2008年03月09日

J1を実感しました

2008/3/8 16:00 第1節 鹿島vs札幌@カシマスタジアム
コンサ 0-4(0-0、0-4)鹿島
結果詳細はこちら→ 札幌公式 J'sGoalサマリー


いよいよJリーグ開幕です。久しぶりにJ1で戦うシーズンの始まりです。
晴天の下、私も関東後援会のバスツアーでカシマスタジアムへ行って来ました。
茨城へ向かうのだから水戸へ行くときと同じ道路かと思っていたら、途中休憩のためにバスが停まったサービスエリアは
酒々井SA
「酒々井」と書いて「しすい」と読みます。
慣れ親しんだ行程とは違うサービスエリア名に「ああ、違うスタジアムへ向かっているんだなあ」とJ1を実感しました。


出発時刻が早めだったせいか道路状況はスイスイで、11:30ころバスはカシマスタジアムの駐車場に着きました。試合開始まで4時間以上、開場までも1時間半くらいあるので、ゆっくりと場外の屋台村も楽しめそうです。
広い道路を挟んでスタジアムと反対側に駐車場があり、スタジアムと駐車場の間にはとても広い人工芝のグラウンドがありました。
サッカーコートを6面くらいとれるんじゃないかと思うほどの広さ。
サブグラウンド
そこで何か大会でも行われていたのでしょうか。小学生くらいの子供たちがたくさんいて、小さく仕切ったコートと小さいゴールに向かってサッカーをしていました。

スタジアムへ向かう途中左手にある屋台村も気になるけれど、まずはアウェイ側の入場口のようすを見に行ってみよう。
そう思って道路を渡ろうと信号待ちしていると。

ホーム試合告知
目に前にあるスタジアム壁面には、次回ホームゲームの告知があります。
「今からもうマリノス戦の表示?!」と、コンサのことは眼中にないのか!!と僻みたくなりましたが、よく考えてみると、この告知を目にする人はすでにもう今日の試合のためにこの場所にいるはずなのですから、今日のことを告知しても意味がないのだ、この次のホームゲームがいつかということこそが有用な情報なのだ。と思い至りました。
だからこんな掲示になっているんですよね?ね?

新コール練習
アウェイ待機列のところでは、この時間を利用して新しいコールの練習が始まったところでした。
ソダンのコール、征也の新しいコールをUSのリードで何度か繰り返します。征也のコールは去年のものよりは歌いやすいと思いましたが、それでも私にはメロディーを覚えきれない部分がありました(汗)。
そしてノナトのコールの練習。これはバイーア時代のノナトのコールをコンサでもそのまま使おうということで、YouTubeで見れる本場のコールを私も予習していたところでしたが、実際にみんなでやってみたらとても格好いい! USの太鼓がとてもかっこよく決まり、これはノナトが聞いたらきっと嬉しいだろうなあと思わずニマニマしてしまいます。

さて新コールの練習も一段落したので、じゃあ開場までに屋台を覗いてきますか。

屋台村
スタジアム前の道路脇にモツ煮込みや焼きそばなどを売る屋台が並んでいます。

コンサフラッグもある店
そのなかにひとつだけ、アントラーズのフラッグのほかにコンサのフラッグも掲げているお店があり、当然のように(?)コンササポはそのあたりに吸い寄せられておりました。
みんなサッポロビールを置いているお店はないのかと確認してまわり、どのお店にもサッポロビールがないとなれば、じゃあ決め手となるのはフラッグの有無ですかねw
ソーセージや焼きそばなども美味しそうでしたが、とりあえずは
モツ煮と牛串
もつ煮と牛ステーキ串を。
牛ステーキ串は博多の森の牛串とも少し趣向が違って、柔らかい牛肉を焼いて大根おろし?すり下ろし玉ねぎ?を使ったソースがかけられていて、うーーんこれはクオリティ高いわと感心。これがJ1ですか。
モツ煮込みも野菜たっぷり、モツたっぷりで、とても美味しかったです。

他にカシマスタジアム名物のスタジアムグルメとして有名なのは「ハム焼」だそうですが、それはアウェイ側では買えないとのことで残念です。ハム焼き以外にもアウェイ側の仕切り内にはあまり食べ物がないので、入場前に買っておいた方がいいですよとバスの中でアドバイスがありました。
でも実際に入場してみると、アウェイ側エリアのコンコースにも、一応売店はありました。

