2011年07月01日

拓馬・貴哉・翔太 in Blue @J-STEP

2011/06/30(木)10:30 @J-STEP
U-18(FIFA U-20ワールドカップ2013)日本代表候補トレーニングキャンプ静岡(6/26~6/30)
トレーニングマッチ
U-18日本代表候補 4-0(2-0、2-0)静岡産業大学 (45分×2)
得点者:高原幹(前半4分)、風間宏矢(前半16分)、小野瀬康介(後半18分)、三根和起(後半29分)


実は6/30(木)は別の用事で休暇を取る段取りをしていました。ところがその用事がなくなって予定が空いたのです。どうしよう。
せっかくだからそのまま休暇をとることにして、うちのユースくんたち(+くっしー)の代表ユニ姿を見にいこう!と決めたわけでした。狙ったんじゃないですよ。ラッキーだったんですよ。

くっしーと拓馬と翔太と貴哉くんが代表候補合宿に参加することになったとのコンサオフィシャルでのリリースに、キャンプ中の日程が書いてありました。
6/30はJ-STEPで静岡産業大との練習試合があるとのこと。静岡産業大サッカー部のサイトでスケジュールを見てみたら、練習試合は10:30からとなっていました。教えてくれてありがとう、静産大。



J-STEPです
というわけでJ-STEPにやってまいりました。ここに来たのは初めてです。今年がオープンして10周年にあたるんですね。


デザインがJ村に似てる
敷地内の案内看板のデザインなど、どことなくJヴィレッジと似た感じです。JFAが関与している施設だからあたりまえかな。
Jヴィレッジよりずいぶんこじんまりした規模ですけどね。





旗
クラブハウスの正面に掲げられているフラッグを見上げる。





スタンドがあります
建物の裏に回るとすぐそこにピッチがありました。
こじんまりしたスタンドもあって見やすそうです。
スタンドに屋根がかかっているのも、こんな暑い日にはありがたい。
午前10時前でしたがギラギラ照りつける日差しで倒れそうでしたもの。
炎天下でサッカーをする選手たちは大変だわ。


スタンドにあがろうとしたところで、どこかにお電話中の津村尚樹さんをお見かけしました。あら、津村さん。年代別代表の合宿にも携わっているのか。
周囲に人がいなくて時間もまだありそうでまったりした雰囲気だったことも手伝って、おばさんパワーで思わず津村さんに話しかけてしまいました。
「津村さん、こんにちは。あのー、コンササポなんです。」
知らないおばさんに話しかけられて不審そうだった津村さんの表情が、一転して笑顔になってくれたのは嬉しかったです。
A代表だけじゃなく年代別代表のお仕事もなさっているんですか?とお聞きしたところ、年代別代表の合宿に来たのは今回が初めてなんですって。たまたま本来の仕事の手が空いていたので来ることになったんですって。ラッキーでした。お会いできて嬉しかったです。
「うちの選手、今回たくさんいますものね」と言うと、にこにこして「櫛引は昨日帰ったんですけどね」と。翔太は寮生なので、もしかして津村さんがしまふく寮にいた時期にかぶっていたことがあったかしらと(年数を計算もせずに)口にしたところ、津村さんが寮にいたころ一番若手だったのは岡本ヤスとか・・だそうで、それならずいぶん昔のことですね。
写真を撮らせてもらったりはできる勇気はなく、少しだけお話してその場を離れたのですけれど。
考えてみると津村さんがコンサにいたのは謙伍が博多の森で劇的ゴールを決めたころ(2007年途中)までだし、その前にご結婚されて寮住まいじゃなくなってたはずですもの、そりゃそうか・・と改めて思いました。大伍がA代表に招集されたときのことを聞いてみればよかった、津村さんと再会したはずだわ・・と思い至ったのも後からのことで。残念でした(笑)。





