2008年06月30日
第11回北海道クラブユース選手権 決勝戦
2008/6/29(日)10:00 @夕張平和運動公園 コンサユースU-18 5-0(1-0、4-0)サンクFCくりやまU-18 (40分×2) 得点者:古田(前半30分・PK)、工藤光輝(後半14分)、金子(後半20分)、荒木(後半30分)、加藤(後半34分) 天気予報では雨だったそうですが、昨日の夕張はとてもよいお天気でした。日差しを受けると暑いですが、空気はさらっとさわやかで気持ちよいです。周囲は木々がたっぷりの山に囲まれ、レッズはここでキャンプしたならさぞや気持ちよかっただろうと思いました。蒸し暑い関東に戻ってきた身としてはなお。 (きれいなピッチです) 前日のプリンスリーグでは北海道JRバスの大型貸切バスで浜厚真に来ていたユースくんたちでしたが、昨日は総勢15名のこじんまりとした人数で、ニーズさん提供のユース専用バスで夕張に乗り込んだようでした。 手入れの行き届いたきれいなピッチで試合前のアップをしている選手たちを見てみると。 あら、今日のキレキレを期待していた鶴ちゃんがいないわ。やっぱり昨日はどこか悪かったのかしら??とちょっと心配に。 でもその分違う選手が見られるのでユースヲタにとってはそれはそれで楽しみです。 <前半のメンバー> 9玉岡 18工藤光 10古田 23菅原 7竹内 6佐藤 3松本 5上原 4熊沢 2打矢 16安田 (控え) 11金子顕太、12加藤拓也、19荒木翔太、20山口紫苑 控え選手は4人、それもフィールドプレイヤーだけというこじんまりぶり。
まずはいつものように、ピッチへの入場前にベンチのところで全員で円陣 さあ、試合が始まります。 キャプテン熊ちゃん 前半開始前の円陣 こちらはサンクFCくりやま。 ユニフォームがKappaですね。岩教大もKappaだったはずだし、道内ではKappa仲間が増えているのかな? 試合中に近くにきた選手を見てみると、ユニの胸と背中にはスポンサーがついているようでした。 大会プログラムのエントリー表のスタッフ欄には、コーチとして木島さんと大野よっくんの名前がありました。 よっくんの姿は確認できなかったけれど、コンサに縁のあった選手がこうやって北海道でサッカーに関わってくれているのは嬉しいなと思います。 コンサボールで前半がキックオフです。 口では「きっちり勝つために気を抜かずに行こう」とか言っていても、内心では「勝つでしょ」と思っていた私。毎年の様子を見ていても、やはり道内のクラブユースチームではコンサはかなり力の差はありますから。 そんな気持ちはどうしたってみんな共通してしまうのかしらね。 前半8分くらいまで、コンサはおおむねボールを持ってはいますが決定機はまだないなあ・・と思うような、まったりした立ち上がりになりました。でもそう思った直後に明生のシュートがゴール右ポストにあたって跳ね返る、惜しいシーンがようやく生まれました。 その後、CKを得たりパスを回してゴール近くまで攻め込んだりして、少しずつシュートも増えてきましたけれど、なんだかシュートが枠にいかないんですよね。 (行け~! 前半の1シーン) 前半11分、左からのCKを清弥が蹴り、ミツのシュートは枠の左。 前半12分、こりゃ決まった!と思ったタイミングのヨングンのヘディングシュートもなぜか枠の左。まるでゴールに結界が張られているかと思うほどです。 私たちも内心そのうちゴール決まるだろうと思っている気楽さのせいもあって、「これ、もしかして相手GKを疲れさせるという『作戦』じゃない?」などと軽口を叩きながらそのようすを見つめていました。 というのも、この試合はマルチボールシステムではなく、ピッチ外に出たボールを拾ってくれるボールボーイは置かれておらず、出たボールは自分たちで拾ってプレーを続けなければならないのです。 シュートが枠にいかずにゴールの後側まで転がっていってしまうと、次にゴールキックから始めるGKがゴールの後ろのフェンスのところまでいちいちボールを取りにいかなければならず、その距離はけっこうバカになりません。 (GKの守備範囲は広い) そういえばクラセンでは、J村での全国大会でもボールボーイはいなくて自分たちで拾ってプレーを続けるんだったなあと思い出しました。 先制点はPKでした。 前半29分、細かいパス回しでゴール前に攻め込んでいって、最後ゴール右側からヨングンがシュートを打とうかという体勢のときに足を払われるような感じで倒されてPKを得ました。 