アウェイの店 豚玉焼き アウェイの店 モツ煮 アウェイの店 ふつうの売店
豚玉焼きというお好み焼きのワゴンともつ煮のワゴン、それから飲み物(ビール、ソフトドリンク、ホットワイン)や焼きそばなどの定番の食べ物、けんちんうどんなどを売る通常の売店がありました。
さっきモツ煮を食べたばかりというのに、こっちはどんなんだろう?と興味を惹かれてこちらのワゴンでももつ煮を買って食べ比べてみましたが、外の屋台で食べたものの方が格段に美味しかったです。スタジアム内のも美味しくないわけじゃないけど、どこにでもあるごくふつうの味でしたので。

ああすっかり満腹だぜ、と思いながら席に戻ったら、なんとピッチ上では鹿島ジュニアとコンサU-12の前座試合が行われていました。
わ、知っていれば早く戻って待機していたのに!

コンサU-12vs鹿島ジュニア1
両チームとも去年バージョンながらトップと同じユニです。
見ている方も気合いが入りますね。

コンサU-12vs鹿島ジュニア2

コンサU-12vs鹿島ジュニア3

コンサU-12vs鹿島ジュニア4

今の子供たちはどこでもそうなのかそれともさすがJの下部組織のチームということなのか、U-12年代については状況をよく知らないんですが、両チームともちゃんとチームとしてサッカーをしていることに感心しました。
コンサU-12はなかなかよいサッカーをしていましたよ。
全体的に足元の技術が巧くて、ボールを奪われずにキープしたり狭いところを突破していく場面では、1vs1の勝負でコンサの子に分がある感じでした。特に7番の子と10番の子の変態ぶりにはワクワク。でも少し長い距離のパスを通す場面では、味方に届く前にほとんど鹿島の選手にカットされてしまう感じで、もしかして積雪など練習環境の違いがプレーの得手不得手にも影響しているのかなあと想像しました。まったく的外れな想像かもしれませんけど(笑)。

ハーフタイムのベンチ1

ハーフタイムのベンチ2
ハーフタイムのベンチのようす。
可愛い・・・。

そろそろ後半開始
後半は、コンサのキックオフで開始のようです。

後半はコンサのキックオフ
後半キックオフ

後半はコンササポが待つゴール裏の方へ向かってコンサが攻めてくる形だったのですが、ちびっこたちのプレーに歓声と拍手が湧くコンサゴール裏。チャンスになるたびに大盛り上がりです。
そしてとうとう、コンサのゴール!!
ゴール裏が一斉に立ち上がって大歓声と大拍手です。
選手たちもサポに向かって胸を張り、サポの前で歓喜の輪を作っていました。このサポにしてこの選手あり。
その後も両チームにチャンスありピンチありでしたが、そのままタイプアップ。

勝ちました
コンサU-12が勝利しました。

終了後戻る途中で
メインスタンドに向かって整列し、挨拶をして、ベンチの方へ戻る選手に向かって、ゴール裏からおおーーい!と手を振り、口々にこっちへ来いと呼ぶ悪い大人たち。
選手たちは、そっちに行きたいような、でも行ってもいいものか迷っている感じでしたが、コンサのベンチからも監督や控え選手がゴール裏へ向かったのを見て、列を捨てて一斉にゴール裏へ向かって走り出し

走ってくる
サポが待つゴール裏へ向かってきました。取り残された格好の鹿島の選手たちも鹿島ゴール裏へ向かいます。

並んで挨拶
サポと一緒に喜びました。

We are Sapporo!!
戻っていく選手の後ろ姿に向かって、ゴール裏全体でWe are Sapporo!!のコールを浴びせるサポ。やっぱり大人げないですか(笑)。


なんか、わたし的にはもう十分おなかいっぱいなんですけど、これからが本番です。

カシマスタジアム
トップの練習開始を待つカシマスタジアムのようす

まったり座って待っていたら、席へ戻ってきた友人が「裏のコンコースで金網を隔てて車座でやってたよ」と言います。
「あ!それはきっと洋平サポのおじさまたちとやってるんだ」とすぐに思い当たり、さっそく覗きに行って来ました。鹿島時代の洋平ダンマクをお預かりした縁で、今でもおじさまたちとの交流が続いている仲間がいるんですよね。