日陰で助かるわ
思わぬ再会(←一方的)に心弾ませて、そして日陰になる位置のベンチに席を確保して、ふぅっと一息です。





富士山サイダー
清水駅の売店で両替目的を兼ねて買ったご当地サイダーも涼しげでしょ。






ピッチはこんな感じ
スタンドから眺めるピッチはこんな感じです。
向こう側の山肌にJ-STEPの看板があります。







プチ室蘭
室蘭入江の山の小型版みたいなものですね(爆)。




参考までに今回の合宿によばれたメンバーは以下のとおりです。
U-18日本代表候補トレーニングキャンプ(6/26~30@J-STEP)メンバー


<スタッフ>
監督 吉田 靖 ヨシダ ヤスシ YOSHIDA Yasushi 
【(財)日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ】
コーチ 山橋 貴史 ヤマハシ タカシ YAMAHASHI Takashi 
【(財)日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ】
GKコーチ 慶越 雄二 ケイゴシ ユウジ KEIGOSHI Yuji 
【(財)日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ】

<選手>
Pos. 選手名 (アルファベット表記) 
生年月日 身長 体重 所属
GK
櫛引 政敏 クシビキ マサトシ KUSHIBIKI Masatoshi 
1993.01.29 182cm 68kg 清水エスパルス
池村 彰太 イケムラ ショウタ IKEMURA Shota 
1993.06.17 183cm 78kg JFAアカデミー福島
杉本 大地 スギモト ダイチ SUGIMOTO Daichi 
1993.07.15 186cm 79kg 京都サンガF.C.U-18

DF
櫛引 一紀 クシビキ カズキ KUSHIBIKI Kazuki 
1993.02.12 178cm 72kg コンサドーレ札幌
松原 健 マツバラ ケン MATSUBARA Ken 
1993.02.16 177cm 66kg 大分トリニータ
高橋 祐治 タカハシ ユウジ TAKAHASHI Yuji 
1993.04.11 185cm 75kg 京都サンガF.C.U-18
山中 亮輔 ヤマナカ リョウスケ YAMANAKA Ryosuke 
1993.04.20 171cm 65kg 柏レイソルユース
佐藤 和樹 サトウ カズキ SATO Kazuki 
1993.05.18 174cm 65kg 名古屋グランパスU18
小山内 貴哉 オサナイ タカヤ OSANAI Takaya 
1993.06.15 176cm 67kg コンサドーレ札幌U-18
工藤 将太朗 クドウ ショウタロウ KUDO Shotaro 
1993.06.20 181cm 66kg 大宮アルディージャユース
宮本 和輝 ミヤモト カズキ MIYAMOTO Kazuki 
1993.07.13 182cm 69kg 横浜F・マリノスユース

MF
大島 僚太 オオシマ リョウタ OSHIMA Ryota 
1993.01.23 168cm 64kg 川崎フロンターレ
相馬 大士 ソウマ タイシ SOMA Taishi 
1993.02.02 173cm 72kg 柏レイソル
田鍋 陵太 タナベ リョウタ TANABE Ryota 
1993.04.10 176cm 64kg 三菱養和サッカークラブユース
荒野 拓馬 アラノ タクマ ARANO Takuma 
1993.04.20 178cm 62kg コンサドーレ札幌U-18
幸野 志有人 コウノ シュウト KONO Shuto 
1993.05.04 179cm 66kg 大分トリニータ
杉本 竜士 スギモト リュウシ SUGIMOTO Ryushi 
1993.06.01 164cm 59kg 東京ヴェルディユース
熊谷 アンドリュー クマガイ アンドリュー KUMAGAI Andrew 
1993.06.06 181cm 67kg 横浜F・マリノスユース
近藤 貫太 コンドウ カンタ KONDO Kanta 
1993.08.11 160cm 58kg 愛媛FCユース
原川 力 ハラカワ リキ HARAKAWA Riki 
1993.08.18 175cm 67kg 京都サンガF.C.U-18
為田 大貴 タメダ ヒロタカ TAMEDA Hirotaka 
1993.08.24 175cm 66kg 大分トリニータU-18
古波津 辰希 コハツ タツキ KOHATSU Tatsuki 
1993.09.11 173cm 57kg 流通経済大学付属柏高校

