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2008年11月26日

Jユース 水戸ユース戦@水戸ツインフィールド

2008/11/24(月祝)13:30 @水戸市ツインフィールドグラウンド
Jユースカップ グループリーグ第7戦 <グループA>
コンサユース 3-0(2-0、1-0) 水戸ユース (45分×2)
得点者:三上陽輔(前半24分)、古田寛幸(前半29分)、玉岡營根(後半38分)
(メモ)イエローカード(コンサのみ):打矢和祈、熊澤覚、鈴木健士

今日が今年のユースの最終戦。3年生にとっては最後の試合になります。
昨日の天気予報では北関東地方は午後から雨が降るとのこと。
ちょうど試合のころじゃないか、なんとかもってほしいなと祈りつつ出かけました。今日のグラウンドは水戸市立サッカーラグビー場(ツインフィールド)。初めて行くグラウンドですが、水戸トップチームの練習でも使われているピッチのようですね。

ツインフィールド
入り口のところにあった案内図です。
芝生の多目的広場のほかに、人工芝と天然芝のサッカーのピッチが各1面。その2つのピッチの間に観客席が設けられています。ツインフィールドという名前はピッチが2面あるところから名付けられたんでしょうね、きっと。


スタンドがあります
ピッチは全体がフェンスで囲まれておりボールが外に出るのを防いでいます。ロッカールーム(?)の上が観客用のスペースになっているようです。この上にあがって、両側のピッチの好きな方を見下ろすというわけです。
手前に写っているのは人工芝のピッチです。スタンドの向こうに天然芝ピッチがあります。

スタンドの両側にピッチ
スタンドを横から見たところ。この通路を通っていきます。

右手に天然芝ピッチ
歩いていくと右手にあるのが天然芝ピッチ

左手は人工芝
左手には人工芝ピッチ。今日はこちらを使うようです。

円柱に貼られたメンバー表
スタンドのアウェイ側にもメンバー表を貼りだしてくれました。
現地から携帯投稿した写真がその内容ですが、丸い柱に貼られているため全体を撮るのは難しかったです。っていうか、できませんでした。

席に座ってみると、ピッチがすごく近くて見やすいです。
スタンドの中央部分には屋根というか日よけというかがかかっているので雨にも濡れずにすみそう。
スタンドにはスピーカーもあって、両チームの選手紹介やゴールなどのアナウンスがしっかりされたほか、試合前やハーフタイムにはあの洗脳的で有名な、♪走れ~は~し~れえ~、ホーリーホック、水戸の~ほ~こ~り~♪の歌が流れていました。

得点板とフラッグ
正面には得点板があり、ポールには両チームのフラッグが掲げられていました。

みんなで円陣
スタンドのすぐ下では、ピッチ練習を始める前にコンサの選手・スタッフ全員がみんなで円陣を組んで・・。

がんばろ~ぜ、がんばろ~ぜ、コンサドーレさっぽ~ろ~♪
上半身を起こすと、選手たちは肩を組んだままみんなで
♪がんばろ~ぜ!がんばろ~ぜ!コンサド~レ~さっぽ~ろ~~♪
(カンピオーネのメロディ)と歌い出しました。
ワンコーラス終わると次はぴょんぴょんその場で飛びながらまた続けて歌います。
結束を強め、気分を高めるための儀式でしょうが、それを聞きながらじーんとしてしまいました。
熊ちゃん、鶴ちゃん、うっち、清弥、ヨングン。彼らがU-15のころ、そういえばこうやって円陣を組みながらみんなで歌っていたっけ。
J村でのクラセンのときにピッチ上で歌っている彼らを微笑ましい気持ちで見つめていたことを思い出します。
あのころの初心に戻ってがんばろうということなのかな。
勝手に感傷的な気分になってしまいました。お別れの季節はつらいです。
歌い終わって輪がほぐれたとき、選手の誰かが「まさかアウェイでやるとは思わなかった」と笑いながら言っているのが聞こえましたから、あらかじめこうしようと決めていたわけではなく誰かが突発的に口火を切ったのかもしれませんね。

入場を待つ
一列に並んで入場を待ちます。

選手入場
Jリーグアンセムが流れる中での選手入場です。本格的な気分が漂います。

整列
整列して一礼します。

あいさつ

あいさつ
そして審判や相手選手と互いに挨拶

キャプテン
キャプテン熊ちゃん。

写真撮影してる
ピッチに散らばる前に、水戸は写真撮影をしていました。
うちの選手たちはしていませんでした。残念。

コンサの円陣
コンサの円陣。

行くぜ!
さあ、行くぞ!

