2011年09月18日
ヒロと拓馬
このエントリは、道新の「コンサドーレ倶楽部」で拓馬のことが取りあげられた記事を読んで書き始めたものでした。今改めて日付を確認したら、なんと4月の記事でしたわ・・。 →「早く戦力に」意気込む荒野 トップ帯同の高校生(2011/04/21) (書き始めたころはリンク先で普通に記事を読めたのですが、今はもうお金を払わないと読めなくなってるのですね・・。) 記事には練習中の拓馬とヒロの写真があしらわれ、拓馬のプレーの特徴や意気込みに加えて、ヒロとの絡みも紹介されています。ご承知のとおり拓馬はヒロと同じ少年団出身で、小さなころから一緒にプレーしてきた仲です。 拓馬いわく、ヒロのことは「ずっと背中を追い掛けてきました」なんですって。ヒロのトップ帯同が発表された新聞記事を部屋に貼って、「自分も」とがんばったそうです。
2歳年上の古田とは、サッカーを始めた東川下少年団、札幌U-15、U-18といずれも同じチーム。「ずっと背中を追い掛けてきました」。古田のトップ帯同が発表された2008年12月の新聞記事を部屋に張り、「自分もこうなりたい、と思って頑張ってきた」と目を輝かす。古田に追いつこうと努力を重ね、U-18ではチームの大黒柱となり、日本代表候補に選ばれるまでに実力をつけた。
それに対してヒロも、拓馬のことを「弟のような存在。早くJリーグのピッチに一緒に立ちたい」とコメントしています。 この記事を読んで、私もヒロと拓馬にまつわる思い出話を書こうかなと思いつつ、途中まで書いたままになっていました。 今節、ヒロと拓馬がめでたくJリーグのピッチに一緒に立ったのを寿いで、北九州戦のエントリに書きましたように遅まきながらアップする次第です。
私が拓馬を初めて見たのは拓馬が中3の年(2008年)のクラセンU-15だとばかり思っていて、以前拓馬のことを紹介したエントリにもそう書いていた。ですが昔の写真を見ていたら、思いがけずもっと以前に拓馬が写っている写真がありました。 2006年(拓馬が中1の年)の夏のクラセンU-15でのことです。 2006年8月14日のクラセンU-15グループリーグ3戦目、大宮アルディージャユース戦の前のアップのようすです。 この試合の公式記録を見ると、試合出場はないものの中1の拓馬もベンチ入りしていたのでした。 (観戦記は→こちら) 試合前の練習をする控えの選手たち。 陽輔(背番号14・中2)と拓馬(背番号22・中1)の姿があります。 <練習着のシャツは適当な番号なので、ユニフォームであるパンツの番号で見分けてくださいね。> これはきっとキャプテンのヒロ(中3)を撮るつもりだったのでしょう。見切れてしまっていますが。奥にぼんやりと拓馬が写っているのがわかりますか。 拓馬が正面を向いているのもありました。 ということは、きっと1日目、2日目の試合のときも、公式記録ではベンチ入りはしていないものの、拓馬は会場周辺にいたのでしょうね。水係をしていたりビデオ係をしていたり、だったのかなかな?