FW
風間 宏矢 カザマ コウヤ KAZAMA Koya 
1993.04.16 172cm 60kg 静岡市立清水商業高校
三根 和起 ミネ カズキ MINE Kazuki 
1993.04.18 190cm 77kg 京都サンガF.C.U-18
小野瀬 康介 オノセ コウスケ ONOSE Kosuke 
1993.04.22 176cm 65kg 横浜FCユース
白崎 凌兵 シラサキ リョウヘイ SHIRASAKI Ryohei 
1993.05.18 178cm 60kg 山梨学院大学付属高校
宮本 拓弥 ミヤモト タクヤ MIYAMOTO Takuya 
1993.05.21 181cm 80kg 流通経済大学付属柏高校
高原 幹 タカハラ モトキ TAKAHARA Motoki 
1993.05.28 166cm 54kg 名古屋グランパスU18
榊 翔太 サカキ ショウタ SAKAKI Shota 
1993.08.03 164cm 58kg コンサドーレ札幌U-18


<参加選手変更>
6/24
DF 工藤 将太朗 (クドウ ショウタロウ/KUDO Shotaro)
所属:大宮アルディージャユース
理由:けがのため
MF 幸野 志有人 (コウノ シュウト/KONO Shuto)
所属:大分トリニータ
理由:チーム事情により
MF 古波津 辰希 (コハツ タツキ/KOHATSU Tatsuki)
所属:流通経済大学付属柏高校
理由:けがのため
↓
DF 久司 勇二 (クシ ユウジ/KUSHI Yuji)
1994年1月21日生179cm/60kg
所属:JFAアカデミー福島


不参加選手
6/27
FW 白崎 凌兵 (シラサキ リョウヘイ/SHIRASAKI Ryohei)
所属:山梨学院大学付属高校 
理由:けがのため




選手たちはピッチでアップを始めています。
スタメンで出場すると思われるグループがピッチの手前側で、サブメンバーと思われるグループが奥側で、今日の試合には出ないのかなと思われるグループがピッチ周囲をゆっくりランニングしたり歩いたりしている感じです。






拓馬
拓馬、いたいた。





貴哉
貴哉くんもいたいた。






翔太
翔太は向こう側でアップしているグループの中にいました。
ベンチスタートかな。





貴哉はスタメン組に
貴哉くんはスタメン組でアップ中






拓馬もスタメン組に
拓馬もスタメン組でアップ中。







審判がスタンバイしています
審判団がスタンバイしています。
そろそろ始まります。






まずは全員で円陣
U-18代表はベンチ前で全員で円陣を組んでからピッチに入りました。







整列
整列するU-18代表の選手(の一部)






コイントス
コイントス。
U-18代表のゲームキャプテンは京都U-18のDF高橋祐治くんでした。







円陣を組むのを待っているところ
前半開始時の円陣を組もうとしているところ。






高さがバラバラw
U-18代表の円陣。なんだか高さがまちまちだわw






静産大の円陣
静産大の円陣。
よろしくお願いします。





前半キックオフ
静産大のキックオフで前半スタートです。
以下コンササポだけしか眼中にない、ひいき目てんこ盛りな試合レポです。




<前半のメンバー>

    23小野瀬康介  25高原幹
  14杉本竜士        12田鍋陵太
     13荒野拓馬 19風間宏矢
8宮本和輝 4高橋祐治(C) 9久司勇二 7小山内貴哉
        20杉本大地



スタンドから見ると、U-18代表は左手から右手へ向かって攻めていく方向で、つまり貴哉くんがこちらサイドの目の前でプレーする位置になります。わたし的にとってもラッキーです。
貴哉くんのプレーもよく見えるし、U-18代表ベンチもすぐ近くなので、監督が貴哉くんにかける声もよく聞こえます。



