2010年12月28日
GO FOR 2014 CUP 3日目の2 柏U-18戦@駒場サブグラ
2010/12/27(月)14:00 @駒場スタジアムサブグラウンド 第4回 GO FOR 2014 CUP in saitama 予選リーグ Xグループ コンサU-18 2-1(1-0、1-1)柏レイソルU-18 (35分×2) 得点者:荒野拓馬(前半33分)、柏レイソル(後半3分)、下田康太(後半30分) コンサの警告等:なし 大会公式サイトは →こちら コンサU-18は午前中の浦和南高戦を終えてここまで4勝1敗の勝ち点12です。得失点差はけっこう稼いでいるはず。 他会場の結果などが不明で状況がわからないまま、たぶん柏に勝てばグループ2位以上を確定して決勝トーナメント進出なるのかな?と思いつつ、予選リーグ最後の試合を迎えました。 選手入場
朝の試合に引き続き、今日はこの試合も両チームが対面しての挨拶です。 もしかして時間節約のため?に今日からやり方を変えた、とかあるのかしら。 ゲームキャプテンはナガコウでした。 コイントスで勝ったらしく、エンドを選ぶときに後ろを振り返り、拓馬と何か話してそのままのエンドをとりました。日差しの向きとかを考えたのかな? 前半開始時の円陣 柏の円陣 柏のキックオフで前半スタートです。 <前半のメンバー> 25神田夢実 11近藤勝成 18榊翔太 23中川雄貴 24堀米悠斗 10荒野拓馬 14前貴之 5奈良竜樹 20永井晃輔 2小山内貴哉 30阿波加俊太 ユース年代だとどこでもそうかもしれませんが(多少違う風味のところもありますが)、柏もコンサも前線からプレスをかけてボールを奪い、パスをつないで組み立てていく、似た風味のサッカーで始まりました。 互いに相手のパスをカットし、相手の足元のボールを奪おうとし、自分たちのパスはつないでいこうとする主導権争いです。 序盤からどちらかというと柏のボールが多い感じになりました。コンサはなかなかボールをつなげなくて、パスを寸断されてしまう感じです。そして柏が持っているボールをなんとか奪おうとじりじりと迫っていく感じです。 前半4分、柏が両チーム通じて最初のCKをとりました。 前半12分、FWのはずの夢実がずいぶん低い位置までさがってボールを受けて、そのまま自分で前へ運びます。周囲からは「ゆめ!右!」と右に展開するよう指示の声がかかっていますが、夢実はかまわず自分でゴールを狙ってロングシュートを打ちました。これはGKがキャッチしました。 もしかして確かに右にパスを出した方が可能性が広がったかもしれないけれど、立ち上がりの勢いづけにはゴールへ向かおうとするこういうプレーもいいよなと思いました。 前半18分、柏の左CKは、クリアしたはね返りをシュートされましたけど、あまり勢いのないシュートだったので阿波加くんが胸のところで抱えるようにがっちりキャッチしました。 前半19分、夢実がゴール左手前からドリブルでゴールに迫り、なんとかシュートまで持ち込もうとします。相手選手にふさがれてなかなか中へ入り込めず、夢実は左側のゴールライン近くから中に回り込もうとしました。ゴールラインそばからゴール前にマイナスのパスを出して、彰吾が押し込もうとしましたが、その前にゴールラインを割ったとの判定でした。残念。 どっちのチームも相手ボールに素早くプレスをかけて、パスをカットしてボールを奪おうとするので、攻守の切り替わりが早くて忙しくなっています。見る方も息をこらえて見守る感じ。おもしろくて目が離せません。 前半22分、柏のシュートチャンスになりかけたところを奈良くんが体を張ってシュートコースをブロック。柏の右CKになりました。 前半24分、ゴメスが中盤で相手に囲まれながら奮闘。ゴメスがボールを持つと柏の選手たちは対応している味方に「左足切れ!」と声をかけていました。ゴメスがレフティなのは相手選手も分かっているのね。警戒されていてもなんとかしてしまうゴメスも相当なものだと思いました。ちとやりにくそうではありましたけれど。 前半27分、彰吾から夢実にパスしたのを駆け上がった貴哉に出して、右CKになりました。 前半28分、その右CKは翔太から寄ってきた夢実に出すというショートコーナーです。夢実がゴール前にクロスをあげて、それにどんぴしゃで奈良くんの頭が炸裂しましたが、惜しくも枠の右でした。惜しい。 前半29分、奈良くんが相手選手を背負いながら落ち着いてヘディングでボールを阿波加くんに戻したり、相手にボールにさわらせないようにしてゴールラインを割らせたり。相手が詰めてきても落ち着いて切り返してかわしてから前線にフィードしたり。