儀なくされていましたが、前半25分、拓馬くんに代わって彰吾くんが入りました。

  11前  9近藤
    14神田
 6高木    24中原
    23堀米
2坂本 5永井 4松浦 8小山内
    16花田

前半26分、勝成くんのがんばりからCKをとり、左からのCKを蹴るのは夢実くん。チャンスになりそうなよいボールが入りましたがクリアされてしまいました。
前半29分、新潟ゴール前へ出されたボールに彰吾くんが駆け込んで飛び込みますが、新潟GKが一瞬早くボールをキャッチしました。残念。
前半32分、彰吾くんのシュートはちょっと素直すぎる軌道とスピードでGKにキャッチされましたが、でもシュートで終われるようになってきたのは悪くない。
前半35分ころには少しずつコンサのボールもつながってピッチを広く使った展開もでてきたかなと思いました。雰囲気よくなってきた。
ロスタイム1分を経て、0-1で前半が終了しました。


後半の円陣
後半開始時の円陣

さ、行こう
さ、盛り返して行こう!
拓馬くんがつけていたキャプテンマークは、永井くんがつけています。

新潟の円陣
新潟の円陣

後半キックオフ
後半キックオフ

後半の立ち上がりはまずまずかなと思いました。
盛り返してきた前半終盤の雰囲気のまま、ここからコンサらしいボール運びを見せて欲しいと思いました。
後半4分のかなり危ないシーンをしのいだあと、夢実くんが新潟最終ラインのところで後ろからきたボールをうまく受けて裏へ抜け出し、シュート!・・・したのですが、ボールはゴールのはるか上、ゴール裏のネットを越えて外の道路にまで出て行くほどの大ホームランになってしまいました。
後半5分、貴之くんが左斜め45度からのシュート。まっすぐゴール右隅へ向かっていましたが、新潟GKが横っ飛びで手に当ててクリアしました。これはファインセーブだったと言ってよいでしょう。
コンサはなんとか早い時間に追いつきたいところでしたが、逆に後半13分、CKからどんぴしゃのタイミングで飛び込まれて失点してしまいました。(0-2)
苦しくなったけど、セットプレーからの失点はある程度やむを得ない。
気持ち切り替えて行こう。
後半15分、峻太くんに代わって中川くんが入りました。おー、中川くんは1次ラウンドの初戦以来じゃない?

   11前  9近藤
     14神田
 7中川      24中原
     23堀米
 2坂本 5永井 4松浦 8小山内
     16花田

後半20分を回るころから、ようやくコンサがボールを支配して回り出したと感じる展開になりました。
後半21分、新潟GKがゴールキックを蹴るときの足を滑らせてミスキックになり、それを拾った夢実くんがGKの体勢を見て遠目からすかさずGKを越えるループシュートを狙いましたが枠におさまりませんでした。判断はよかったんだけどねえ、惜しかった。

後半のシーン
(後半のシーン)

後半のシーンその2
(写真と本文は関係ありません。)

後半22分、右からのCKは夢実が蹴り、それがクリアされて今度は左からのCK。

CK
(CKのシーン)

新潟の選手たちもなんとか反撃させずに守りきろうと思うのか、コンサの選手たちはファウルを受けて倒されることが多くなってきました。や、その前からファウルではなくてもフィジカルで負けてるところは多かったんですけど。
でもそういうセットプレーからとかでも、コンサはゴール前に人数が少なかったり、ボールがくるところに選手がいなかったりで、チャンス(になりそうなところ)をものにできないんですね。
後半30分、勝成くんがボールを持って新潟ゴール前でのもつれ合いで、判定に異議でも言ったのか、夢実くんにイエローカードが出されました。
後半31分、貴哉くんが倒されて痛んでいるようだったのでヒヤッとしました。貴哉くんはそれまでもずいぶん倒されていたので。
後半37分、夢実くんの中央突破から勝成くんにパスが出され、勝成くんのシュートはほんの少し右にはずれました。惜しい~。
後半38分、堀米くんが左サイドを突破して意気を見せます。
後半38分、中川くんが左からゴール近くまで切り込んで、左からゴール前へクロスを入れ、それをコンサの選手(誰かわからずごめん)がどんぴしゃのシュート!
これを止められたのは相手GKを褒めるしかないでしょう。
ロスタイム4分が表示され、まだ時間はある!と攻めるなか、後半41分、勝成くんが中央をすり抜けてナイストラップでボールを受け、GKとの1対1を決めました。(1-2)
よし、あと1点!
すかさずセンターサークルまでボールを運んでキックオフ。
その後もがんばりましたがゴールを割ることはできないまま、試合終了の笛が鳴りました。