前半立ち上がりすぐ、まだ1分になる前に、右サイドの12田鍋くん(三菱養和)からオーバーラップする貴哉くんにパスが出され、貴哉くんが右サイドを深くえぐってゴール前へ低くて速い鋭いクロスを入れるシーンがありました。うひゃひゃ。
ゴール前でクリアされたボールをボランチの拓馬が駆け上がって拾って遠目からシュート! うひゃひゃ。
シュートは相手DFに当たって枠を逸れ、ゴールにはならなかったんですけどね。ここでもしゴールが決まっていたら、うひゃひゃどころじゃなかったかも。
前半2分には貴哉くんの守備での見せ場が。静産大の左サイド(U-18代表の右サイド)をドリブルでじりじりあがってきた選手に貴哉くんが対峙して、実は一度かわされてしまったのだけど(汗)、その後追いかけてうまく回り込んてゴールへのコースを塞ぎ、粘って対応して、最後は相手に当ててボールをタッチに蹴り出し、マイボールのスローインにするというがんばりを見せました。
あらあ貴哉くんいいわあ~と、この流れをメモしているときに、なんだかゴールが決まったようです。見ていませんでしたけど(汗)。
ゲキサカ(携帯サイト)のレポによると、FWの高原くん(名古屋U18)がドリブルで中央を駆け上がってそのままゴールを決めたらしいです。U-18代表が早くも先制しました。(1-0)





試合中の拓馬
前半試合中の拓馬





試合中の貴哉
前半試合中の貴哉




前半が始まってすぐから気になったのは、U-18代表のCBで「くし!」と呼ばれている選手がいるらしいこと。ピッチ上で呼び交わす声でずいぶん「くし!」というのが聞こえるのです。
櫛引くんはいないのにおかしいなあ・・?と不思議だったのですが、よく見ると右CBの9番をつけている選手は久司(くし)というのでした。なるほど~。



前半6分ころ、右CBの久司くんがボールを持ったタイミングで右SBの貴哉くんが「くし!」と呼びつつサイドを駆け上がりました。もうすでにかなり高い位置まで駆け上がっています。これがコンサならば、ナガコウあたりから貴哉くんの前のスペースへボールが出るのが期待されるところです。でも久司くんは右サイドに長いボールを出すことはせず、少し前にいたボランチにボールを渡しました。そこでU-18の監督から貴哉くんに声がかかりました(貴哉くんは「おさない」と呼ばれていました)。監督曰く、今のは裏は難しいから、おまえが起点になることを考えろということです。
それを聞いて私は「あんまり上がりすぎるなということかしら・・?」とそのときは思いました。

前半7分ころ、静産大の監督が選手たちに「13と19の間に入れられるとうまくつけられるから・・・」と、協力して19と13を自由にさせないよう指示を出しました。13って拓馬ですよ。拓馬と19風間くん(清水商業)のダブルボランチがすいすいとボールを支配して攻撃を組み立てていましたから、そこのケアをするようにということでしょうね。やっぱりそうだったのね。拓馬が効いているように思ったのは私のひいき目だけじゃなかったんだわ。


前半11分、拓馬がピッチ中央でワンツーでうまく前進し、前方へ絶妙なスルーパスを出しました。それを23小野瀬くん(横浜FCユース)がフリーでシュートしましたが、ゴール右へそれました。惜しい。と思ったらCKのようです。
前半12分の右CKを蹴るのは19風間くんです。





まくり上げています
(袖を肩口までまくりあげている貴哉くん。暑いんでしょうね。でもまくり上げてもすぐに落ちてきちゃうみたいで、しょっちゅう袖をまくり上げていました。目立つくらいにひっきりなしに。笑)







まくり上げています
(そして拓馬も同様。笑)




前半14分、拓馬が中央で相手ボールをカットしてすいっと前へ出ます。そしてそのまま左前方へスルーパス。拓馬いいわあ・・・と思わずうっとりです。独特のタイミングでするすると相手をかわしていくテクニックは代表チームの中でも大学生相手でも健在なようです。
前半15分、U-18代表が左サイドのタッチライン近くでFKを得ました。蹴ったのは風間くん。ボールはゴール前の両チーム選手混在地帯に飛んで、1回バウンドしてそのままゴールの中に入りました。あらら。これでU-18代表が追加点です。(2-0)