水戸の円陣
水戸の円陣

前半キックオフ
コンサのボールで前半キックオフです。

<前半のメンバー>

   10古田 14三上
7竹内 6佐藤 8鶴野 13鈴木巧
3松本 5上原 4熊澤 2打矢
     1曵地

(控え)
21松原修平、9玉岡營根、15鈴木健士、23菅原康介、24西田謙太

  • 太字は3年生

2年生FWコンビのカネとミツじゃなくて、1年生の三上陽輔くんがメンバーに入っており、しかもスタメンです。陽輔のプレーを見るのは帯広でのプリンス以来かな。夏に怪我をして、先日の釧路での新人大会で試合に出たと聞いて「おお!復帰したのか」と嬉しく思っていたところでした。その後ドームでの千葉戦のときは控えに入っていましたが出番はありませんでしたので、久しぶりに見る陽輔のプレーです。
陽輔、復帰おめでとう。がんばれ。という気持ちと、いかにもザ・ストライカーという感じの陽輔のプレーに期待する気持ちが相まって、試合前からワクワクします。

試合は攻めようとするコンサとそれを食い止めようとする水戸という感じで始まりました。でも最初の何プレーかのあと、前半2分に両チームを通じて最初のシュートを打ったのは水戸でした。どういう経緯だったかな、水戸が中央からすいっと攻めあがって少し遠目からずばっとシュート。ボールは曵地くんの正面に飛び、曵地くんが胸の前でがっちりとキャッチしました。そんなに危ないシュートではありませんでしたが、攻めようとしているつもりで逆にシュートを打たれたので、ちょっとあれ?と思いました。
でもその後は危なげなくというか、コンサがほとんどボールを支配して試合が進みます。コンサはパスをつなげて攻撃を組み立てようとしているのですが、ところどころでずいぶん窮屈な印象を受けるのは、水戸の形と関係あるのかなと素人目には思いました。
水戸は中盤フラットな4-4-2で、最終ラインを高く保ち、全体がとてもコンパクトな形になっています。そしてその形を保ったままみんなで前へ後ろへ横へ動くため、行きたいところに人が密集して邪魔される感じになるのです。
特に水戸のゴールキックのときの人の分布状態ときたら。ピッチを横(長辺)に3分割、縦(短辺)を2分割してピッチ全体を6つに分けたとしたら、ゴールキックのときにはそのひとつにギュッとフィールドプレーヤー20人全員が入っているという感じです。
あ、この感じ、前にも見たことがある。そういえば水戸は宮の沢でもこうだった・・と、懐かしく(?)思いました。
そんな状態を打開するためコンサがとった方法は、パスが受けられる位置に動き出す、連動してみんなで動く、奪いにこられる前にボールを出す、の連続でした。もしかしてそれに「遠目からでもシュートを打つ」というのもあったかもしれません。SHの清弥や巧くんはもとより、ボランチの鶴ちゃんや明生も何度もゴール前まであがっていったり、ミドルシュートを打ったり、のシーンも目立ちましたから。
前半12分、鶴ちゃんのミドルシュートは残念ながら決まらず。
ヒロは陽輔との2トップというか、陽輔よりも下がり気味でトップ下みたいな位置どりでした。私の見る限りここ数試合のヒロは、ところどころハッとするようなよいプレーを見せるものの、なんとなく動きが重かったり他の選手との連携のなかにあんまりフィットしていないなあと感じるところがありましたが、今日のヒロは、変態風味でボールに絡みつつ気の利いたパスを出してそれがつながって、攻撃のアクセントとしてかなり目立った輝きを放っています。それに加えて今日は鶴ちゃんの運動量が圧巻で。中盤でボールをカットしたり、長い距離を走って前にも出たり、よく動いてかきまわすので、コンサのパスがどんどんつながって攻め込んで、クリアされてもまた拾って、つないで、攻め込んでという波状攻撃につながっていきます。だからもう、見ていて楽しくって。
