2010年10月15日
【天皇杯3回戦】ジャイアントキリングの夢をちょっと見た(笑)
なんだか今さら感ありすぎですし試合の順序さえ逆転ですけど、このままだとどんどん試合内容忘れてしまう一方なので、とりあえずの簡単感想だけでまあいいっかー。
2010/10/09(土)13:00 @名古屋市瑞穂陸上競技場 第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦 コンサ 1-2(0-0、1-2)名古屋グランパス 得点者:高木純平(51分)、中村直志(名・61分)、花井聖(名・88分) 試合結果詳細はこちら→ 札幌公式 J'sGoalサマリー 9月初旬の厚別での天皇杯2回戦でグルージャ盛岡に勝ったときから、次の3回戦は10/9(土)に瑞穂で(名古屋と対戦)と決まっていました。 ダニーとの対戦でもあるし・・と、早速いそいそと遠征の手配を進めた方もいらっしゃると思います。 でも当時の私にとっては「なんだ、3回戦は国立での高円宮杯(U-18)準決勝と同じ日か。ならユースが勝ち進んだら行けないじゃん。」でした。ユースが準決勝に進めないことが決まったら、それから名古屋行きを考えることにしよう。 その後ユースは準々決勝で残念ながら敗退して、私も「じゃあ名古屋へ行こう」と考えてはいましたが、実際の手配は何もしないままでした。 だって品川から名古屋まで行く新幹線はのぞみだけでも10分ごとに出ているし、乗ってしまえば約1時間半で名古屋に着きますからね。ふだんの通勤とあんまり変わりませんから(爆)。 そうは行っても連休初日だし、指定席くらいは予約しておくか。と行動を起こしたのが「陽輔がスタメンで出るらしい」との報道を見てからとは、私も現金ですね。 というわけで瑞穂陸上競技場のアウェイ側最寄り駅「瑞穂運動公園東」駅にはさっくりと着きました。さてここからが私にとって正念場(?)です。 私の前を歩いていた名古屋ユニのカップルが横断歩道を渡ったので慌ててついて渡ってみたらその人たちはコンビニへ入っていったとか、ちょっと騙された(?)シーンもありましたが、無事競技場に着きました。(そもそも迷うような道じゃないってw) せっかくアウェイ側入口に近い駅を選んで降りたのに、そういえば試合のチケットを買っていませんでした。メインスタンドへぐるりと周って行かなくてはなりません。
メインスタンド正面入口側へ来ました。 チケット売り場が右手にあります。 当日券を買いながら「アウェイ側の入口はどちら方向になりますか?」と聞いてみましたが、売り場の人は分担が違うのでよく分からないようすです。正面ゲートのそばに立っている案内っぽい人に聞くことにしました。結論から言うと、その人もアウェイ側専用入り口が設けられているのかとりあえず手近な入口から入って中の通路からアウェイ側まで行けるのか確信がないようで、すぐ横に設置してある案内所テントで聞いてみてくださいとのこと。 案内所テントにはずらりと4~5名の人が座っていました。 「アウェイ側へ行きたいんですけど」というと「コンサドーレ側ですね?」と聞き直してから、入口を入ってから中をぐるっと回ってアウェイ側まで行けるので、そこの正面入口から入ると良いと教えてくれました。天皇杯ですし、そんなにがっちり分離していないのですね。 雨がかなり激しくなっていて、今買ったばかりのチケットも濡れてぶよぶよのほどですから、近い入口から中に入れるというのはありがたい限りです。中に入ってしまえばコンコースには屋根がありますからね。 中に入ると、コンコースには売店などもずらりと並び、賑わっていました。そして案内所も案内係の人も豊富に配備されています。なんだかコンサの試合とは人件費のかけ方が違う~という感じがしました。 お金持ちな名古屋が運営に関わっているのでしょうか。それとも愛知県協会もお金持ちなんでしょうか。 そんな他人の懐具合をさもしく(?)考えながらコンコースを奥に進んでいくと、屋根があるのはメインスタンドの端っこまで。ゴール裏とバック側は野ざらしのようです。 コンササポのエリアは当然野ざらしエリアです。 外に出る前にここでカッパを着込んで荷物を包んで準備してから出て行った方がよさそうですね。 コンササポのエリアはこんな感じ。 アウェイ側ゴール裏から見た名古屋サポの位置はこんな感じです。 まだあんまり集まっていないようです。 この雨だし、ぎりぎりまでどこかに待避しているのかもしれません。 とか、写真を撮りながら歩いていたら、あらら、コールが始まってしまいました。私も急がなきゃ。 メインスタンドには屋根がついています。 フラッグはバックスタンドの中央に掲揚されていました。 ほどなくして、まずはGKが出てきました。 サポの前で挨拶。・・・・の後です。 