1年前に比べると、奈良くんの判断力もめざましくよくなっているんじゃないだろうかと感心します。ヘディングでボールをはね返すときの強さは相変わらずですが、すいっと前に出てボールをカットするときの小気味よさとか、危なくなりそうなところでフリーでボールを拾ってしまえる位置取りの良さとか。守備の場面でいろんな形で奈良くんの素敵さを見ることができました。 ここまでのところ、柏とコンサのボール支配率は6:4くらいかな。もうちょっと柏の方が多いかな?という感じ。でもどちらも決定的なチャンスにまではいかないんです。その前に対応してしまうので。 前半31分、柏が右サイドの高い位置にボールを出し、そこからクロスをあげて攻めようとしますが、貴哉くんがきっちり外へ追いやってあげさせず、とうとうゴールラインを割らせました。ナイス! 膠着状態が続いているなあと思ったら、なんとコンサが先制しました。 前半33分、誰かが相手ボールをカットして拓馬に渡したんだったか、拓馬が自分で奪ったんだったかはっきりしないんだけど、ピッチ中央のやや左寄りあたりを拓馬がドリブルでゴールに近づいていって、ゴール前右に彰吾がいたので、彰吾に合わせてクロスをあげるものだとばかり思っていました。シュートを打つには角度がなくなってしまったと感じたし。そしてクロス。・・え?入った?! そのまま入った?きゃー!!ゴール!(1-0) とそのときは思ったのですが、ハーフタイムにサポ仲間が撮影していた別の角度からの動画で見直してみたら、拓馬は、グラウンダーで流し込むようなシュートで明らかにゴールを狙ってうっていました。そうだったのかー。 緊迫した苦しい状況の中でのこの先制点、大きいです。 息詰まる攻防にカメラを持つ余裕もなかったし、ゴールが決まったら自分が大喜びだったしで、この状況の写真はありません(苦笑)。 前半35分、夢実のシュートがはじかれて右CKになり、ショートコーナーからゴール前に入ったボールに、ファーにいたナガコウが右足で合わせ、強烈なシュートを放ちました。いいシュートだったのですが、相手選手にブロックされて、再び右CK。蹴り入れられたボールを再びナガコウが頭でシュートしましたが、ゴール右へはずれてしまいました。 残念ながら追加点ならずで前半終了の笛。 1-0とリードして折り返しです。 後半は、メンバー交代、ポジション交代ともにありませんでした。 <後半のメンバー> 11近藤勝成 25神田夢実 18榊翔太 23中川雄貴 24堀米悠斗 10荒野拓馬 14前貴之 5奈良竜樹 20永井晃輔 2小山内貴哉 30阿波加俊太 コンサのキックオフで後半開始。 後半2分、コンサのゴール近くで柏の選手もコンサの選手も密集しての攻防の際、阿波加くんがボールを拾い上げたところで柏の選手たちが一斉に手を挙げてアピールをしました。私も見ていてハッとしたのですが、やはりバックパスを手で拾ったということでハンドの判定のようです。意図的にGKに返したのかクリアが流れたのかという判断が、阿波加くんと審判とで違っていたのかな。 あらら、と思ったけれど、とりあえず守るしかない。 ペナルティエリア内での間接FKになりました。 次の試合に備えてグラウンド外側でアップをしていた他チームの選手たちもアップの手を(足を?)止めてくいいるように見つめる事態です。 この位置からの間接FKです。 阿波加くんは壁の前に出て構えています。 後半3分、柏の選手がちょんと出したボールをシュート。阿波加くんが伸ばした足に当ててブロックしました。でもそのはね返りをどすっと蹴りこまれてしまい、密集した人の合間を抜けてゴールに入ってしまったようです。残念。(1-1) ま、でもここから。まだ時間はたっぷりあるし。 引き分けでも悪くないかもしれないし。(←弱気になってる) そこからの攻防は引き続き目まぐるしいボール展開で、おもしろい、息が詰まる、見ていて肩に力が入る、苦しい、試合運びになりました。 後半10分、翔太がボールをもってどこへ出すか、ちょっと遅れるとすぐに相手に狙われとられてしまいます。 後半14分、ゴメが相手ボールをカットして拓馬に渡し、拓馬がナリを走らせる前へのパス。ナリがフリーで抜け出して、出てくる相手GKとどちらが早いか競争になりましたが、ナリが追いつく前にエリア外に出てきたGKが足でクリアしてしまいました。残念。惜しかった。 後半16分、ナリがドリブルでペナルティエリアへ進入しようとしていたところを相手選手が後ろから倒し、イエローカードが出されます。 ペナルティエリアの少し左手前でコンサのFKです。ボールのそばには、右手前にゴメス、左手前に拓馬が立っています。 