2011年05月29日

【U-18御殿場遠征】2日目午前 JFAアカデミー福島戦@裾野G

2011/05/28(土)10:00 @時之栖スポーツセンター裾野Gグラウンド
練習試合
コンサU-18(B) 2-2(1-1、1-1)JFAアカデミー福島(チャレンジ)(35分×2)
得点者:アカデミー(前半11分)、前寛之(前半17分)、アカデミー(後半5分)、國分将(後半11分)


週末にコンサU-18が御殿場に遠征すると聞いて見に行ってきました。
事前の情報では詳しい試合日程はわからず、JFAアカデミーの練習予定にチャレンジチームが5/28(土)10時からコンサドーレ札幌と裾野Gグラウンドで練習試合とあるのを頼りにまずはそれをめがけて出かけました。その後のことは現地で確認しよう。
アカデミー公式サイトの練習予定では「トップ」と「チャレンジ」が区別して表記されていました。チャレンジチームはいわゆるBチームのことでしょう。


グラウンド案内板
着きました。
裾野のF/G/Hグラウンド。ここは苦い思い出があるというか印象深いグラウンドです。
御殿場の時之栖スポーツセンターには大まかに言って時之栖グラウンド(2面)と裾野グラウンド(8面?もっと?)があり、時之栖と裾野は高速道路をはさんだ反対側のけっこう離れた位置にあるのですが、実は裾野グラウンドのうちでもFグラウンド・Gグラウンド・Hグラウンドの3面は裾野のクラブハウス+グラウンド群から少し離れた別の場所にあるのです。おまけにその入り口がめっちゃわかりにくい!!
2005年の2月ころだったかな、征也や大伍が高3になる年のシーズン前にユースの合宿がこの裾野グラウンドであって、見に行こうと出かけた私はマジで涙目だったもんね。いくら探してもたどり着けなくて。このあたりをいったい何周したことか。方向音痴にとってはたどり着けない→間違っているのかと不安になる→しかしどこが間違っているのか自分で判断できない→やみくもにぐるぐる走り回る→よけいわかんなくなる。元々自分のいる位置を正確に認識していない→不安と焦りで元から僅少な判断力がよけい失われる、というおそろしい悪循環にはまるととっても辛い状況になるのです。
結局そのときは何度もスタート地点(とりあえず確かに分かる地点)からやり直して、かなり時間に余裕を持っていたにもかかわらず試合開始時刻をとっくに過ぎたころにようやくたどり着いたのでした。だから忘れたくても忘れられません。
で、今回はそのおかげであれから6年経っているというのに、入り口を少し行きすぎたところで「あ、やっぱりあそこだった」と鮮やかに思い出し、無事たどり着くことができました。

あらら愚痴が長くなってしまいました。
今回は目的地に無事着いたのはよいのですが、本当に試合会場がここで合っているのか?という不安はあります。アカデミーの練習予定も5/18日更新時点のものでしたし、予定変更はあり得ると注記してありましたし。

でもしばらく待っていたらアカデミーのマイクロバスが着き、ほどなく川口コーチの運転するコンサの選手たちが乗ったマイクロバスも着いて、ああよかったと一安心です。
遠征に来ていたのは下記のメンバーで、引率していたのは川口コーチおひとりでした。乗っていたマイクロバスは品川ナンバーのレンタカーでしたから、羽田から川口コーチが運転してらしたのでしょうね。引率に指導に、コーチも激務ですね。
5/27(金)のお昼に札幌を発って、2白3日の遠征。昨日27日は静岡県内の飛龍高校と試合をして2-2だったそうです。今日はまずアカデミーと試合のあと、15時から名古屋グランパスU18と、明日日曜日は10時から清水ユースとの試合が組まれているとのことでした。


<コンサU-18の遠征メンバー>
 名前の前の数字は背番号、()内の数字は学年です
20DF永坂勇人(ながさか ゆうと)(2)
22MF小野能寛(おの よしひろ)(2)
23DF井端純ノ輔(いばた じゅんのすけ)(1)
24DF内山裕貴(うちやま ゆうき)(1)
25DF岡田洋平(おかだ ようへい)(1)
26FW蒲生幹(がもう みき)(1)
27FW國分将(こくぶん まさし)(1)
28MF前寛之(まえ ひろゆき)(1)
29MF佐々木大輔(ささき だいすけ)(1)
30GK輪島稜(わじま りょう)(1)
31DF近藤諒大(こんどう りょうた)(1)
32FW松尾雄斗(まつお ゆうと)(1)
04DF濱口魁(はまぐち かい)(中3)
05MF倉持卓史(くらもち たかし)(中3)
09FW平川元樹(ひらかわ げんき)(中3)