金網越しの交流
いたいた。
ホームエリアとアウェイエリアはコンコースも仕切られ、行き来ができない構造になっています。その仕切りの金網越しの宴会です。
漬け物ごちそうさまでした。

そろそろ撤収
アップの時間も近づき、そろそろ撤収です。


トップ練習中
選手たちが出てきました。アップを開始します。
19と21、坪内と平岡ってどっちがどっちだっけ?と慌ててメンバー表を確認しなきゃならない状態でしたが、この慌ただしさと緊張感もまたシーズン開始の醍醐味ですかね。いっぺんにこんなに大量の選手の移籍加入があるシーズンは久しぶりですので、忘れていた感覚でした。

エンブレムがついている
メインスタンド下の選手出入り口は、フードの上にアントラーズのエンブレムがついています。
ドームでは難しいんだろうなあ。
羨ましくなりますが、ぜいたくは敵だと自分に言い聞かせます。

さあ、いよいよ始まる!
ファンファーレのような音楽とともに、鹿島の新ビッグフラッグ?がいったんピッチ上に並べて広げられ、それをゴール裏に移動してゴール裏で広げるようです。

鹿島フラッグ
あれ、左サイド遅れてますよ

20080309-31.JPG
ほら、左サイドがんばらなきゃ。
コンサのゴール裏からも「おおーい!次に来るときまでには練習しとけよ~!」とヤジが飛びます。次に来るときって(以下略

20080309-32.JPG
センターは上がりすぎ(笑)

20080309-33.JPG
まだラインが乱れているし、左サイド上は中に巻き込まれたままです。

ようやく広がった
ようやくちゃんと広がりました。
ユニと同じ横縞デザインのフラッグだったんですね。


さて、試合の内容ですが。
前半はわりとうまくいっていましたね。守備と攻撃の意識の比重はたぶん9:1以上ってくらい守備に意識を向けていたのでしょうが、選手たちが精力的に動き回って高い位置からプレスをかけ続け、鹿島の選手を自由にさせませんでした。相手の個人技を警戒して、常に複数で囲んでいる状態でしたものね。
その文字どおり「ハードワーク」が功を奏したのか、鹿島にあんまりチャンスを作らせず、シュートを打たれたとしてもなぜか枠外で助かったりして、うーむ、これが三浦ディフェンスの守り方だよなあ・・と感心する一方、このまま最後まで持つのだろうかという不安も感じたのは確かです。だって選手たちがめいっぱいの力で奮戦しているのは見た目にも伝わってきましたから。
元気はいつものように相手DFを追い回し、後ろからくるロングボールを頭で落としてポストをし、たまにあるチャンスで枠外へシュートを打つ。ダヴィもいつものように相手DFのボールも狙って奪おうとし、ボールを持つとドリブルでゴールへ向かって突進し、豪快に枠外シュートを打つ。芳賀やマコもいつものように運動量豊富に走り回り、相手の攻撃を食い止めつつチャンスをうかがう。西嶋もいつものように来たボールを真っ先にヘディングで競り合い、ときに相手の両肩を踏み台代わりに掴んだジャンプで審判に注意される。優也もいつものようにゴール前から飛び出して積極的にボールをキャッチする。
選手がみな自分の持ち味を存分に発揮して120パーセントの力を出しているようでした。そしてそれが功を奏して、コンサもそこそこチャンスを作り出していました。
惜しかったシーンも何回かありましたよね。
わたしの目を惹いたのは大伍のプレーです。ボールを持って得意の変態技で突破してゴール前へ迫った場面がありました。後ろから狙って相手ボールをカットした場面もありました。守備でも相手に抜かれまいと粘り強く(当社比)がんばっていました。でも、変態技でうまく相手を交わせることもあったけれど、抜こうとしてもあえなく玉砕してボールを失うこともあり、守備でもフェイントにかかってさっくりと裏へ抜けさせてしまったり。きっと大伍も自分のプレーがJ1選手相手に通用した点と通用しなかった点を実感したのではないでしょうか。技の面でも体の面でも。
これはきっと大きな体験だったはず。
この次に出てくるときに大伍はきっと違うよ!
根拠もなくそう大きな期待を抱きました。この次すぐには無理でも、この次の次とかその次とか。
ともあれ前半を0-0で終え、まずは上々かなと思いました。