やっぱりみんな最後の試合ということで気合いが入っているんだろうなあと思いました。
楽しいシーン、わくわくするシーンはたくさんあったんですが、そんなふうにスピーディーにどんどん展開していくのに見入ってメモをとるひまもなかったので、すてきなシーンを具体的に再現してお伝えできないのが残念です。メモに残っているのはたまたまその後プレーが切れたりして書く余裕があったほんの一部なんですもの。
前半14分、左SBの怜大から右サイド高くあがっていたうっちへサイドチェンジを兼ねた大きなパス。「高くても低くても速くてもライン割りそうでも、どんなボールでもぴたりと止めます」のうっちでもさすがにタッチを割ってしまうくらい長くなってしまいましたが、そこへ出そうとするタイミングとか視野の広さとか、いいなあと感心しました。
水戸はコンパクトな4-4-2ラインを保ち、みんなで上下左右に多少伸縮しながらそのままの形でよく動いています。プレスも速いです。けれど、それに対しコンサはSBがSHと連携してオーバーラップしたり、鶴ちゃんや明生が斜めに開きながらあがっていったり、ヒロと陽輔も開いたり交差したりしながら自在に動き回るので、水戸の網の目をかいくぐりながらパスをつなげていけてます。「これはまるでトップチームの・・(以下略)」と思いましたが口には出しませんでしたよ。
前半17分、拓郎があがったところをカバーに入っていた鶴ちゃんが、ふだんの拓郎くんの位置(つまり左CB)から前方中央の水戸最終ラインの裏へパスを出しました。前へ飛び出してそれを拾おうとする陽輔。ボールを陽輔に触らせまいと、水戸DFはボールと陽輔の間に体を入れてボールがゴールラインを割るのを待とうとします。陽輔はついそのDFの体を後ろから手でひっぱってしまい、ファウルをとられ、そのうえ審判に口頭で注意されていました。それまでも何度かそういうシーンがありましたものね。でも、その陽輔の気持ちはすごくわかるのです。だって自分が行きたい方向を相手選手がじゃましてるんだもの。こういうときの打開方法はどうしたらいいんだろう?と疑問に思いました。後ろから足先で突いてボールを前に出して回り込んで拾うのかな? うまくいった例もふだん何気なく見ているはずなのに覚えていません。どなたか「こうするといいんだよ」というのがありましたら教えてくださいませ。今後注意して試合を見てみたいと思います。
前半19分、誰が出したボールだったかな、サイドチェンジのパスが鶴ちゃんにとおり、鶴ちゃんはそれを受けて中へパス、清弥がシュート。相手GKがキャッチしました。
前半20分、熊ちゃんから高い位置にあがっていたうっちへ、チャンスになりそうな匂いのするスルーパス。
前半22分、明生が飛び出して相手GKと1対1になりそうにねらっていきましたが、シュートをうつ形になる前に左側のゴールラインを割ってしまいました。
前半22分、水戸の選手に最終ライン裏に抜け出され、シュートを打たれました。ボールはカバーに入ろうとした熊ちゃんの体に当たり、角度が変わってサイドネットへ。右CKを与えることにはなりましたが助かりました。水戸にシュートを打たれたのは立ち上がりの1本以来のことかしら。
でもそのシュートで大きく流れが変わるようなこともなく、その後もコンサの攻勢が続いたあと、待望の先制点は前半24分のことでした。