終了
終了

終了
明暗が分かれますね

終了

お疲れさまでした
お疲れさまでした。
でもりっぱな成績だよ。


表彰式が始まります
3位の表彰式が始まります。

3位の賞状が贈られます
前へ進み出たのは永井くん

参列する新潟の選手たち
参列する新潟の選手たち

受け取るのは永井晃輔くん
賞状を受け取ります

ひとりずつメダルをかけてもらう
ひとりひとりの首にメダルがかけられます

銅メダル授与
負けてもらうメダルはどうしても悔しい顔になってしまうのだけど

どんな表情しているのかな
でもメダルをもらうなんて、りっぱな成績だよ

りっぱな成績ですよ
3位おめでとう

メダルと一緒に記念撮影
賞状とメダルと一緒に記念写真

やっぱり悔しい
でも撮影が終わるとやっぱり悔しそうで

サポの方へ
ゴール裏のサポの方へ挨拶に向かいます

迎えるサポ
拍手で迎えるサポ

ゴール裏に向かって整列
監督やコーチも一緒に整列して

礼!
応援にありがとうございました。と。
こちらこそ、ありがとうございました。
あなたたちのおかげでとっても楽しい時間をもらいました。


3位という成績はとてもりっぱだと思いながらも、私はとっても悔しかったのですが、それは新潟に負けたというのが個人的に悔しかった(爆)のもありますが、何よりも「自分たちのサッカー」を全力で出し切れないまま負けてしまった感じがしたのが残念だったのです。
すばやく判断し、早く動き出し、粘り強くボールにくらいつく気力体力の面で新潟の方が勝っていた感じがしました。
前日に新千歳空港が雪で閉鎖状態になるようなことがなければ・・とつい思いたくなりますが、それを言うと「北海道のチームであること」「北海道に住むこと」自体の否定につながりかねないので言いません(←言ってるけど)。全力を振り絞った先週のガンバ戦で、気持ちを使い果たしてしまったところもあるかなあと思いました。若い選手たちがいつもいつも同じパフォーマンスを発揮するのは難しいのでしょうし、第一、私自身も、新潟との準決勝の先の決勝戦を見ていた気がするもの。反省しています。

けれど、この年代で勝つことだけが最終目標ではありませんから。
負け惜しみのようですが(実際負け惜しみなのですが)、中学生の段階でフィジカルで負けることは悪いことばかりじゃないと思っています。相手のプレスに負けずに早く判断し、早くボールを動かし、たくさん動く体力、判断力、技術を養う。相手に負けない体幹の強さ目指して鍛える。きっと課題はたくさん見つかったと思います。勝った嬉しさ、負けた悔しさを体験し、課題をたくさん持ち帰れたことは、個々の選手にとって銅メダルと共に得られたとても大きな財産になると思います。
3年生はこれから進路もいろいろになると思いますが。
みんな、元気でね。今後もいろんなところでプレーを見れるのを楽しみにしています。
おめでとう。


posted by あきっく |07:12 | ユース | コメント(7) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:高円宮杯(U-15)準決勝 アルビレックス新潟ジュニアユース戦

おはようございます。
写真がたくさんで、アップするのも大変だったでしょう?お疲れ様でした!
いつも思うのですが、本当に試合をよく見てらっしゃるのですね。すごいなあ。