ご承知のとおりヒロは、コンサの史上初めて、高校卒業前に実質的にトップチームに昇格した選手でした。ユースのころのヒロはそれはもう別格の輝きを放っていましたから、驚きつつ「当然それもありだな。」と思うと同時に「とうとううちにもそういう例が登場したか・・。」と感慨深く思いました。 そして史上2人目は拓馬になりました。 拓馬の場合はヒロと違ってトップ帯同後もユースの試合にも出ていますし、むしろ試合出場機会はユースが主になっていますが、それでもしまふく寮で暮らして、背番号入りグッズには拓馬の番号のもあって、オフィシャルの表記でもトップの選手扱いになっていますからね。 →例:◆コンサドーレ札幌の荒野拓馬選手及びコンサドーレ札幌U-18所属の奈良竜樹選手、榊翔太選手、深井一希選手が、9月23日(金)~9月30日(金)の期間、タイ遠征を行うU-18日本代表に選出されました。 実質的にはトップに昇格したのと同様と考えてよいでしょう。 15年間のクラブの歴史の中で今のところたった2人だけの「飛び級昇格」選手たちが、同じ少年団の出身というのは思えばすごいことじゃありません? 偶然なのか少年団の指導のおかげなのか私にはわかりませんけれど、少年団の指導者の方たちはきっと、どんなにか嬉しく誇らしく思っていらっしゃることでしょう。 当時の東川下少年団の指導者のおひとりが、このブログにも時々コメントを寄せてくださる「すうさんFC」さんです。 ヒロが高校2年生のころの高円宮杯U-18のときだったかしら、試合会場で声をかけてくださって、以来ときどき各地の試合会場でお会いするようになりました。 そんなすうさんFCさんから伺った話をもとに書いたといっても過言じゃないのが、拓馬の2種登録が発表になったときのエントリですね(笑)。 (ちなみにヒロの2種登録発表時のエントリは→こちら) 去年(2010年)の夏、クラセンU-18のグループリーグ初戦・グランセナ戦では、ゴールを決めた拓馬がネット越しにすうさんFCさんのところへ駆け寄ってきて、近くにいた私もちゃっかり「駆け寄ってこられる気分」のおこぼれにあずかることができましたw その試合の観戦記は→こちら すうさんFCさんは岩手県にお住まいでしたから、東日本大震災のときはご無事でいらっしゃるだろうかと密かにずいぶん心配しておりました。 しばらくして、避難所生活をしたとのコメントをいただいたときは、大変な思いをなさったでしょうがひとまずご無事でよかった・・と、とても嬉しかったです。 拓馬とヒロが一緒にJのピッチに立った今回の北九州戦は、すうさんはご覧になったかしら。喜んでらっしゃるでしょうねえ。
札幌在住のサポ友が見せてくれた今年4/1放送の「コンサにアシスト」では、トップ帯同が発表されたばかりの拓馬がとりあげられていました。 小学生時代の拓馬の写真も公開されていましたよー。 トラック協会杯 第14回 全道サッカー少年新人大会 とあります。 調べて見ると、トラック協会杯は全道の小学校5年生以下で構成されたチームでの大会で、第16回が2004年10/9~11日に行われていました。 ということは、第14回は2002年ですね。 ヒロが小学校5年生で拓馬は小学校3年生の年ということになります。 拓馬は小学校3年生で5年生の大会に出場していたのかー。 人数の少ない少年団だったから下の学年の子も一緒に試合に出ていたとすうさんが話していたことがありましたけど、それにしてもなかなかすごいことじゃありません? (しかも好成績っぽい記念写真ですよね。) 放送中で上の写真のヒロ(小5)と拓馬(小3)の部分がアップになったところ。 2人ともこんな小さなころから今と同じ顔つきなのがなんだか笑える感じです。 ヒロと拓馬の身体の大きさは、今では逆転していますけどねw という流れでこっそり公開しますけど、これは私がiPhoneの待ち受け画像にしているお気に入り写真です。去年の5月に宮の沢でトップとユースの練習試合があったとき、試合後のようすをはりぃさんが私に送ってくれたものです。(はりぃさん勝手にすみません。) 当時プロ契約1年目のヒロと、高2でユースの10番をつけている拓馬。 ふだんはトップとユースで別々に練習していますから、久しぶりに会って話をしているところじゃないかしら。 ヒロのこの姿勢はたぶん脚のストレッチをしながら話していたからなのでしょうが、なんだか拓馬の方がえらそーな態度に見えて、見るたびにニマニマしてしまいます。 子供のころは2歳差は大きかったでしょうが、今になるともう年はあんまり関係ないかもしれませんね。 1人のサッカー選手同士として、これからも仲良く切磋琢磨していってほしいと思います。 その様子を見ていられるサポーター(←私)って幸せです。
posted by あきっく |02:10 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(2) | トラックバック(0)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/akik/tb_ping/1206
この記事に対するコメント一覧
Re:ヒロと拓馬
初めまして。
北九州戦が3-0になり黄色を一枚もらっている宮澤に代わって投入された荒野選手。ひょろっとしていてもボールの追い方、プレスのかけ方がなんかいい!もっと見たい知りたいと思っているとこのブログ。大変わかりやすかったです。さらに期待してしまいます。次は、ボランチとしての展開力も見てみたいです。
今は、ボランチに宮澤・河合といい選手が2人いるのでどんどん吸収して河合選手を超える存在になって欲しいですね。
posted by まさひろ| 2011-09-18 05:59
Re:ヒロと拓馬
>まさひろさん
ようこそ。コメントありがとうございます。
お役に立てたなら嬉しいです。
拓馬のひょろっとした風貌と走り方は独特ですものねえ。
先輩たちのよいところをたくさん吸収して大きくなってくれること、期待してます!
posted by あきっく| 2011-09-19 07:30