前半24分、誰からのパスだったのかな、右サイドのタッチライン沿いに中盤から前方へ速めのグラウンダーのパスが出されました。駆け上がっていくのは巧くん。相手選手が巧くんについていたし、ボールスピードは結構速いしで、巧くんが拾えないままゴールラインを割るかなとも思いました。ところが巧くんはものすごいスピードで駆け上がり、併走していた相手選手を振りきり、抜け出して、ボールに追いつき、角度のないところからゴール前へ低めのクロスを入れました。それをゴール前ニアの位置で陽輔が、腰より少し低い高さのボールをボレーで豪快にシュートし、ボールはネット中央に突き刺さりました。(1-0)
すごい豪快なゴールだったわあ。体格に恵まれた陽輔の魅力が発揮されたゴールだったと思います。
やったー、先制点だよ~。巧くんのクロスに陽輔のゴールだよ~、とユース好き仲間にメールで知らせていたから・・。
気づくとスタンドから「わあっ!」という歓声があがり、低い位置から出されたと思われるスルーパスを中盤少し左寄りの位置でヒロが拾ってそのまま左前方へ飛び出していっていたので、誰がパスを出したのか見ていませんでした。後できけば、その前の怜大や清弥や鶴ちゃんが絡んだらしいパス回しもワクワクものだったらしいです。ヒロへのスルーパスを出したのは鶴ちゃん??
ともかく、前半29分、ボールを持ったまま左上へあがっていったヒロは、ボールを拾おうと飛び出してきたGKを切り返してかわし、勢いでそのまま前方へ進んでしまって角度がなくなりかけながらも、きちんとボールをゴールへ流し込みました。(2-0)
ビューティフルな追加点でした。
そこから前半終了までの15分はもう至福タイムでした。コンサの選手たちは足もとのうまさでボールを小刻みに動かして相手選手が届かない位置にボールをキープし、他の選手が斜めに動いてパスコースを作るのを待ってパスを出したり、みんなで一斉にぐるぐる走ってワンタッチでどんどんボールを動かしていったり。見ていて飽きないおもしろさです。
前半39分、鶴ちゃんが相手選手の足もとからボールを奪い取り、パスでつないで最後は巧くんがゴール右方からシュート。
前半42分、ゴール前でみんなでボールを回しつつ、じりじりと獲物をねらうハンターのようにシュートの隙をうかがいましたが、なかなか打てず。最後は清弥が遠目からミドルシュートでゴールを狙いましたがGKにキャッチされました。
コーチングで目立っていたのは拓郎くんの声ですね。拓郎くんは以前からよく声の出せる選手でしたが、CBの拓郎くんを近くで見たのは久しぶりだったので、そのコーチングを懐かしく感じました。守備位置やマークする相手を指示するだけでなく、味方を盛り上げたり、連携の修正をしたり。熊ちゃんともよく話し合っていましたので、主として拓郎くんが指示出しを担うという役割分担にしているのかなと感じました。
前半44分、清弥のトラップに、ヒロが飛び出してパスを拾う動きに、ヒロのミドルシュートに、いちいち「うおーーっ」と感嘆の声をあげて沸くスタンド。
コンサ側スタンドの端の方では関東在住サポが10数名レプリカ姿でコールして応援していたのですが、サポたちはいかにも楽しみつつ応援している雰囲気で、明るい盛り上がりが楽しい試合内容に華を添えていました。
ロスタイムに入った前半46分、うっちーにイエローカード。これは相手選手と交錯したときだったかな、ちょっと経緯を忘れてしまいました。
楽しい気分のまま、2-0で前半が終了しました。