雨の中カメラが濡れないように気遣いながらごそごそしていたらシャッターのタイミングが遅くなってしまいました。 天皇杯の表示 そしてフィールドプレーヤーたちも出てきました。 がんばれ~。 スタメン組の試合前のピッチ練習(主として陽輔) 控え組の試合前のピッチ練習(主として純貴) 選手たちがアップしている間に豪雨の中応援態勢を整えつつあるサポたちに向けて、コールリーダーが呼びかけました。「J1の首位にJ2の15位が挑んで勝つなんて、日本中でそう思っている人が何人いるだろうか。信じているのは俺たちくらいのもんだろうけど、でも絶対、ジャイアントキリングを起こそうぜ!」 おーーーっ!! いいわあ、格好いいわあ、うちのコールリーダー。 選手入場後のユニフォーム姿の陽輔も撮ってみたりして。 円陣を組んで。いよいよ試合が始まります。 【試合の感想。覚えている限りでの箇条書きで。】
- J2の15位がJ1の首位に挑むわけですからどんな感じになるかと戦々恐々な気分でしたが、立ち上がりは悪くない感じで始まりました。名古屋はなんだかJ1という風味の余裕の守備で、うちの選手たちにガツガツ激しくプレスをかけてくることをしません。そのせいかうちの選手たちも慌てることなくボールを持てているようでした。とは言っても、そこはやはり技術の差があって、プレスをかけられなくてもミスっぽくなることもやっぱりあるのですけど。
- 雨はどんどん激しく降ってきて、先日の日立台での柏戦のように「滝のような雨」と称した方がよい事態になってきたのですけど、幸いピッチに水は溜まっていないようです。その点ではあのときよりはやりにくくないのかな。
- 試合の始まりにあたって私が一番ドキドキしたのはやっぱり陽輔がうまくやれますように・・ということです。なんせ相手はJ1の首位チーム(←しつこい)ですから。でも始まってみたら、なんだかちゃんとやれてるじゃないの。どうやら陽輔は守備では三都主担当って感じなんですけど、三都主がボールを持ったときにはうまくコースを切る位置取りをして、やりたいことをさせていないように見えます。やるじゃん、陽輔。こういうとこの判断がちゃんとできるのが、ノブリンがこの位置で起用しようと思うポイントなのかなと思ったりします。
- それにしても三都主。かつてまだ「アレックス」だったころ、日本平で間接FKを直接(!)決められたときは、すっごく怖くてギラギラしてる選手だった印象なんですけど。でも目の前にいる三都主は、なんだか油気が抜けてしまったような気がしました。高校生の陽輔に封じられていると思うせいか、それとも本気を出していなかったのか。ま、対応していた陽輔がよくやっていた、ということにしよう(笑)。
- 陽輔は守備だけじゃなく、攻撃のときにもちゃんとやれていましたよ。・・というのはさっきも書きましたね。前半のわりと早めの時間帯に、確か純平からだったと思うけど、左から入ったクロスに対して、ゴール右側、ファーの位置にいた陽輔がそのボールを胸トラップして落とし、そのまま右足でシュートしたシーンもありました。GKに止められてしまったけれど、でもJ1首位のチームに対して(しつこいって)陽輔が果敢にシュートしている姿は胸を熱くさせました。私だけですか?
- 前半の半ばより後だったと思うけど、陽輔のシュートがネットを揺らしたシーンもありました。遠い方のゴールだったので細かいことは見えにくかったのですが、最後シュートしたのが陽輔で、それがゴールに入ったのはしっかり見えました。もう飛び上がって喜んじゃったもの。やったーーー!!って。10秒後には「あら?ゴールじゃないの?なーんだ、残念」と分かって。「そうそう簡単にはいかないよな。」という気持ちと「でもゴールもできそうな気配だな。」という気持ちの両方を陽輔に対して感じました。
- というわけで、前半の試合中の私の関心にほとんどは陽輔のプレーに占められていました。なかなかよくやってる(←えらそう)という満足感とともにハーフタイムに入りました。
雨が強いのでカメラを出すのもままならないのですが、無理矢理陽輔を撮ってみた。
- 後半は、陽輔は遠いサイドへ行ってしまったのだけど、それでも雨の中でも目を惹くくらい積極的な動きをしている感じがしました。いいじゃないの~。ボールを持って臆せずに前へ運ぶ積極性を見せています。相手選手がいてもがんばって向かっていって抜いたりして。
- おおー、いいねー、なんだかコンサのチャンスの匂いがするねーと感じ始めてまもなくのことでした。陽輔も絡んだボールが逆サイドに大きく展開されて、純平が広々としたスペースでフリーでボールを受けました。純平はそのままゴールへ迫り、GKと1対1になって。純平の放ったシュートはGKにぶつかるかと思ったのですが、すり抜けて、私たちの目の前の側のゴールサイドネットにぱさりと突き刺さりました。
- わ!!!!ゴール??!ゴール?!先制点だーーー!!