前半17分、拓馬が最終ラインまで戻って守備をカバー。相手のボールを奪い取ってピンチの芽を救いました。頼もしい。
前半17分、貴哉くんが右サイドハーフの田鍋くんとの連携を図りかねて上がりを躊躇した感じになったところ、また監督から貴哉くんへ「おさない~!」の声。曰く、「行くか行かないかの声を陵太(田鍋くん)にかけろ。おまえが主導権をとるんだ」とのこと。
前半19分にも監督が「おさない!」と呼び、曰く、「向こうサイド(と言いつつ反対サイドの前方エリアを指して)に集まって詰まってるとき、おまえが声を掛けて呼び込まないと!」とのことです。
どうやら、貴哉くんの判断やプレー自体はそれでよいということながら、貴哉くんにもっと声を出して周囲に意思を伝えること、連携することを求めているようです。
監督の言葉に対して、うんうんとうなづく貴哉くん。
そしてその少し後に右サイドでフリーになっていた貴哉くんが声をかけて、うまくボールを呼び込んだとき、監督は「そう、そう!」と貴哉くんに声をかけていました。
たまたまベンチに近い位置にいるからしょっちゅう貴哉くんに声がかかるのか、それとも貴哉くんに集中指導するタイミングだったのか。いずれにしてもベンチからかかる声とそれに表情やプレーで応える貴哉くんのやりとりは近くで見ていてとても興味深いものでした。
そうだよねえ・・と思わず内心つぶやく私。
ひいき目は承知ですけれど、貴哉くんの動きの質やクロスはここまでとてもいい感じだわと思って見ていたのです。
でもコンサだと小学校や中学校のころからずっと一緒にやって互いに知り尽くしているメンバー同士の『あうんの呼吸』がありますからそれでいいのでしょうが、代表チームだとせっかくの貴哉くんのゴールの匂いプンプンのクロスでもうまく合わずにもったいないことにもなったこともあって。
ひとりのサッカー選手としてやっていく以上、どんなチームでも誰とでも、ピッチの上できちんと伝わる方法でコミュニケーションをとる力は必要でしょうから、今回の経験は貴哉くんにとってきっと良い刺激になったんじゃないかなと思います。うわー楽しみすぎる。にやにや。

前半21分、静産大の監督がまたもや「13のケア」について指示を出してますよ。(にやにや)
前半25分、貴哉くんが右サイドを走り出しながらボールを呼び込み、右サイド前方への縦へのスルーパスを引き出しました。ゴールライン近くでボールに追いついた貴哉くんは、そこから低い鋭いクロス!
いいクロスだったわあ。誰かが触ればそれだけでゴールになるような。
残念ながら飛び込んだ選手があと少しで間に合わず、惜しかったのですけど。

前半27分、U-18代表がペナルティエリアの中まで攻め込まれてしまいました。貴哉くんがボールをもった相手に対峙してがんばって足元のボールをクリアしましたが、静産大の選手に拾われてまた静産大の攻勢が続きます。結局エリア内でパスを通されシュートまで持ち込まれましたが、相手がフリーのシュートをゴールの左にはずしてくれて助かりました。
前半29分、25FW高原くんが相手GKの位置を見て技ありのループシュート。決まったかと思う軌道でしたが惜しくもクロスバーのぎりぎり外だったようです。残念。
前半30分くらい、貴哉くんがピッチ右寄りでフリーでいると、監督から「おさない、どうするんだ?」と声がかかります。貴哉くんに声を出すよう促しているようです。
前半32分ころ、貴哉くんが体を張った守備をみせ、痛んで倒れています。こういうところチームでも代表でも同じですねえ。素敵。
暑さのせいなのか、前半の終盤はチーム全体がまったりしてバラバラな感じになってしまいました。2点リードしていて無理する気持ちにもなりにくいんでしょうけど。
前半41分、相手の攻撃に後手後手の対応になってしまっている守備陣に対し、「立ってるだけだぞー!」とベンチから檄が飛びます。うん確かに。
そこから最後の力を振り絞ったのか、チームは少し活気が出てきて、前半42分には貴哉くんが右サイド低めの位置から、ゴール前へぎゅいーんとアーリークロスを入れました。チャンス!!の匂いのクロスでしたよ。でもエリア内へ飛び込んでいく人がいなくて空振りに終わってしまいましたけど。監督は2トップのどっちかが入っていくように改めて指示をしていました。
前半45分、ロスタイムはほとんどなく前半終了です。(2-0)