ハーフタイムには再び「走れ、ホーリーホック」が会場に流れます。控え選手たちがピッチでボールを使って練習をしているようすを眺めながら聞いていると、(笠松でトップチームの負け試合で強制的に聞かされる)走れホーリーホックのリフレインもなかなか楽しいものだわ(笑)。


ハーフタイムでの選手交代はなく、後半が始まりました。

後半キックオフ
(後半キックオフ)

<後半のメンバー>

   10古田  14三上
7竹内 6佐藤 8鶴野 13巧
3松本 5上原 4熊澤 2打矢
     1曵地

後半0分、ヒロがドリブルで攻めあがって巧くんにパスを出し、さっそく右CKを得ました。CKはヒロが蹴り、ゴール前で怜大?がヘディングでシュートするもクリアされます。そのこぼれを拾った明生が正面からミドルシュート。ボールはまっすぐゴールに向かい、決まるか?と思われましたが、相手GKがかろうじて片手ではじき出し、今度は左からのCKになりました。
後半3分、ピッチ右上隅あたりでヒロがボールを拾ってクロスをあげようとしますが、相手DFが背中でヒロのじゃまをし、ボールはゴールラインを割りました。
後半5分、陽輔のシュートがネットを揺らしましたがオフサイドの判定でした。
後半7分、巧くんやうっちが絡んで攻めあがり、ゴール正面へ横パス。ヒロがフリーでシュートを打ちましたが上へはずれてしまいました。残念。
前半からここまで、水戸がボールをもったとしてもシュートを打たせることまではほとんどさせていないなあと改めて思いました。ゴール近くまで攻めてこられても、誰かが相手選手に対応して、最後は熊ちゃんや拓郎くん、ときにはうっちや怜大がボールを拾える位置にいて、そのボールをフリーで拾ってしまうので、危ないシーンをほとんど作らせないのですよ。

組み立てる
(組み立てる)

攻める
(攻める)

コンビで攻める
(コンビで攻める)

後半9分、怜大が左サイドを駆け上がり、ゴール前へマイナスのスルーパス。中央にはヒロがいてシュートを打ちたかったのですが、ボールが足もとに入ってしまったのか、打つ前に相手にとられてしまいました。
後半10分、うっちがピッチ右側の最終ライン上でボールを持ったとき、中盤の後ろ目にいた鶴ちゃんが勢いよく斜め前に走り出しました。鶴ちゃんはそのまま長い距離を走ってボールを引き出し、うっちが裏へ抜けるパスを出し、それを鶴ちゃんが受けて左に開きました。でもゴール前にあがってくる人が間に合わず、鶴ちゃんは自分でゴール前へ切り込まざるを得なかったので、ドリブルで進んでいったところを囲まれてシュートまではいけませんでしたけど。このときの鶴ちゃんの動き出しは目を惹きましたねえ。
ところがその後、気がついたら水戸の前線2人が一気にゴールへ迫ってきて、ボールを持った選手とその少し横を駆け上がってくる選手の2人に熊ちゃんが一人で対応しなければならない事態に陥りました。
熊ちゃんは覚悟を決めてだと思うけどペナルティエリアの少し外でボールを持った選手を倒し、イエローカードをもらいましたが、あれは仕方なかったと思います。でもどうしてあんな形を作られてしまったんだろう?
ペナルティエリアすぐ外からのFKは、クリアしてCKになりました。CKで蹴り入れられたボールは曵地くんが長身を活かして高い位置でしっかりとキャッチしました。
その後なんだか攻められモードになりました。後半20分くらいまでの間、水戸が攻め込んでコンサが守勢に回る展開が多かったように思います。決定的に危ないシーンまでは作られないまでも、1点とられたら1点差ですから何が起こるかわかりません。
追加点が欲しいなあと思って見ていました。
後半18分、鶴ちゃんが右サイドをドリブルで進み、立ちふさがろうとする相手選手を鋭いフェイントでかわして抜けていきます。そして右サイドから中央へ速いクロスを入れました。クロスはクリアされて右からのCKになりました。ヒロが蹴ったボールはファーへ飛び、陽輔が頭で合わせようとしましたが、ボールの軌道が思ったより高かったのかちょっとかすった程度で届きませんでした。残念。
後半19分、陽輔のシュートは右へはずれる。
後半20分、左サイドをドリブルでどんどんあがってきたのは拓郎。そのままずんずん上がった拓郎は中央のヒロへパスを出し、ヒロはゴール直近の正面からシュート。高い角度でゴール上であがってしまいました。あああ、チャンスだったのに残念。
後半21分、中盤で相手選手のボールを奪い取る明生に恒例の「明生、素敵(はあと)」とつぶやいていたら、選手交代の用意をしています。