拓馬の蹴ったボールは直接ゴールを狙うのではなくファーに飛んで、ゴール右横に走り込んだ貴哉がそれを受けて中にクロスを入れました。ゴールの前にはナリや翔太が待っていましたが、うまくシュートにつなげることはできませんでした。 後半18分、状況はどちらかといえば押され気味です。決定的なピンチには至っておらず、最終ラインは破られていませんけれど、でもやっぱり苦しい感じ。なんとかこのままDFが決壊しませんようにと祈ります。 後半19分、柏の右CKからカウンターになり、夢実がひとりで右サイドをドリブルで駆け上がりました。相手選手がひとりついてきますが、なんとかそれを振りきって前へ抜け出そうとする夢実。がんばれ~~。夢実は中へ切り込みたいところでしたが、結局シュートを打てる形になれないままあと少しのところでゴールラインを割ってしまいました。うーん残念。でもあれだけの距離をよくがんばったと思います。惜しかった。 後半21分、彰吾に代わってしもっこが入りました。 ナリと夢実がSHに下がって、翔太が前に出て、しもっこと翔太の2トップになりました。 18榊翔太 29下田康太 25神田夢実 11近藤勝成 10荒野拓馬 24堀米悠斗 14前貴之 5奈良竜樹 20永井晃輔 2小山内貴哉 30阿波加俊太 後半23分、拓馬から夢実へ、夢実からナリへパスが出て、ナリがシュート。打ち上げてしまいましたけれど、もしかしてこれが後半になってコンサの初めてのシュートだったかもしれません。 後半26分から28分にかけて、激しい攻防でハラハラドキドキが続きます。コンサは以前よりパスを回せるようになってきた感じで、意図を感じるおもしろいシーンも多いのですが、決定的チャンスにつながる最後のパスを出すところでどうしても相手選手にひっかかってしまう感じです。 後半30分、この時間になってもなお相手選手にしつこくつっかけていってがんばるゴメスに、体力的にも精神的にもタフな選手だなあと、いつもながら感心します。 後半30分、柏ゴールの左斜め手前あたりのスペースで。誰がカットしてパスを出したのか定かじゃないのだけど(いいプレーでした!)、ハッと気づくとスルーパスに合わせてしもっこスペースへ抜け出していてビッグチャンスになっています。しもっこはじりっとゴールに近づき、相手GKとの1対1を制して、きれいにゴールを決めました!(2-1) ゴールを決めたしもっこを祝福する選手たち。 しもっこの姿は隠れて見えませんけれどw さすがに大喜びです。 なでなで。 やっぱりしもっこの顔は写っていませんけれどw 残り時間はあと5分です。なんとかこのまま勝ちきりたい。 後半33分、翔太が粘り強く相手DFや相手GKにまとわりついて自由にボールを蹴らせません。ナイス翔太! 後半34分、夢実がゴールに背を向けてボールを受けようとしたところでゴメスがボールを呼びます。夢実はうまくゴメに落とし、それをゴメスがミドルシュート。GKがはたいたボールに拓馬が詰めますが、先にGKが拾ってしまいました。でも拓馬があそこまで行っているというのもいいですね。 後半35分、ゴメスが相手と競り合いながら全身をつかってアクロバティックにボールに絡み、相手にボールを出させまいとして守備に貢献しています。こういうところが素敵といつも思います。 ひとりひとりが時間を使い気味にがんばる奮闘を見せていて、感動しているうちに、後半36分、とうとう試合終了となりました。 やったー! 勝ちました お疲れさまでした。 試合を見ているときは、苦しいしんどいペースだと思っていましたが、後から振り返ると、そんな決定的なチャンスを与えていたわけじゃないし、シュートもあんまり打たせていないし、相手のゴールはペナ内からの間接FKという状況からのものだけだし、コンサのゴールはいずれも流れからだし、むしろ完勝と言ってもよかったのかもしれない。と思い直したりしました。後付けのゴーマンですかね?(笑) というわけで、コンサは予選リーグを5勝1敗で終え、堂々のグループ1位で決勝トーナメントに進みます。 準決勝は28日09:30から埼玉スタジアム第2グラウンドで名古屋U18と対戦です。 それに勝つと、浦和ユースvs神戸U-18の勝者と決勝戦ですよー。 もし神戸と当たったら、今度こそは去年の高円宮杯U-15決勝戦と、去年の高円宮杯U-18グループリーグと、今年のJユース決勝トーナメント2回戦のリベンジ!!をしたいですねえ。
というわけで、準決勝名古屋U18戦のようすは→こちら
posted by あきっく |06:20 | ユース | コメント(0) | トラックバック(0)
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