でも後半は、やはり地力の違いが出た格好になりました。
それでも優也がPKを止めたあたりでは、まだなんとか追いついてドローで終われるかもと希望を抱いたのですけどね。今日はついてる!!って。
優也は小笠原のPKを止め、さらに自分が与えたPKでは気合いで(?)マルキーニョスに枠外へ蹴らせるなど、なんか優也の真骨頂という感じがしました。良くも悪くも(笑)。
後半の終盤は、もうコンサは振り回され揺さぶられるばかり。大人と子供のように、したたかな鹿島にうまくあしらわれて何もできずに終わってしまいました。最後の方は頭も体もエネルギー切れだったのかな。
失点を重ねたのは残念ですが、でも0-1でも0-4でも負けは負けですからね。どうせ負けるなら、こうやって90分間持たない思いを実感するのも今後のために悪いことばかりじゃないのではないでしょうか(もしかして負け惜しみ?)。
大伍と同様、チームとしても、自分たちのできた部分、できなかった部分をくっきりと実感できたと思うので、まあこれからかなと思いました。
できなかった部分をどうやって修正したり埋めるのか、監督は頭が痛いかもしれませんが、サポはただ期待するだけですから気楽なもんです。
ただひとつはっきり言えることは、同じ負けでも去年の開幕戦(京都戦@西京極)で負けたときよりも全然凹む気分にはなりませんでした。
去年のがっかり感はハンパなかったからなあ。あれと比べると全然!

J1で戦うことが厳しい道であることはもとから承知していたこと。
良いことも悪いことも逃げずにしっかりと受け止めて、でも希望(野望)を常に抱きつつそこへ向かって、かけがえのない「うちのチーム」と共に進んで行きたいと改めて思ったJ1イヤーの始まりでした。


ところでカシマスタジアムの「ハム焼き」ですけどね、帰りのバスの中で鹿島サポの友人に買ってきてもらったというハム焼きを少し分けてもらいました。
ハム焼きという名前から、私はなんとなくロースハムやボンレスハムをスライスして焼いたもの・・というイメージでいたのですが、実物は全然違った。
一見、牛ステーキ串と同じような感じで肉塊が串に刺さっています。食べてみると確かに生肉を焼いたものとは違い、高級ハムなのでしょう、香りがよくて芳醇な味わいがします。
こりゃあ美味しい!! びっくりするほどです。
冷めてもこれほどの美味しさなのだから、これが焼きたての熱々だったらいったいどれほどか。
何としても来年またカシマスタジアムに来て熱々のハム焼きを食べなければ。そのためには絶対J1に残留しなきゃと思ったのでした。(←そっちかい)


posted by あきっく |13:31 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:J1を実感しました

昨日はおつかれさまでした。
久しぶりにあきっくさんともお会いしました。
嬉しかったです☆今年もよろしくおねがいしますね!

選手は吸収するものが多い試合だったでしょうね。
鹿島さんが大人に見えた‥同感です。
1年生と6年生くらいの差を感じてしまいました‥

でもリーグ戦は始まってしまい立ち止まって修正し直すことはできないけれど、走りながら成長しながら修正できるくらい器用なうちの選手達だと思います!

その姿をずーっと見ていきたいなと思いました。

ジュニアのちびっこ達の試合、楽しかったですね。
先がとても楽しみでもあります♪
後ろの席の何方か「今日の運はこれで使い果たしてないといいな」なんて言ってましたけど(笑)

posted by emi| 2008-03-09 14:33

Re:J1を実感しました

>emiさん
昨日はお会いできてびっくり&嬉しかったです。
お互い、このチームに寄り添ってずいぶん長くなりましたねえ。
いろんなことがあったから、少しくらいのことでは全然動じない体質になってしまったかも(笑)。これからもずっと見ていきたいなと私も思います。
今年もよろしくお願いいたします。

posted by あきっく| 2008-03-09 21:09

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