2人交代
後半21分、うっちと陽輔に代わってヨングンと康介が入りました。
巧くんがSBに下がり、清弥が右サイドにまわってヒロとヨングンの2トップになりました。

    10古田 9玉岡
23菅原 6佐藤 8鶴野 7竹内
3松本 5上原 4熊澤 13巧
     1曵地

後半23分、水戸のFWがボールをもってペナルティエリア内まで入り込み、そこでボールをキープします。コンサDF陣はそのボールを奪い取ろうと寄っていくのですが、水戸の選手はなかなか巧みに体を使い、DFにボールを触らせません。ペナルティエリア内だからうっかり倒してしまってもいけないし・・とコンサは慎重に対応して、なかなかペナルティエリア内からボールが出ないものだから、見ている方はハラハラします。結局、水戸の選手が横から出したグラウンダーのクロス(横パス?)は詰める選手がおらずゴール前を素通りしてくれたので助かりました。
ここからしばらく、膠着状態というか、攻めたり攻められたりの五分五分の展開になります。がまんの時間帯です。
後半28分、清弥がゴール前までドリブルで切り込んでいってシュートを打ちました。水戸GKは手で当てるのが精一杯。キャッチしきれずボールを前にこぼしてしまいますが、押し込もうと詰めていったヒロはまにあわずGKに拾い上げられてしまいました。

鶴→健士
後半30分、鶴ちゃんに代わって健士くんが入りました。鶴ちゃんは調子よさそうでしたが、ずいぶん走っていたのでお疲れさま交代ということなのかしら。
健士くんはSBに入り、巧くんが再びSHにあがり、清弥が中に入ってボランチの位置になりました。

   10古田 9玉岡
23菅原 6佐藤 7竹内 13巧
3松本 5上原 4熊澤 15健士
     1曵地

後半36分、五分五分の展開。というのはちょっとビクつき過ぎの表現かもしれないな。ボール支配ではやっぱりコンサの方が多い感じ。でも両チームともなんだかボールが落ち着かず、いったり来たりのバタバタ慌ただしい展開になっています。
後半37分、巧くんのパスからヨングンがシュート。GKがセーブしました。
続けて後半38分、誰だったかピッチ中央あたりから左サイドにいた康介にパスが出て、康介はドリブルで左サイドをあがっていき中にパス。それをヨングンが落ち着いてシュートし、しっかりゴールしました。(3-0)
待望の追加点です。苦しい時間帯になっていましたが、これでかなり気分が楽になりました。
直後の後半38分、巧くんに代わってニシケンが入りました。
ニシケン、なんとFWです。これまで私が見たニシケンはボランチとか、どちらかといえば後ろ目の選手というイメージだったので、ヨングンとニシケンの2トップになったことはちょっと驚きでした。ヒロが右サイドに入っています。

   24西田 9玉岡
23菅原 6佐藤 7竹内 10古田
3松本 5上原 4熊澤 15健士
     1曵地

後半41分、ヒロがドリブルで攻め込み、右CKをとりました。CKでヒロが蹴り入れたボールに誰かが合わせてシュートしましたが、GKがキャッチしました。水戸のGKはフィールドプレーヤーより背が低いんじゃないかと思う小柄な選手ですが、敏捷な反応でずいぶんシュートをキャッチされました。
後半42分、怜大がボールをもって中の方に切れ込んでいき、そこでお洒落なヒールパス。うまく味方につながり感嘆の声でどよめくスタンド。清弥がシュートし、GKがはじいたこぼれ球をヨングンが押し込もうとしましたが間に合いませんでした。
後半42分、健士くんが相手選手と交錯し、相手選手が倒れました。ぶつかったときにスタンドまでペチッ!という音が聞こえましたので、重傷だったらどうしようと肝を冷やしましたが、まもなく立ち上がってプレーに戻れそうでしたのでほっとしました。
健士くんにはイエローカードが出ました。
後半43分、怜大が相手ボールを奪ってスルーパスを出しますが、これにはヨングン間に合わず。
後半44分、ヒロがシュートしますがGKが押さえる。
一時期の劣勢というか優勢じゃない状態から盛り返したかなと感じたころ、ロスタイム3分が表示されました。
FKからちょっとヒヤッとしたシーンはあったものの、後半46分にヒロが裏へ抜け出し、シュート。GKがはじいて転がってきたボールをヨングンがゴールへ蹴り入れますが、これはオフサイドの判定でした。ヒロがシュートを打ったときにヨングンがオフサイドの位置にいたということなのでしょうね。
もうそろそろ試合終了かなと思うころ、スタンドの屋根に当たる雨の音が聞こえるほど、雨が強く降り出しました。
あら、雨だ。ずいぶん降ってきた。
そう思っていたら試合終了の笛が鳴りました。
今季最後の公式戦は、3-0での勝利でした。