このままだと、このブログに知った人(おねえの同級生とか、ブロガーさんの息子さんなど)が出てくるってこともあるかも。
そんなだったら楽しいでしょうね。

来年もまた素晴らしいレポートをお願いします。

posted by むーこ| 2008-12-28 07:33

(涙)

僕らの試合後の涙はいろいろあったとおもいます。
負けて悔しい涙…もう三年生は最後の涙…そしてあんなに大勢のサポーターが来てくれたのに勝てなかったという申し訳ない涙。
があったと思います。
サポーターが応援してくれる喜びを覚えた気がします。
あきっくさんは熊本の時からお疲れ様でした。
ありがとうございました。他のサポーターにも感謝をしたいです。
今まで応援ありがとうございました。

posted by 勝成| 2008-12-28 10:00

あっ

>それは新潟に負けたというのが個人的に悔しかった(爆)

それ~同じ…ですね(; ̄ー ̄A

1年間、色々な試合詳報ご苦労様でした。
来年も宜しくお願いします…
(⌒∇⌒)ノシ

posted by 30| 2008-12-28 15:13

Re:高円宮杯(U-15)準決勝 アルビレックス新潟ジュニアユース戦

>むーこさん
とりあえず何枚も撮っとけという写真の中から使えそうなのを選ぶ作業が案外時間がかかったりしてw
試合をよく見ていると言われるとそうでもない・・と恐縮してしまうのですが、そのときに思ったことをこうやって書いておくと、あとで自分で読み返して思い出して楽しめるのがいいですね。
むーこさんのお知り合いにユースくんたちの卵がいるのですか?
そりゃあ楽しみです♪

>勝成くん
わざわざのコメントをありがとうございました。
涙の意味、想像してじんわりしてしまいました。
ユースの選手たちは自分のためにサッカーをしているのだから、負けたからって応援しているサポーターに申し訳ないと思う必要はないですよ。サポは応援したくて、試合を見たくて、勝手に押しかけてきている人なのだから。
・・・といいつつ、応援される喜びを覚えたというのはプロ選手の卵として頼もしい言葉だなあと目を細めてみたり。
やりきった充実感でしばらくは気が抜けるでしょうけど、風邪をひいたりしないよう気をつけてくださいね。
また応援できる機会を楽しみにしています。

>30さん
あ、お仲間ですか?! はははは・・(←笑ってごまかす)
いつもコメントありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いします。

posted by あきっく| 2008-12-28 19:34

Re:高円宮杯(U-15)準決勝 アルビレックス新潟ジュニアユース戦

久しぶりの西が丘応援にいきました。暖かくて気持ちのいい日でした。いい試合を、してくれました。感動です。又来年も楽しみにしています。いつもブログ楽しみにしています。来年も充実した一年なりますように。良いお年を、お迎えください。ありがとうございました。

posted by 飯能河原のおばさん| 2008-12-28 21:59

Re:高円宮杯(U-15)準決勝 アルビレックス新潟ジュニアユース戦

あの日、「本当はこんなんじゃないんだよ。もっともとすごいんだよ。」って、あきっくさんの言葉が印象的でした。
でも、いいチームです。
みんな、頑張れと言いたいです。

あっ、俺たちも。

良いお年をお迎えください。

posted by おーさん| 2008-12-31 01:15

Re:高円宮杯(U-15)準決勝 アルビレックス新潟ジュニアユース戦

>飯能河原のおばさんさん
西が丘にいらしていたのですね。
お会いできなくて残念でした。
今年一年、いろんなところでご一緒できて楽しかったです。また来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください・

>おーさんさん
いやあ、失礼しました(笑)。
だってみんなのいっちばん素敵な姿を多くの人に見てもらいたいと思ったので・・。
でもよいチームでしたよね。
みんなのそれぞれの今後が楽しみです。

来年もまたよろしくお願いします。
どうぞ、よいお年を~。

posted by あきっく| 2008-12-31 22:37

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