ネットにピント
Gグラウンドは人工芝ピッチ。ゴール裏から見下ろす形で観戦者用のベンチが置かれています。
アカデミーの選手たちは水色の練習着(というかピステですね)を着ていました。同じくJヴィレッジを本拠としてたマリーゼと同じ色なんだなあと思ったら胸の奥がチクンとしました。





川口コーチが話しています
奥では川口コーチが選手たちに話をしています。





整列
そろそろ始まります。まずは整列。
アカデミーの選手たちはピステを脱ぐとブルーのユニでした。
代表ユニに近いイメージのデザインですね。
開始の挨拶の前に主審が「何分ですか?」と大きな声でスタッフに確認したので35分ハーフだということが私たちにも事前に分かりました。





主審はアカデミーのスタッフ
主審はアカデミーのスタッフが務めてくれるようです。




副審は2人とも
副審も2人とも





アカデミーでやってくれました
アカデミーの選手が担当してくれます。
ありがとう。






前半開始時の円陣
前半開始時の円陣
お互いに相手の出方を探っている(?)のか、輪になってからなかなか円陣を組まず、いいかげんにしびれを切らしたコンサが先に肩を組んで「行くぞ!」「おっ!」と声を挙げて輪をほどきました。





アカデミーの円陣
それを確認してからおもむろに円陣を組むアカデミー。
いろんなこだわりがあっておもしろいです(笑)。






前半キックオフ
アカデミーのキックオフで前半がスタートです。



<前半のメンバー>

      27國分将  26蒲生幹
 32松尾雄斗         22小野能寛
      5倉持卓史 28前寛之
31近藤諒大 20永坂勇人 24内山裕貴 25岡田洋平
          30輪島稜


(交代)
ハーフタイム 松尾雄斗 → 井端純ノ輔
後半16分 岡田洋平 → 佐々木大輔




立ち上がりは五分五分の様子見という感じで始まりました。
どちらも丁寧にパスをつないで崩していこうという感じのサッカーです。
前半11分にアカデミーのシュート。これはGK輪島くんが両手ではじいて防ぎました。危なかった。
でもその直後の前半11分、(雨対策で私が荷物をごそごそしている間に)今度は鮮やかにゴールを決められてしまいました。決まったところしか見ていませんでしたが、一緒に見ていたユース好き仲間によるとアカデミーが左サイドをえぐって中へ戻したのを右隅に決めたとのことです。左右に大きく揺さぶられると守る方はつらい(攻めるには効果的)ですよね。(0-1)
前半13分ころ、次第にアカデミーが押してきたかなあと感じます。コンサはボールの扱いが雑になっているというかミスっぽくなることが多いです。雨含みの人工芝ピッチに苦労しているのかな。
アカデミーの選手たちはボールを止めたりパスを出したりというひとつひとつのプレーが正確で丁寧で、そこから小さな差がついているのかなと思いました。

以前にアカデミーの選手と対戦したとき、とは言っても純粋なアカデミーのチームではなく、去年の国体のサッカー少年の部で北海道代表(コンサユースごっちゃり)が福島県代表(アカデミーごっちゃり)と対戦したときの感想でアカデミーの選手を「上質な美味しい白いごはんみたいだな」と思ったのを思いだしました。そして今回も同じ感想を持ちました。


前半14分、松尾くんが左サイドで相手選手の持っているボールを後ろからつっかけるようにして奪いました。松尾くんはアグレッシブにボールを狙いにいったり、奪った後にサイドから中の味方に出すパスの角度やスピードなどハッとするようなおもしろいプレーを見せていて、私たちから近い位置でプレーしていてよく見えることもあり、目を惹かれました。
前半17分、将くんがこちら側のゴールへ向かってドリブルしてきます。「来い来い来い」
相手DFに当たられ体勢を崩されながらも倒れた足の先を伸ばしてなんとかシュートまで持ち込む将くん。ナイスファイトだわ。さすがストライカー。シュートは決まらなかったのですが、その前のファウルがあったとしてペナルティエリアのすぐ外からコンサのFKになりました。
蹴るのは寛之くんです。