終了
試合終了

お疲れさまでした
お疲れさまでした

コンサベンチに挨拶
整列して互いに挨拶をした後、水戸選手がコンサベンチに挨拶します。

水戸ベンチに挨拶
コンサの選手も水戸のベンチに挨拶します。

スタンドにあいさつ
そしてピッチ中央に並んでスタンドに向かって一礼。

全員でサポにあいさつ
最後に監督の「1年間応援ありがとうございました」の言葉とともに、監督・スタッフも一緒に全員で並んでサポに挨拶をしてくれました。
スタンドのサポたちは、ここにいる3年生全員の名前をひとりずつコールして、3年間(や6年間)の努力と健闘を称えました。
サッカーを見せてくれてありがとう。
長い間楽しませてくれてありがとう。
今までのようには姿を見れなくなるけど、みんな元気でね。
こっちに来る選手はこれからもしつこく(笑)見に行くからね。
そんな言葉を胸の中でつぶやきながら、胸がいっぱいになりながらみんなの顔を見つめました。

サポのコールにあわせて踊る
明るくコールして応援していたサポたちは、スタンドの上で肩を組んでジャンプしながらカンピオーネのメロディで歌い出しました。
その歌声に合わせて、真っ先に飛び跳ね、着ているシャツを脱ぎながら踊り始めたのは修平。宴会部長なんですね(笑)。
その修平に釣られて(?)一緒に踊り出したのは明生、ヨングン、清弥、怜大。ちょっと恥ずかしそうに手だけを上下させていたのは曵地くんとうっち。
その様子を取り囲んだみんなが笑顔で見ています。
楽しくて、寂しくて、幸せな光景だな・・。

センターハウスのようなところで雨宿りしながら水戸ユースの選手たちが会場の撤収作業をしているのを感心して眺め、コンサの選手たちがバスに乗り込んで出て行くところを名残惜しくお見送りしました。
終わっちゃったね・・・。
寂しいね・・・。
感傷的になって言葉少なくなるユースヲタたちでした。


納豆
おまけ。
帰りの水戸駅でおみやげに買ったのは。
赤黒の帯をしている納豆でした。


posted by あきっく |23:59 | ユース | コメント(4) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:Jユース 水戸ユース戦@水戸ツインフィールド(未完です)

こんばんは!最終戦は危なげなく勝利し、彼らにとってホント、Jrユースからの6年間が終わったんですね。行きたかったな~。来年は私も参加したいものです。熊本行きてーーーーーーーーーーーーー!!!!

posted by すうさんFC| 2008-11-25 21:51

Re:Jユース 水戸ユース戦@水戸ツインフィールド

>すうさんFCさん
見ている私たちがこれだけ感傷的な気分になったのですから、当の彼らたちの心境はどんなものだったでしょうねえ。
これから進路はバラバラになるのでしょうが、それぞれの道で充実した生活をして欲しい、できればサッカーをしているところがまた見れるといいな・・と、強く思います。

posted by あきっく| 2008-11-27 00:41

Re:Jユース 水戸ユース戦@水戸ツインフィールド

あきっくさん、こんばんわ。悟、鶴野ほか、3年生のみんなはサッカーをやめることはありません。四方田監督からは確か4名くらいトップへの推薦はあったと聞いています。やっぱフロント陣のサッカーに対する知識の無さが(育成の事)、経営は大事かもしれないけど、魅力あるクラブを創ってほしいと思います。いずれにせよ彼らはサッカーをやめることはありません!

posted by すうさんFC| 2008-11-27 22:21

Re:Jユース 水戸ユース戦@水戸ツインフィールド

>すうさんFCさん
こんばんは。
3年生のみんながサッカーを続けてくれるならサポとしては嬉しいですね。サッカーをやっている姿をまた見る機会があるかもというのは嬉しいです。
トップへの昇格はねえ・・・。
みんなプロを目指してがんばってきたのだろうからできればたくさんトップにあがって欲しいけど、そうすると短期間で契約を続けられなくなる選手もたくさん出ることになるわけで・・。悩ましいところです。
サポとしてはただ見守り、「どこへ行っても応援してるよ」というだけです。

posted by あきっく| 2008-11-28 00:07

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