2008年09月21日
見ることで励まし、守り、鍛える
今朝(9月21日)の日経新聞朝刊の1面コラム「春秋」欄で、将棋の谷川浩司九段の若き日の経験と俳優仲代達矢さんの言葉を引いて、見ることで人を励まし、守り、鍛えること・・が取りあげられていました。
注目されることで人に励まされ、守られ、鍛えられていくものだとか。
そういえば最新号のサッカーダイジェストでも、育成特集の「さまざまな立場から育成に携わる4人の識者」の声のひとつとして、ムラ(強化部の村田達哉さん)の話が載っていたのですが、ムラは「観客の目があるところで試合をすれば緊張感や緊迫感、モチベーションも高まり、そこから学ぶものは多いはず」と言っていました。
私は自分では好きでユースの試合を押しかけて見に行って、こうやって勝手な感想などを人目に晒すブログに書いておきながら、ユース年代の若い選手にとって注目を惹くことはよくない点もあるのではないか・・と不安に思うところもありました。その選手のことを試合以外の面では、練習のときのことも、ピッチの上以外でのサッカーとの関わり方も、サッカー以外の生活のことも、これまでの生育歴も、これからの人生のことも、何も知らないし責任も持てないのに、プロ選手でもない単なる高校生や中学生の見知らぬ若者のことを好き勝手に紹介していいのかなあ、って。
でも、ムラが言うように「見られること」自体が成長の後押しになるのならば、注目される機会もあっていいのかなと少し安心する気持ちになりました。意図的に傷つけるような悪意ある目線は(もしかしてそういう目線も含めて糧に出来るたくましい選手たちなのかもしれないけれども)ガードしなきゃとは思いますけれども。
そしてなんと言ってもですね、先日の秋津での高円宮杯・作陽高校戦のとき、いつものユース好きサポの他にもたくさんのコンササポがスタンドで賑々しく応援していたことで、ユースくんたちはとても張り切ってプレーしているように見えたのです。
「見られている」という緊張感がああいうふうにあと一歩!のがんばりを生み、やってやろう!とのチャレンジを生んで、よいプレーの好循環を生み、選手たちの成功体験につながって成長の後押しになるならば、こんなに嬉しいことはありません。あんなふうに喜んでくれるなら、またたくさんに人に見に行ってあげて欲しいです。
だから、今日の西が丘へも、たくさんの人にうちのユースくんたちを見に来てください!と宣伝しちゃいます。
ぜひ足を運んで実際のプレーを見て、うちの選手にでも相手の選手にでも、よいプレーには拍手したり感嘆したり、臆病なプレーには「恐れずに立ち向かっていけ!」と励ましたりしながら、関心を向けていることを示してあげてください。きっと張り切って持てる力の100パーセント以上を出せるようにがんばってくれることと思います。勝敗はどうなるかわかりませんけれど、そういう選手たちの姿を見ているだけでも、楽しく元気をもらえる気分になれますよ。ってなんだか年よりじみた言い方ですけれど(笑)。
高円宮杯(U-18)決勝トーナメント
ラウンド16は今日
9月21日(日)13:20~ 西が丘競技場で 前橋育英高校 と対戦します。
それに勝つと準々決勝は
9月23日(火・祝)11:00~ 市原臨海競技場
対戦相手は[FC東京U-18 vs 流経大柏高校]の勝者です。
準決勝 10月11日(土)14:30 国立競技場
決勝 10月13日(月・祝)13:00 埼玉スタジアム
チケットは、大人1000円、小・中・高校生500円、JFA登録選手・後援会員は無料。(準決勝までは全席自由席。決勝戦のみ、指定席2000円もあります。)
チケット1枚で同日・同会場の2試合とも観戦できます。
決勝トーナメントでは、90分(前後半45分)で決着がつかないときは20分(前・後半10分)の延長戦をして、なお決しない場合はPK戦で勝敗を決定。
ベンチ入り選手は18名まで、うち交代選手は3名までです。
西が丘を赤黒に染めましょう!
・・・今日はコンサユースの試合の前に、11:00から浦和ユースvsセレッソ大阪ユースの試合があるので、もしかするとコンササポが行く前にすでに西が丘が赤く染まっているかもしれませんけど・・。
posted by あきっく |07:31 | ユース | コメント(5) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
がんばれ~
そういえば、
赤黒の縦縞VS黄黒の縦縞対決ですね~
とりあえず、怪我の無いように…(-人-)
勝て!
posted by 30| 2008-09-21 08:17
Re:見ることで励まし、守り、鍛える
練習試合なのにグラウンドの周りをぐるりと人が並んで
公園のお年寄りの会話の中心になって
街の人から常に注目されている…。
私は小さな頃からそれが当たり前だと思っていたけれど
普通の高校生が経験することではないんだなぁと
ある時気がつきました。藤枝東の話です。
見られる大変さはやはりあるようです。昔聞きました。
一方で藤枝東を選んで集まってくれた選手たちには
「ありがとう」と一人一人言いたい気持ちです。
posted by orion | 2008-09-21 10:00
Re:見ることで励まし、守り、鍛える
忙しい日程の中、応援ありがとうございます。
今日も赤黒応援団が西が丘に結集するとことでしょう!
嬉しい朗報をお待ちしてます!
posted by EIKO| 2008-09-21 11:58
Re:見ることで励まし、守り、鍛える
こんばんは!何やら意味深なコラムですね。根本的な事を考えてみましょう。彼らはまだ高校生ですが実はフットボールプレイヤーという芸術家なんです!スタジアム、トレーニング場に様々な人たちが観にきて色々な思いを持ち、色々な評価をする。私たち社会人とはチョットちがいますがピッチの中で自由に表現できる、ある意味選ばれし芸術家ですよ。サッカーを離れた私生活はともかく、ピッチに立った時にきっと彼らは覚醒するんですから!みーんな良い奴!
posted by すうさんFC| 2008-09-22 22:18
Re:見ることで励まし、守り、鍛える
>30さん
黄黒縦縞の選手は真っ白でしたけど、黄黒の縦縞な応援団がとても元気でした~。
若さで迫力のある大声援。
ゴール近くに攻め込むたびにああやって大歓声を受けたら気分いいだろなと思いました。チアもいるし。
チアや女子マネージャーのいる華やかな高校サッカー部を見ていると、うちのユースくんたちは(そういう面では)可哀相かも・・とちょっと思います(笑)。
>orionさん
藤枝東の選手たちは街のスターなのですね。
それだけ地域に愛され根付いているチーム。
そういう環境で一挙手一投足を見られながら、責任感も感じながらサッカーをするのは、いろんな面で選手を大人にするでしょうね。
>EIKOさん
朗報を届けられずに残念でした。
でもまたすぐに次!って思います。
じゃあ今度は敷島でね~って言いながら別れたユースサポたちでした。
>すうさんFCさん
西が丘ではいろいろありがとうございました。
お話、楽しかったです。
そっかー。なるほど。
私はついユースくんたちを「若いから」と思って見てしまいますが、実はそうですよね、彼らはサッカーの世界ではかなりのものを極めた選手たちなんですよね。
ある程度一人前扱いして、安心してきゃーきゃー言っても大丈夫でしょうかね。
おじさんおばさんにきゃーきゃー言われても選手は嬉しくもなんともないでしょうけど(笑)。
posted by あきっく| 2008-09-23 13:04