ピッチは日差しが照りつけているせいか、ハーフタイムはロッカールームに引き揚げるよう指示があって、U-18代表の選手達は全員グラウンドからいなくなりました。
ちょっと長めかな?と感じるハーフタイムが過ぎて、選手たちが再び姿を現すと・・・。



後半は翔太も出るのね
あら、後半は翔太も入るみたい。
翔太が貴哉くんと一緒に出てきました。





後半の円陣待ち
後半の円陣を組むところ





後半開始時の円陣
後半開始時の円陣





後半キックオフ
U-18代表のキックオフで後半スタート


<後半開始時のメンバー>

   25高原幹   23小野瀬康介
6佐藤和樹            26榊翔太
     19風間宏矢 13荒野拓馬
8宮本和輝 4高橋祐治 9久司勇二 7小山内貴哉
        20杉本大地



杉本竜士くんと田鍋くんに代わって佐藤くん(名古屋U18)と翔太が両サイドに入ったということですね。


後半2分、左サイドから25高原くんがフリーでシュートのチャンス。GKとの1対1になって、タイミング図って狙い澄ましてシュートしたのですが、相手GKが片手で弾いて防ぎました。
後半8分、翔太が右サイドを駆け上がります。やっぱり速いわあ。遠いサイドですから細かい動きはよく見えないのですが、ゴール右側手前に出されたスルーパスに駆け込んで、追いついて、GKが出てくるより先にボールに触ってGKの頭上を越すループシュートでゴールを狙いました。残念ながらボールはゴールの中に入らず、左手前でいったんバウンドして残ってしまったのですが、そのボールにも翔太が回り込んで追いつくというスピードぶり。見ていた観客が「(2トップの)25か?」「いや、26だろ?」「うん、26だった。サカキ・・・か。」とざわざわして、私は内心うひょうひょです。ゴールの中に収まればもっとうひょうひょだったのですけど。
後半10分、静産大の選手がドリブルで中央をするすると抜けて抜けて・・していって、あわやゴールになりそうなシュートまで。あれはいったいどうしたんでしょう。
後半11分、翔太が右サイドを駆け上がり、右前方スペースに出されたスルーパスに追いつきます。そのボールを拾って中へ切り込もうとする翔太に相手DFが寄せてきましたが、翔太はいったん体勢を崩してよろけそうになりながらも、すぐにまた起き上がってボールを拾ってさらに前へ。「おおおお」スタンドがどよめきます。(私は思わずどや顔)
でもそうして放った翔太の渾身のシュートは枠をとらえきれませんでした。チャンスだっただけに、静岡の観客はそういうとき反応がけっこう厳しいです(笑)。
後半12分、左サイドから右サイドへ大きくサイドチェンジのパスを、貴哉くんが拾って少し持ち上がってから中へアーリークロス。いいクロス!
大田シチズン戦のハイライト動画で見たアーリークロスもそうでしたけど、貴哉くん、このところとみにアーリークロスに磨きがかかっているんじゃありません?えぐってのクロスとアーリークロスの両方でチャンスを演出し攻め込めるなんて、なんて素敵なんでしょ。







試合中の貴哉
(後半の試合中の貴哉)






試合中の拓馬
(後半の試合中の拓馬)






試合中の翔太
(後半の試合中の翔太)






後半13分、久司くんに代わって5山中亮輔くん(柏ユース)が入りました。宮本くんがCBにずれて山中くんは左サイドに入ったようです。



   25高原幹   23小野瀬康介
6佐藤和樹            26榊翔太
     19風間宏矢 13荒野拓馬
5山中亮輔 8宮本和輝 4高橋祐治 7小山内貴哉
        20杉本大地


後半15分、GKが杉本大地くんから18池村彰太くん(アカデミー)に交代。




後半17分、U-18代表に追加点が入りました。
中盤の真ん中で(風間くんあたり?)ボールを持つ選手の前に左側には小野瀬くんが、真ん中にな高原くんが、右からは翔太が駆け上がっていてパスコースがいっぱい。小野瀬くんがスルーパスを受けてゴール右上方へきれいなシュートを決めました。(3-0)