PKを蹴るのはヒロ。 と・・と・・と・・という感じに細かいステップでゆっくりボールに近づいていき、GKが動き出すのを待ってきっちり決める、遠藤のコロコロPKに近い風味でした。 決まりました。(1-0) 前半36分にはコンサのCKから逆にカウンターを受けてゴール左側からシュートを打たれ、それが右ポストにあたる(!)というヒヤッとした場面もありましたが、それ以外はほとんど決定機は作らせないまま、しかし相変わらず「相手GK疲れさせ作戦」は続けたまま(ゴール裏のエリアに拾いにいかせた回数は少なくとも13回以上はあったそう)、前半40分、1-0で前半が終了しました。 (この大会は40分ハーフです)
後半開始からヒロに代えてカネくんがイン。 そういえば前半のヒロは存在感なかったもんなあ。 カネの交代出場が審判に認められてから円陣を組みます。 後半はヒロに代わって清弥がトップ下に移り、こんな形でした。 <後半のメンバー> 18ミツ 9ヨングン 7清弥 23康介 11カネ 6明生 3怜大 5拓郎 4くま 2うっち 16安田 後半開始早々にヨングンがゴールに迫り、CKを得ました。左からのCKを清弥が蹴り、ゴール前で怜大がジャンプし、ぴったり合わせるヘディングシュートと思ったのですが、ボールはやはりゴールの枠左へ。 後半になってもまだ「相手GKにボール拾わせ作戦」続行ですか? 後半4分、ミツが後ろからのボールを肩口で落としてそのままワンタッチでシュート。ボールはきれいにネット内に吸い込まれましたが、やはり主審はその前に笛を吹いてファウルの判定。ハンドの仕草をしています。 あ、やっぱり?ばれた?(汗) 残念。 後半8分に右からのCK。前半右CKを蹴っていたヒロがいないせいか、誰が蹴るの??状態でなかなか誰も蹴りにいきません。 ベンチから監督が「康介!」と指示をして、康介くんがコーナーを蹴りに行きました。 後半11分のカネのシュートはサンクGKがキャッチしましたけれど、こぼすかもしれない可能性に賭けて、ヨングンとミツがGKの両サイドからきっちりと詰めて走り込んでいたのには感心しました。そうだよね、そうだよね。 そして後半14分に待望の2点目です。 右サイドからカネが攻め込み、上げたクロスを康介くんが頭で折り返し、それをミツが左足でシュートしたらきれいに決まりました。 後半17分に今度はカネが右から中へ切れ込んで自分でシュートまで持っていったのだけど、シュートは相手選手に当たってバーの上に逸れていってしまいました。 それで得たCKからゴール正面で熊ちゃんがきれいにヘディングシュート。GKがゴール右の方へ出てしまっていたところを狙ったのですが、相手の選手(3番)がゴール内に残っていて頭でクリアしました。そのクリアボールは内側からバーに当たって外に出たように見えたので、私は思わず「クリアされる前に入っていたんじゃ?」と思ったのですけどね。でもゴールラインを見ていた副審はゴールとは認めませんでした。 後半18分にカネがゴール前へドリブルで持ち込んで右側からシュートし、ネットが揺れましたが、残念ながらサイドネット(外側)でした。 そして後半20分に今度こそカネのゴール。 右からドリブルでゴール前中央へ迫っていき、大きな切り返しで相手DFをかわしながら、最後は右足のアウト側でちょんとボールをコントロールしてゴール内に流し込む技ありシュートで3-0になりました。 後半23分、ここでコンサは選手を一挙に3人交代です。 怜大、ミツ、ヨングンに代えて、紫苑くん、アラショー、拓也くんがイン。 控え選手も含めて全員が出場となりました。 20山口 19荒木 7竹内 23菅原 11金子 6佐藤 5上原 4熊澤 12加藤 2打矢 16安田 それからまもなく、後半26分くらいだったかしら。監督から明生と清弥のダブルボランチと指示があって、カネくんと康介くんが心持ち開き気味にしてボランチが横並びになる形になった・・・のでしょう。 私にはあまり違いが分からなかったけれど(爆)。 後半の終盤は、アラショーと紫苑くんの長身2トップが後ろから出てくる長めのボールに反応して裏を狙ったり、相手が前がかりになっている裏をドリブルで攻めあがるカウンターを見せたり。 後半28分にはアラショーがゴールに向かって相手DFとかけっこがんばれ~~!