FKを蹴ったところ
前半17分、寛之くんの蹴ったボールが直接ネットを揺らしました。
ゴール!(1-1)
(残念ながら決まったシーンの写真はありませんw)




決まった!
(喜ぶ図)






前半21分あたりになると、コンサもだんだんやりたいことができるようになってきました。パスが意図どおりつながり、連携もよくなってきました。サイドだけじゃなく中盤真ん中を使っての展開もできてきています。



サッカーっぽい写真
(前半のサッカーっぽい写真)






前半23分、小野くんが右サイドをぐいぐい駆け上がり、ぐいっと中へ前へ切り込んでシュート、それをアカデミーGKがクリア、こぼれを幹くんが拾ってシュート、それもクリア、さらにそのこぼれを将くんがシュートという波状攻撃があったのですが、最後の将くんは残念ながらオフサイドの判定でした。




アカデミーは選手たくさん
Jヴィレッジを出て時之栖に仮住まい中のアカデミーは、ここが本拠地。選手がたくさんです。




前半24分、アカデミーの右CK。コンサのDF陣は自陣深い位置でもなるべくボールをコントロールしつつ味方につなごうとするので、なかなかピンチを脱しきれません。見ているとハラハラしますが、上手い相手にこういうチャレンジをする姿勢は良いと思いました。どこまでできるのか、どこまでやったらやられるのか、チャレンジしてみないとわかりませんもの。こういう機会にどんどんやらなくちゃ。


アカデミーの監督は、大きな声で、プレー中も選手にどんどん声をかけるタイプの方でした。ギャラリーにもはっきり聞こえます。言っている内容は「そのプレーでどうしたい?」「何をやりたい?考えろ」「ワンタッチ目、まだ浮いてるぞ。そういうところにこだわってやれ。」というようなことでした。基本のプレーや判断をミスなくきちんとやることを常に求めているようです。言葉にすると穏やかで知的な指摘のように聞こえますでしょ。でも声の大きさや口調が相まって、聞いてる方(私)が思わず「ひえー、怖ーーーーっ」って思ってしまうほと強面タイプでしたw

これに対して川口コーチはあまり口を出さず、時々穏やかに声をかける感じ。考えてみればこれまで、四方田監督もフカトモコーチも阿部コーチも赤池コーチも、コンサのスタッフが選手を怒鳴りつけるようにして指導しているシーンは見たことがありません。だから時々対戦相手の(特に高校サッカー部の)監督の口調にびっくりしてしまうことがあるのですが、こういうのって慣れなのかしらねえ。
選手同士が怒鳴り合うようにがんがん言い合って要求することが少ないのは、こういうチームカラーがあるのかもしれないなあとぼんやりと思いました。てんで的外れかもしれませんが(笑)。



そのまま双方にゴールは生まれず、前半35分、1-1で前半終了となりました。







ハーフタイム
ハーフタイムのアカデミーのようす。
監督の話を聞く選手の雰囲気がなんだか部活風です。






HTのコンサ
うちのチームはこんな感じ。
くだけた雰囲気です。


やっているサッカーはいかにも”クラブチーム的”なサッカーなのに、雰囲気が部活調に感じるアカデミーって、おもしろい存在だなと思いました。全寮制で生活全般も指導しているせいかしら?と思いましたが、同じ全寮制でも広島ユースは全然雰囲気が違いますから、そのせいってわけでもないんでしょうね。






後半キックオフ
後半はコンサのキックオフでスタート。
後半開始と同時に松尾くんに代わって純ノ輔くんが入りました。
小野くんが右サイドから左サイドに移っています。



<後半のメンバー>

     26蒲生幹   27國分将
 22小野能寛         25岡田洋平
       28前寛之 5倉持卓史
23井端純ノ輔 24内山裕貴 20永坂勇人 31近藤諒大
          30輪島稜