後半19分、小野瀬くんに代わって長身FWの22三根和起くん(京都U-18)が入ります。三根くんって大きいと思ったら、190センチもあるんですね。カズキと呼ばれていたようにも思うんだけど、ピッチ上には三根くんを含めて「カズキ」が3人になっているんですけど。呼び分けはどうするんでしょ。

    

   25高原幹   22三根和起
6佐藤和樹            26榊翔太
     19風間宏矢 13荒野拓馬
5山中亮輔 8宮本和輝 4高橋祐治 7小山内貴哉
        18池村彰太




後半25分、拓馬が中盤から左前方へスルーパス。いいねえ、絶妙だねえ。いっぺんでチャンスシーンを演出します。それを受けた選手(たぶん6佐藤くん?)が左サイドからゴール前へクロス。ボールはゴール前で待ち受ける長身の三根くんの上を通り越してしまったけれど、右から翔太が駆け上がってきていて、DFの裏をとった格好になって、ゴール右手前からシュートのチャンスです。打て!と思うタイミングで打った翔太のシュートは打ち上げてしまいました。あらー惜しい。





翔太と拓馬
(後半試合中の拓馬と翔太)





後半28分、ゴール右手前の高めの位置でボールの攻防。拓馬が体勢を崩しつつも足を伸ばして足先でボールを送り、それが高原くんにつながって、高原くんから三根くんにパスが出されました。決定的な形になって三根くんはしっかりシュートを決め、これで4-0です。三根くんは「ザ・ストライカー」という感じのプレーで印象的な選手でした。ずしん!と重いシュート音のボールが毎回きちんと枠へ行く感じで。ああいう選手がいたら相手チームは怖いだろうなと思います。

後半38分、拓馬が相手選手の間を独特のリズムですいすいと粘りつつかわしていき突破し、チャンスが開けました。「拓馬、ナイス!」とチームメイトから声がかかります。拓馬のパスを受けた山中くんが左サイドから巧みなドリブルで相手DFの中央から裏へ抜け出します。もうあとはGKだけ。大チャンス!!
なのに山中くんのシュートはなぜか枠の左で、とってももったいないことでした。

後半40分、相手DFがゴール前の三根くんに気を取られている隙に、翔太がうまくエリア内に入り込み、浮き球スルーパスを受けて決定的なチャンスになりました。今度こそゴール決めるんだ!と念じる私。
翔太のシュートを相手GKが弾きました。なんか相手GKがさっきから凄いんですけどー。
翔太はGKが弾いたボールのこぼれを拾おうとして相手DFと競り合ったのですが、翔太のファウルをとられてしまいました。残念。

後半42分、U-18代表が怒濤の波状攻撃をみせます。決定的なシュートを相手GKが止めること2回、そしてさらに3回目の決定機は三根くんが打ち上げてしまって終わりました。三根くんの体勢とGKの位置からして、枠内に行っていればGKは触れなかっただろうと思われるシーンだっただけに、残念でした。

後半43分、高原くんの左からのフリーでのシュートはゴール右へはずれます。
続いて、貴哉くんのカットからU-18代表のチャンスになりかけましたが、高原くんはシュートまではいけませんでした。

惜しいチャンスは作りながらも(翔太も2点くらいとれそうだったけど)スコアとしては4-0のまま、後半45分に試合終了となりました。





終了~
整列





おつかれさまでした
お疲れさまでした。






ストレッチしています
試合後にストレッチをするU-18代表の選手たち。


試合後に引き揚げてきたところを写真を撮らせてもらいました。
先に出てきた拓馬に「とってもよかったね。」と言ったところ、本人は「暑くて全然動けなくて・・・。」と言っていました。札幌とは全然違うそうです。そうだよね、かなり暑かったもんね。




いい顔つきだわ
暑くてまだ湯気が立っていそうな3人。
代表の2ndユニは、上半身だけだとふつうのTシャツみたいですね。
これ、代表ユニですから~~!!