というシーンが2回続けてあったり、打ったシュートが左ポストに当たって惜しい~~だったり。 後半29分には紫苑くんがセンターライン近くでボールを拾い、そこからゴール前まで独走。長い距離をかけあがってフリーでシュートをゴールに流し込む・・・のはずが、あれえ~~?とポストの左へ転がってしまいまいした。 (後半終盤のシーン) でもこうやって繰り返しているといつかは決まりますよね。 後半30分、康介くんの左からのクロスに合わせたアラショーの頭でのゴール!(4-0) やったー。見ている方も嬉しくなりました。 後半33分、紫苑くんからアラショーにパスが出てそれをアラショーがシュート。ボールは枠をはずれたと思ったけれど相手選手のタッチがあったらしく、コンサのCKになりました。 後半34分、カネが右からのCKを蹴ると、それをゴール前にごちゃごちゃ密集している中から拓也くんが頭を低めにしてボールに合わせてズドンとゴール。(5-0) 交代で入ったカネ、アラショー、拓也くんがゴールを決めたとなると、あとは紫苑くんも決めたいよね。 そう思って残りの時間は紫苑くんのゴールを祈りつつ見守ることになりました。 後半37分に明生が膝あたりか足首を痛めたのか、自分で×印の仕草をしてピッチの外に出てしまいました。交代しようにもすでに全員出場していて、ベンチに交代要員はいません。まあ残り3分だからなんとかなるでしょう。 明生の様子は心配で重傷でなければいいがと思って見ていたら、明生はまもなく立ち上がり、足を軽く引きずりながらもピッチに戻ってきました。明生~!いいから、無理しないで。戻らなくていいから。動かなくていいから。 そう思っているサポの心とは裏腹に、ボールが来るとやっぱり一生懸命追いかけて蹴ってしまう明生。 そして他のユースくんたちも明生にボールを回さなきゃいいのにと思うのに、そばにいい位置に明生がいるとつい明生にボールを出してしまう選手たち。まったくもう、あなたたちもけっこう人使い荒いのね。 ハラハラしつつも時間はすぎ、ロスタイムに入った後半41分ころ、ペナルティエリア少し手前で紫苑くんが倒されてFKをゲット。それを紫苑くんが自分で直接ゴールを狙って蹴ったけれども枠の上に飛んでしまったところで試合終了の笛が鳴りました。 前後半通じて5-0での勝利でした。 これでJ村行きが決定です。 お疲れさまでした。
一呼吸おいてまもなく、表彰式が始まります。 選手が並んで待つなか、賞状を置くテーブルをセット中。 表彰を待つコンサユースの選手たち。 キャプテンの熊ちゃんが優勝の賞状を受け取ります。 準優勝の表彰です。
夕張まで乗せていってくれたサポ仲間から、帰りは「清水沢で昼食にする予定」と聞いていました。 どこか行きたいお店があるのかな?と思っていたら、なんのことはない、そのあたりにいけば何かあるだろうという程度のことでした。 でもちょうと清水沢の駅前にいかにも昔ながらの風情の「食堂」があって。 こんな店構え しかもサッポロビールです。 じゃあ、ここにしましょ。 私は醤油ラーメンを注文しました。 あっさり系の澄んだスープに、なるとと麩と海苔が乗った、懐かしい感じのラーメン。 この輪切りにして使う麩は子供のころはポピュラーだったけれど、ここしばらく見たことなかった気がします。 懐かしい味わいはかなりの満足度でした。 食べながらお店の中のテレビではサミットの警備のニュースをやっていて。千歳空港あたりは要人到着時の送迎の練習などで物々しい雰囲気のようです。 「空港に近寄るのが大変そうだったら、どこか近くの駅で降ろしてもらっていいからね」 思わず私がそう言うと、ドライバー役をしてくれているサポ仲間は「あそこ?」と食堂の正面の駅を指さしました。 え?清水沢駅ですか?(いじわる~~) 清水沢駅。1日に何本の列車が停まるのでしょうか。 「黄色いハンカチ」の飾りがありました。
口ではからかわれながらも無事空港まで送ってもらえたところ、空港ロビーやホールはすっかりサミット仕様でした。 こういう看板を見ても下の方の「サッポロビール」に気を取られる私はサポの鑑と言ってもいいのでしょうか?
posted by あきっく |23:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
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