- もうコンササポは狂喜乱舞ですよ。ジャイアントキリング、やっちゃう~~~?!
- でもね、やっぱり相手は上手かったです。(J2的な感覚では)そんなにやられたと思う感じじゃないゴール前のごちゃごちゃの中で、まだ距離があると思った位置からいきなりのタイミングでシュートが放たれ、そしてそれがゴール右上隅のGKの届かないところへすっぽりと入ったのです。え??!という感じです。あの位置に決まったの?たぶん髙原も動けなかったんじゃなかったでしょうか。それくらい見事なゴールでした。あんなシュートをされたんじゃもう仕方ないと思いました。偶然かと思ったら違うんですってね。狙って撃ったんですってね。J1というのは怖いところです。うちの選手たちもああいうシュートを撃てるようにならないと太刀打ちできないところだということですよね。まだまだがんばらなきゃね。まずは枠に入れるところからですもんね、うちの場合(涙)。
- 同点にされてからもそれなりにがんばっていたのですが、なんとか勝ち越しゴールを奪ってジャイアントキリングをやっちゃおうという気構えも感じたことは感じたのですが、でも次第にじわりじわりと名古屋の圧力が優ってきた感じになってきました。
- でも勝ち越し点のチャンスがなかったわけじゃないんです。名古屋に押され気味だった時間帯に、髙原のゴールキックが1本で相手最終ラインの裏をつき、そこへうっちーが抜け出るというビッグチャンスになりました。ちょうど、高円宮杯(U-18)準々決勝浦和レッズユース戦で翔太が抜け出て後半43分のPK得点に至ったのと同じ形です。GKはシュートされる前にボールを拾い上げようと前に出てくるし、うっちーはたぶんループシュートで決めたいイメージだったんじゃないかな。でもシュートはGKにあたってしまい、うっちーはそこで動きを止めてしまいました。でもGKに当たったボールはこぼれてきたのよ。こぼれるかもしれないことまで予測して貪欲に詰めていれば難なく押し込めただろうなというボールとGKの位置だったので、あれはほんと惜しいというか残念でした。「そこ、翔太だったら行ってたよなー。」とか(ユースびいき故)に思ったりして。
- そしてそういうチャンスを逃すと次にピンチがやってくるのでした。を絵に描いたように、その直後にピンチになり、逆転ゴールを決められてしまいました。その後双方スコアが動かないまま1-2で試合終了です。
- 全体として見ると、こう言っちゃ身も蓋もないけど、やはり地力の差を感じさせられました。よくやったしがんばってたと思うけど。ピクシーが言う「典型的なJ2のチーム」(=地力ではJ1チームに分があり、最後にはJ1チームが勝つ)というのはこういうことなんだと思います。悔しいけど、地力をつけていくしかないですね。
試合終了 お疲れさまでした。 サポのところに挨拶に来る選手たち せっかくの純貴と直樹の2ショットのあたりがぼんやりぼやけていますね。 レンズに水滴がついているのか曇っているのか、濡れたせいでオートフォーカスがうまく機能しなくなっているのか。 大雨のせいです。 ジャイアントキリングは成りませんでしたけど、選手たちのがんばりと気持ちは伝わってきたし、健闘したね、ってことで、サポは拍手モードでした。 お疲れさま~。今度はリーグ戦でがんばろうね~。
びしょ濡れのままでとりあえずカッパは脱いで、そのまま名古屋駅に向かいます。 味噌煮込みうどんを食べてから帰ろうかなと思ったのですが、名古屋駅の地下街に味噌煮込みうどんの有名店があったはずなのですが、どこにあるんだったか思い出せず、手近な駅コンコースの中のお店できしめんにすることにしました。 というわけで、味噌きしめん+天むすのセットです。 ごちそうさまでした。
posted by あきっく |23:56 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(0) | トラックバック(0)
関連コンテンツ
スポンサーリンク