お疲れさまでした。
代表合宿で得たいろんなものを持ち帰って、チームでまた一層素敵なプレーを見せてくれるのを楽しみにしています。
さっそく今度の日曜日にはプレミアリーグも再開しますしね。


【おまけ】
清水駅のコンコースに並ぶペナント





富士山とエスパルス
清水といえば、富士山とエスパルス





清水といえばまる子ちゃん
そしてやっぱりまる子ちゃんなんですね。


posted by あきっく |16:55 | ユース | コメント(7) | トラックバック(0)

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Re:拓馬・貴哉・翔太 in Blue @J-STEP

きゃー!(。≧∇≦。)
思いがけないリポート!
嬉しいです。
代表ユニ姿の3人、素敵!(Tシャツにしか見えないセカンドユニでもwww)。
日曜日が楽しみです。

posted by くー@コンサ隊| 2011-07-01 17:27

Re:拓馬・貴哉・翔太 in Blue @J-STEP

湯気3トリオ…めっちゃカッコイイです!
拓馬くんは顔つきがプロっぽくなったねぇ。
しかも小山内くんと拓馬くんはフル出場なんですね☆
期待の☆かしらぁ。わくわく。

…で、代表合宿なのにトレーニングシャツで試合するんだぁ~って思いました(爆)
あきっくさん、お疲れ様でした。
とっても素敵なレポをありがとうございましたw

posted by mimicchi| 2011-07-01 19:06

Re:拓馬・貴哉・翔太 in Blue @J-STEP

拓馬くん、ちょっとタイプかも~。 ← え? えーーーーっ!?
(と、問題発言だけして退場するあたし)

posted by ブラコン2号| 2011-07-01 20:13

Re:拓馬・貴哉・翔太 in Blue @J-STEP

ユースとはいえ、立派な「日本代表」に梟の雛たちが3羽も・・・しかも大学生の兄さんがた相手になんとも頼もしい☆このメンバーで今度は国際試合が見てみたいです(^0^)

うちの子たちはもうすっかりチームの主力って感じなのですね。「かずき」だらけのとどめに深井くんが入ったらもっと楽しい~な(?)
U-17も絶賛開催中♪

posted by かりん| 2011-07-01 21:44

Re:拓馬・貴哉・翔太 in Blue @J-STEP

>くーさん
喜んでもらって嬉しいです。
代表ユニ姿って貴重ですもんね。Tシャツにしか見えないシャツでもw

>mimicchiさん
うん、うん、拓馬の顔つき変わったなあって私も思いました。ちょっとなんというか大人の貫禄ですよね。
試合出場メンバーは、前日にあったエスパルスとの練習試合の出場メンバーとの兼ね合いでいろいろあったのかもしれません。
翔太が途中出場だったので、先週夕張でユニに着替えもしないでいたのが引っかかっていたのと相まって気になって、試合後本人に怪我なの?と聞いてみたら、前日の練習試合でスタメンだったから今日は途中からなのだと言ってました。
プレミアリーグでの活躍が楽しみですねえ。

>ブラコン2号さん
え?なに?
拓馬部作っちゃうの?入部しちゃうの?w

>かりんさん
これに櫛引くんもいたらもっと楽しかったのに~と思いました。
「かずき」で一希のこと、やっぱり思いました?
私もまずそれを思いました(笑)。
櫛引くんも「かずき(一紀)」ですし、カズキだらけのチームも見たいかもw

posted by あきっく| 2011-07-02 11:03

Re:拓馬・貴哉・翔太 in Blue @J-STEP

北海道にもトレセン作って欲しいなー
土地は一杯あるんだし、気候的にも絶対良いのになー
で、メインスタジアムはウチのホームスタジアムに…それこそ、屋根付ヒーター付で作っていただけたら、秋春開催もオッケーですが>>JFA様(笑

候補地はドームの向こう側でwww

posted by 30| 2011-07-04 10:26

Re:拓馬・貴哉・翔太 in Blue @J-STEP

>30さん
こういうこじんまりしたスタンドがあるピッチが何面かある施設・・・。いいですよね。
埼スタのサブグラ(第2グラウンド)も似たような感じかしら。あれは埼玉の(?)自前でしょうけど。
冬期間に使えない時期があるのを除けば(←これは大きいけどw)ナショナルトレーニングセンターに北海道は最適なのに~~。雁来でそれを目指す?(笑)。

posted by あきっく| 2011-07-09 21:24

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