小降りだった雨がだんだん強くなり始めたかな?という後半、全体にアカデミーペースな感じの始まりです。
後半5分、アカデミーのシュートを輪島くんが飛び出してクリアしました。でも大きく蹴り出すのではなく、勢いを殺してボールを近くに残し、それを味方に拾わせるようなクリアです。狙ったのかな?単に中途半端になってしまっただけかな?
意図はわかりませんが、そのボールをアカデミーが先に触ってゴールに蹴り込もうとします。ころころと勢いなくゴールへ転がって行くボールはそのまま枠をそれそうでしたが、クリアする前に逆側から駆け込んできたアカデミーの選手に蹴り込まれてしまいました。(1-2)

後半11分、小野くんがドリブルでゴリゴリと進み、ゴール前に出したパスから将くんがきれいに決めました。(2-2)
やったー。
後半13分、小野くんが相手ボールをカットしそこからチャンスになりかけます。
後半16分、洋平くんに代わって大輔くんが入りました。



      27國分将  26蒲生幹
 22小野能寛             29佐々木大輔
       28前寛之 5倉持卓史
23井端純ノ輔 24内山裕貴 20永坂勇人 31近藤諒大
          30輪島稜



後半29分、アカデミーの選手がコンサ最終ラインの裏へするっとうまく抜け出てフリーになり、絶好機でシュートを放ちました。これは決められる・・!と思ったけれど、ボールは枠をはずれました。思わず「それは決めなきゃ」と言ってしまうような絶好機でした。
でもこの31番くん、するすると裏を狙う動き出しとか、いい選手でしたね。(目を惹かれたのは可愛い顔をしていたからだけじゃないと思います!)


その後はお互いにいったりきたりでゴールは生まれず、後半36分、試合終了となりました。
2-2の引き分けです。





終了
終了~。お疲れさまでした。





ベンチにいた選手も合流して
ベンチにいた選手たちも合流して一緒にアカデミーのベンチへ挨拶に向かいます。





アカデミーのベンチに挨拶
ありがとうございました。





コンサは川口コーチひとり
挨拶を受けるコンサのベンチは・・川口コーチがひとり。






代表仲間かしら?
挨拶を終えた後、内山くんや倉持くんはアカデミーの選手と親しそうに話をしていました。
代表のチームメイトかしらね?


午後の名古屋U18との試合のようすは→こちら


posted by あきっく |11:13 | ユース | コメント(2) | トラックバック(0)

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Re:【U-18御殿場遠征】2日目午前 JFAアカデミー福島戦@裾野G

控え組の試合経験を積ませるのには、こういった遠征の方が良いのでしょうねー(懐には厳しいけど…)

整列写真のでけーのは永坂クンですかね?
それとも内山クンかな?
写真だと2m位に思えるなーっと、わはははw
平川氏の三男クンは遠征に連れて行かれるって事は、期待されてるのかな?
( ̄∇ ̄)ゝ
U12の時はDfだったけど、最近はFwなんですねーさてさて

岡山戦の時(ピッチ練習時間の頃)あきっくさんがSAゲートに入る直前に、すれ違いましたーww
奈良クンの控え入りを予想してなくて、ピッチ練習姿を見ようと、アウェイゴール裏から、いそいそとホーム側に遠征の道すがらw、お一人だったから声をかけてみようかと思いましたが、急いでいた様なのでまたの機会にしときましたwww

posted by 30| 2011-06-01 16:08

Re:【U-18御殿場遠征】2日目午前 JFAアカデミー福島戦@裾野G

>30さん
整列した左から2番目の背の高い選手は永坂くんです。
先頭が小野くんなんですが、小野くんも相当背が高い選手なんですが、それよりもっと大きいのね。こうして見てみると。(ちなみに永坂くんの右隣は幹くん。)
内山くんは列の右から4人目の選手(相手GKの向かいにいる)ですが、彼も大きいね。
合宿中の他の高校生たちも途中少し見ていたのですが「コンサでけ~。」と言ってました。

プレミアリーグでも感じますが、こうして強い相手と対戦機会をもつのは選手へのよい刺激になるだろうなと思いました。懐との兼ね合いなので厳しいけどwこういうのたくさんあると良いですね。(←私欲?)

で、なに~、すれ違ったんですか~?
手にビールを持ってたのを見られたのか?と焦りましたが、よく思い出すとそのときはバックスタンドの売店へ買い物しに行って急いで戻る途中でした。
次はぜひ声をかけてくださいね。

posted by あきっく| 2011-06-03 06:40

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